1日の売上4億円以上も!大規模な市場を誇る中国越境ECのこれから

1日の売上4億円以上も!大規模な市場を誇る中国越境ECのこれから

みなさまこんにちは。株式会社いつも.で主にオムニチャネル・越境ECのコンサルティング活動を行っている立川と申します。私からはいま非常にお問合せが増えている中国を中心とした越境ECについて、海外市場を見据えている皆様にご紹介します。
中国の富裕層を中心とした訪日・爆買いが話題になり、2015年の中国におけるEC市場は推定80兆円と米国を抜いて世界1位の市場にまで成長しました。弊社がEC事業をサポートしている日本の大手家電量販店では昨年の11月11日には1日の越境ECの売上が4億円以上にのぼるなど、桁違いの市場規模となっています。
そんな中国への越境ECですが、「天猫国際」(Tモールグローバル)・「JD Worldwide」(日本館)という、現地法人を必要としないモールの形態が現れ、すでにイオン・楽天・健康コーポレーション・サンプル百貨店など日本の大手企業も数多く出店に踏み切り、更にお問合せが急増しているという状況です。
また、訪日インバウンドの市場統計が整理されはじめてきたため、より戦略的にマーケティングを行うこともできるようになってきました。中国も政府として越境EC用に特別区を用意するなど力を入れていることが伺え、中国経済の成長が鈍化する中でも中国への越境ECに対して様々な追い風も吹いてきています。(EC用特別区に関してはまた後日、本サイトでもご紹介します。)

今回ご紹介するのは、今後この大規模な市場を持つ中国ECの動きの中から、現在注目されている事業提携のお話をご紹介します。

 

京東集団(ジンドン)とWechatの事業提携

中国の2大モール(天猫・京東集団)は、推定80兆円の市場規模のなか、その80%の売上を集め、中国国内でも大きな信頼を集めています。そんなモールの一つである京東集団(ジンドン)がWechat(微信ウェイシン:日本におけるLINEのようなソーシャルアプリ)と事業提携を行いました。決済機能も持ち、ほとんどの中国人が利用しているこのWechatとの提携は、日本企業の越境ECにとって、とても大きな意味を持つことになるでしょう。
訪日客の爆買いも少しピークの頃に比べると落ち着きを取り戻してきました。中国の富裕層がわざわざ日本に来て大量に商品を購入するより、日本で試して良かった商品や友人から教えてもらった商品を本国のECで購入しようとする購入意識の変化もあり、ますます越境ECにとっては追い風となるのですが、ここで一つ問題があります。各社が言語対応した自社のECサイトを用意して、この魅力的な市場でリピート客の獲得を目指しているのですが、思ったように上手くいっていない傾向にあるのです。スマホでのEC利用率が高い中国では、ECを利用する際に検索サイトに行くことは少なく、スマホ上の天猫・JDといったいつも利用するアプリを開き、そこで購入を検討するためです。いくらわかりやすいサイトを用意してSEOを行っても、買い物客はそこに辿り着いてもらうことができないのです。
そこで日本のLINEの10倍以上の6億人の中国人が利用しているWechatとモールとして大きな信頼を集めて、Wechatと連携強化により流入が急拡大しているJD活用への期待が高まっています。日本企業が訪日客のリピート購入を増やす意味でもJDに出店するメリットが大きくなるという訳です。多くの中国消費者は良かった商品をWechatなどで紹介してくれますし、信頼のできる人からの情報はあっと言う間に大きな波となることもあります。越境ECを行う上で現地法人を必要としない「JD Worldwide」(日本館)活用は今後大きなキーワードとなるかもしれません。注目し続けていただければと思います。

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