アメリカの“ソーシャル”活用4つのポイント

アメリカの“ソーシャル”活用4つのポイント

完成品だけでなく調理する“過程”を見せる

一方、SEPHORAという化粧品メーカーでは、ネット上の掲示板をうまく使っています。毎週金曜日にManiさんという人が自分のネイルを披露します。すると、それに反応してユーザーが自分たちのネイルを見せ、場が盛り上がるのです。これはFBのようなオープンで“大きな”メディアではなく、“小さな”場としての掲示板だからこそ成り立っているケースと言えるでしょう。つまりFBでは単に自分の趣味嗜好をダイレクトにアップすれば良いというわけではないということです。場を選ぶのがやはり重要になります。

では、最後にアイスクリームを販売しているJeni’sの事例です。Jeni’s は卸・直営店・オンラインショップを展開していますが、ソーシャルメディア活用においては「タンブラー」をうまく使っています。タンブラーは個人がブログのように自由に画像やテキストを投稿しSNSのように誰かとつながることができるツールです。Jeni’sのタンブラー活用法で特徴的なのは、作っている過程をアップしている点です。もちろん完成した商品も掲載していますが、こればかりですと、単なる宣伝っぽくなってしまい、ユーザーに共感・共有されにくいという問題があります。このあたりは個人が食べ物の画像をアップする場合とは見る側の受け取り方が微妙に異なってきます。そこでJeni’sではアイスクリームを制作している過程をタンブラーで画像や動画で発信することで、自分たちが作り出している“味”に“物語性”を付加しているわけです。

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Jeni’sでは「タンブラー」で調理している“過程”を発信

 

ソーシャルを活用する4つのポイント

これまでの事例を踏まえ、最後のソーシャルの“成功ポイント”をまとめてみます。

1つ目は「顧客は暇つぶし、エンターテイメントを求めている」。これは先述したスマホの利用理由と重なります。

2つ目が「店舗で発信する情報と顧客が発信する情報のどちらも重要」。つまり自社が出す情報だけでなく、顧客がその情報を紹介しやすくすることが大事です。そのためにはハッシュタグなどをうまく使うことも効果的でしょう。

3つ目としては「影響力のある人に積極的にアプローチ」。今“インフルエンサー”と呼ばれるクチコミの拡散力を持っている人たちがどんどん専門性を高めています。ですからより早く自社の商材に合った専門家を見つけて商品を紹介することが求められます。

4つ目は「共有したい場を作ることが重要」。つまり、ユーザー同士がその情報を共有したくなるよう情報を発信していくべきです。仮にFBでユーザーの反応が悪くても、ブログなどの別の場所ではうまくいくこともあります。そこは諦めずに盛り上がる場所を作ってください。

以上がソーシャルの成功ポイントになります。今回ご紹介した事例などを参考にうまくソーシャルメディアを使いこなしてもらい、事業の拡大につなげていただければと思います。

 

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