京東有料会員数が1000万突破 ~成長の速さに注目~

京東有料会員数が1000万突破 ~成長の速さに注目~

PLUS会員
9月6日に、中国EC大手の京東集団(JD.com)が「京東PLUS会員価値系統研究報告」(略:会員報告)を発表しました。当報告によると、京東の有料会員プログラム「京東PLUS」会員数は中国本土のみ(香港・マカオ・台湾地区を除く)1000万人を突破したことが分かりました。

先日EC業界でざわついていたAmazonプライム会員数1億突破報道によると、Amazonプライム会員は2005年から運用開始し、12年かけて世界で1億人突破。一方、京東PLUS会員システムが始まったのは2016年1月で、2年間で1000万突破し注目すべきスピードとも言えるでしょう。

会員報告は京東有料PLUS会員の属性について分析

会員地域

一番会員数を持っている地域TOP5は広東省、北京、江蘇省、上海と浙江省といった豊かな東部沿岸地域で、依然として中国国内の消費力をリードしています。都市単位でいうと、TOP10は北京、上海、広州、深センといったスーパー大都市以外にも、成都、蘇州、天津、武漢、杭州、重慶といった中国有名都市もランクインしています。

东部地区

会員性質

約6割(65%)が35歳以下で、約9割(89%)が高学歴出身という。買い物頻度も平均購入金額も通常消費者より高い、約98%のPLUS会員は高い忠誠度を示しています。

ショッピング行為以外にも、良質商品をシェアしたり、オンライン上で意見フィードバックしたりするなど自発発信も積極的に行っているという。


「京東PLUS」は2016年開始以来順調に会員数を伸ばし、成長率は年間700%を越え、継続顧客は8割近くという。

高成長・高消費・高忠誠度と認定された京東有料PLUS会員は、JDポイント10倍バック、割引券、動画サイトVIP会員権や商品交換返品無料引取りなど約10個お得サービス受けられますが、メインは価格や送料を中心に優遇されます。

JDはAmazonが行う販売モデルのセラーとベンダーのような2種類の販売形態があります。数多くのベンダー商品に対し、JD自体は価格調整できるのでPLUS会員向けにお得価格を設定できます。

また、JDは自社物流を依頼しPLUS会員向けに送料優遇も提供できます。これらサービスは、京東PLUS会員より一目置かれたのではないかと思われます。

EC全体でトラフィックの伸びが鈍くなっている背景に、ユーザー価値を深堀りしてプラットフォーム側の実績を伸ばすというのが今後各プラットフォームが重視するところになるでしょう。

京東PLUS会員は1000万突破しましたが、JDの3億年間アクティブユーザー数と比べると、浸透率はわずか5%、まだまだ大きなポテンシャルが潜んでいるのではないかと見込まれています。

既存有料会員及び潜在有料会員は、JD今後の更なる発展にとって強力な駆動力となっていくでしょう。

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