公開日:2016年9月20日

少数精鋭のEC事業者が気をつけるべき 業務効率化の落とし穴

みなさまこんにちは。株式会社いつも.のコンサルタントです。今回はバックヤード業務の効率化に関する意外な落とし穴についてご紹介しましょう。

ECで売上を上げていくために必要な戦略として、

  • バックヤード業務を効率化して
  • 物流スピードを上げ
  • 十分な顧客対応を行う

ことで競合との差別化を行うことは、売上を上げていく上で重要なポイントになります。しかし、EC業界では顧客の目に見えるサイトデザインやカート・決済など、フロント部分を元に進化を遂げ、切磋琢磨が行われてきました。

そのため、あまり情報が多くないバックヤードの整理を行うことで競合に一歩差をつけ、顧客を引き寄せることはそのまま売上にも直結します。そんなバックヤード業務においては、可能な限り無駄を省き、力を入れるべき所に人的リソースをかけられる状態にすることが重要です。

効率化を実現するはずの基幹システムも、少数精鋭のEC事業者にとっては非効率になる場合も

これまでも、バックヤード業務を効率化するには避けて通れない障壁がありました。例えば「複雑な処理を必要とするエクセルで作成された業務処理システム」など、担当者以外の人間が使いこなせないために、どうしても時間的な制約を受け、すぐにシステムに反映されず全体に影響を及ぼしてしまうなど、努力だけではどうしても限界が出てしまう部分がありました。

これまでは、こういった問題を解決するために基幹システムを導入することが最も最適とされてきたのですが、最近では常に流通や市場の在り方が変化するため、システム導入のタイミングを間違えると自由度や柔軟性を無くしてしまい、逆に基幹システムが全体の効率を悪化させてしまうこともあるのです。

基幹システムと、担当者が対応することのメリット・デメリット
基幹システムと、担当者が対応することのメリット・デメリット

大規模なチームを組み、システム部門が充実していれば問題なく回すことができるかもしれませんが、少数精鋭の場合、基幹システムのメンテナンスに日々の業務を圧迫され顧客対応をしている暇が無くなるなど、歪みが生じてしまうのです。

むしろ、マーケットインで自動的に機能が拡張されていくASPを利用し、カート・受注管理・在庫管理・顧客管理システムを理解した上で、正確に連携させる方が少数精鋭のEC事業者にとっては最適なシステム運用であると言えるのです。

今や無料で公開されはじめたAPIと連携して伝票処理や決済、請求など売上に直結しない業務を省き、業務効率化を行うことも当たり前となってきています。次々と変化する時代の流れに取り残されないように、数年先を見据えた計画とそれを柔軟に変化させることのできる対応力が顧客満足度を向上させ、引いては選ばれるEC事業者として求められているのです。

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いつも. マーケティングチーム
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