公開日:2016年11月29日

オムニチャネル時代に自社ECを立ち上げるメリット

みなさんこんにちは。いつも.のECコンサルタントです。今回は、オムニチャネル時代を背景に弊社クライアントからも多くの相談が集まっている自社ECの立ち上げについて、そのメリットをご紹介しましょう。

大手モールを活用するとモール側で莫大な予算をかけて積極的な集客をしてくれたり、莫大な取引データから最新のシステムを駆使した改善を行い続けてくれるなど、ECで売上を上げる上で多くのメリットがあります。そんな中、初期投資と労力をかけてでも自社ECを立ち上げようとする企業が増えており、弊社にも自社EC立ち上げの相談件数が急増しているのです。そこにはどんなメリットが隠されているのでしょう。

まずモールとの大きな違いの一つとしてメールアドレスが取得できる点が挙げられます。メーカーや大手など、大資本のEC参入による広告費の高騰から、これまでのように低予算で新規客を獲得し続けるという戦略をとることが困難な状況になってきました。そこで自社内でブランディングを行い、続けて購入してくれるファン顧客を獲得しようという機運が高まっているのです。しかし、モールではメール獲得ができないため、顧客を獲得するためのブランディングを行う事が難しいと判断し、自社ECを立ち上げる企業が増えているのです。

そのため、自社サイトでは商品を買ってもらうことよりも、自社のファンになってもらうことを重要視しています。セール情報やクーポンなど「お得感」を作って集客するのではなく、企業のコンセプトや取り組みなどの情報発信を丁寧に行うことで、自社ブランドイメージを向上させることを重視しているのです。

また自社ECの大きなメリットとして顧客とのコミュニケーションが非常に近くなる点も挙げられます。自社ECで直接販売しているとお客様の声が直接届くだけでなく、企業側からもアクションを起こすことができるため、より充実したサービスを提供するためのアンケートや商品そのものについての要望など、今後の企業戦略や商品開発にダイレクトに活かすことのできる貴重な情報が取れることも非常に大きなメリットとなります。このような顧客との双方向のコミュニケーションを取るためにも、自社ECでは顧客側が扱いに慣れているLINEやInstagramなどのツールを活用して、ストレスなくコミュニケーションを図れるようにできることも魅力です。

オムニチャネル時代を生き抜くには、モールを含めたECや実店舗など多くのチャネルから顧客が買い求めやすい方法で自社ブランドを選んで頂くという視点が何よりも重要になってきます。そのため自社ECをうまく活用して顧客とのコミュニケーションを図り、求められているニーズをしっかりと拾い上げる仕組みを形成しておくことはこれから非常に重要な戦略となってくるでしょう。

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