公開日:2019年3月28日

【EC初心者向け】ECサイトの種類と消費者トレンドの変化についてざっくり解説

前回の記事では、日本国内のEC市場規模について勉強したね。
はい!ECが小売企業にとって絶対に外せないということがよくわかりました!
では、そんなECで消費者が実際にどんなサイトを利用して買い物しているかわかるかな?
う~ん、Amazonとか楽天とかでしょうか?私はZOZOTOWNもよく使いますけど。
おっ!さすがだね!
実はAmazonや楽天といったECモール以外にもECサイトは数多く存在しているんだ。今回はそんな国内ECサイトの種類とそれぞれの規模についてもう少し詳しく見ていこう。

EC市場はたった2種類!ECモールと自社ECについて

まず、消費者が購入するECサイトは大きく分けると2種類になる。ひとつ目は「楽天市場」、「Amazon」といった「ECプラットフォーム」。もうひとつは、プラットフォームには出店せず自分たちでサイトを運営する「自社EC」だ。おおよその比率として、ECプラットフォーム系の市場規模は全体の約70%、自社ECサイト系が約30%と言われている。

(売上は、いつも.推計)

この図は、国内における大手ECサイトの流通総額(通販サイトを通じて商品を販売した合計金額)を示している。最大手であるAmazonは約4兆円、そして楽天市場の流通総額は約3.5兆円規模まで拡大していて、この2社だけでEC市場全体の5割以上を占めているんだ。

 

楽天市場とAmazonのシェアはこんなにも大きいんですね!2社だけで、すべての自社ECサイトと同じくらいの規模というのは驚きです!
そうだね!でも近年では新しいマーケットも勢いづいてきているんだ。

楽天・Amazonだけじゃない!急成長を続ける新興マーケット

楽天市場とAmazon以外の主要プレーヤーとしては、「Yahoo!ショッピング」や「LOHACO」を運営しているYahoo!グループの流通総額が約1兆3000億円、ファッション専門モール「ZOZOTOWN」が約4,000億円を占めている。
さらにauPAYマーケット約1,700億円、Qoo10約2,000億円と新たな勢力も拡大を続けている。

 

確かに、そういえば電車の中とか寝る前とか、ついついメルカリやZOZOTOWNをチェックしちゃうんですよね。
いい着眼点だね!電車で移動中や寝る前のちょっとした時間でチェックするときは何を使ってチェックしている?
そりゃぁ・・・、スマホのアプリとかでしょうか。
そうだよね!実はスマートフォンの利用率もEC市場に大きな影響を与えているんだ!

スマホ利用が65%超え!ECの利用デバイスの変化について

消費者がインターネットで買い物をする際に使うデバイスについても確認してみよう。近年はスマホで買い物をする消費者が急増していて、大手ECモールの流通総額の約65%がスマホ経由の注文なんだ。自社ECサイトについても、おそらく4割前後がスマホからの注文だと言われている。

これからはモバイル決済の利用もどんどん活発になっていくと見られているし、スマホが普及して気軽にスマホ上でお買い物をする人が増えれば、さらにECが活発になるとも言われているんだ。

 

確かに!一度モールに登録してお買い物すると、2回目以降は簡単にお買い物できちゃうから・・・ちょっとした隙間時間にも、ついついお買い物しちゃうんですよね。
そうだね。まさにそんな消費者のトレンドがEC攻略のキーポイントになっているんだ。最後に気になる利用者の消費行動のトレンドについても見ていこう!

多店舗展開がカギ!EC利用者の消費者トレンドについて

以前は検索エンジンを使って自社ECサイトや楽天市場、Amazonなんかを行ったり来たりしながら買い物をする消費者が多かった。でも、最近は特定の好みのECサイトで継続的に買い物をする傾向が強まっているんだ。つまり、楽天市場とAmazonでは客層が重複しにくくなっているということ。こうしたトレンドを踏まえると、複数のECモールに出店する「多店舗展開」が重要になっていることが近年のEC業界の特徴と言えるね。

 

先輩のワンポイントアドバイス

ECは「スマホ化」していると同時に、「内向き化」が進んでいる。こうした現状を考えると、どれだけ多くの固定客をつかめるかが、ECで勝ち抜いていくためのカギになると言えるかもしれないね。

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