米国ECの2桁成長と米国アマゾンの隆盛に見る日本のEC近未来予測

米国ECの2桁成長と米国アマゾンの隆盛に見る日本のEC近未来予測

みなさまこんにちは。株式会社いつも.コンサルタントです。当社が日本独占公式パートナーを務める世界最大規模のEコマースに関するカンファレンス&展示会IRCE(Internet Retailer Conference&Exhibition) 2016に参加してきた中から、私たちが特に注目した今後日本で重要となってくるであろう最新情報をご紹介していきましょう。

今回IRCE2016で最初に取り上げられたのが米国ECの市場成長ですが、中でも弊社が特記したい3つの項目をまとめてご紹介しましょう。これらのデータを現在の自社の状況と照らしあわせて考える事で、今後日本のEC市場で自社がどのように立ちまわるべきなのかの指標がおぼろげに見えてくると思います。

米国ECの市場成長とアマゾンの隆盛
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(出所:Internet Retailer)

2015年、米国のEC市場規模は約36兆円で、ECの成長率は2014年15.4%2015年14.6%と15%程度の成長を続けています。米国の小売全体の成長率が3.6%、日本の昨年のEC成長率が約10%程度であることから見ても、高水準で安定成長していることが伺えます。これは、3年先を行く米国の市場を見れば、日本もまだまだ伸びしろが残っていると言えるでしょう。

成長著しい売上TOP200位~400位の存在

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(出所:Internet Retailer)

EC売上トップ500の内、上位100位が米国EC市場シェアの86%を占めており、市場を牽引しています。そんな上位企業で目立つのが、スポーツブランドのアンダーアーマーのように「ブランドを持ったメーカー系企業」の成長率が高いことです。

さらに注目のデータとして、上位200位~400位の伸び率を見ると、上位100の企業の伸び率を超えています。これは統計を出してから初めての事で、そこを牽引しているのが、『ソーシャルも最大活用しながら、自社ECサイトでカテゴリを絞り独自性の高い企業』が急成長しているというのです。これは、現在の日本EC市場において大きなヒントとなるのではないでしょうか。

米国EC市場に占めるアマゾンの比率が33%と続伸
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(出所:Internet Retailer)

2013年の26%と比べても、その存在感を急速に増しています。米国アマゾンの年間商流は約12兆円に達しており、日本国内の2015年BtoC-EC市場規模12.8兆円をほぼ米国アマゾン1社で売っているという衝撃的な数字も取り上げられています。

いかがでしょうか。大きく3つの特徴的な数字をご紹介しましたが、この中から日本のECの近未来を予測するとしたら、「オムニチャネル戦略」やアンダーアーマーのような「メーカーのダイレクト販売」を進めている企業が市場の上位を牽引。そこに、日本では楽天・アマゾンを中心としたモールの存在感が急速に高まることは確実と言えるでしょう。そのモールをどのように活用するかが重点テーマとなることでしょう。以上の動向から、オムニチャネルの準備を終え、これから売上の刈り取りを行う大手企業と、アマゾンを始めとしたモールがEC市場拡大を牽引する中で、米国のEC売上TOP200位~400位のように、中堅企業が自社ECサイトを中心に、独自のビジネスモデルとソーシャル活用等の新しい集客手法を確立した企業が急成長を果たす。そんな未来が近付いていると見ています。

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株式会社いつも. 立川

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