皆さんタイと言えばどういうイメージを持たれるでしょうか?

ビーチ?タイマッサージ?それとも仏像でしょうか?

実際にタイの中で生活していると、観光地としてではなく「ASEANの中の先進国」として成長していくタイを感じることができます。

この記事ではプーケット在住の筆者が「タイで今流行っているもの」というテーマで10個の物事をご紹介します。

 

タイ版フードデリバリー「Food Panda」

日本で最近急激に広がっている「Uber Eats」ですが、似たようなフードデリバリーの仕組みとしてタイで流行しているのが「Food Panda」です。

パンダマークのフードボックスを背負ったバイクが、加盟しているあらゆる飲食店からのフードをデリバリーしてくれるサービスです。

日本では飲食店からのテイクアウトについては「テイクアウト可」とわざわざ記載があるほどなので、一般的とは言い難いです。

一方でタイのレストランのほとんどはテイクアウトが可能です。

タイでは元々レストランの食事を自宅で食べることが珍しくありません。

日本でもウーバーイーツは近年比較的受け入れられていますが、タイではこういったフードデリバリーのサービスがより浸透しやすい土壌があると言えます。

 

健康意識の高まりで人気!フィットネスジム

タイでは最近健康意識が高まり、24時間オープンのフィットネスジムも増えてきています。

東南アジアの中で比較的早期から経済発展が進んでいたタイですが、近年社会問題となりつつあるのが国民の健康の問題です。

国民の3割がBMI25以上の過体重。さらに国民の1割がBMIの30以上の肥満、というASEAN諸国の中でも屈指の肥満大国となっています。

背景には、タイ料理全般が高カロリーであること、少しの距離の移動にもバイクや車を使うのが主流のため、絶対的に運動量が少ないことなどが挙げられます。

所得の増加に伴い食生活が豊かになる一方で自動車の保有率も上昇しています。

摂取カロリーの増加と消化カロリーの減少が、国民の「肥満化」を進行させているのがタイの現状なのです。

今後、ダイエット、フィットネスへの需要は高まることが見込まれます。

 

現地の人向けにリーズナブルに提供される「やよい軒」

タイは、外資を排除して発展してきたため、近年入ってきた外資系のレストランはどうしても高額になりがちです。

そんな中でもローカルに根を張りながら市民権を得ているのが日本でもおなじみの「やよい軒」です。

シンガポールなどに進出しているやよい軒は日本のクオリティを再現したものを日本以上の価格で提供していますが(現地の日本人ターゲット)。

一方、タイのやよい軒はメニューを現地向けに再選定しながら比較的リーズナブルな価格で提供しています(ラーメンのような、日本のやよい軒には存在しないメニューも多数)。

ジャンルとしては「Teishoku(定食)」をうたっていますが、どちらかというと日本料理を中心とした少し高級なファミリーレストランのような位置づけです。

休日のお昼どきにはタイ人の家族を中心ににぎわっています。

 

タイに130店舗展開中!大人気の「8番らーめん」

一風堂など、日本の繁盛店のタイ進出も盛んになってきていますが、1989年に1号店を営業開始後、長くローカルで親しまれているラーメン店が「8番らーめん」です。

8番ラーメンは金沢に本店を持つ日系の企業です。

日本でも北陸を中心に約120店舗を出店していますがタイにはなんと約130店舗あります。バンコクを中心にタイ全土に店舗を構えています。

国内よりも海外での規模拡大が目立つ珍しい事例です(その他ベトナムと台湾に複数店舗)。

価格がローカライズされており、現地の物価水準でも十分に日常食として楽しめる価格帯であることに加え、「タイ限定」の鴨を使ったオリジナルメニューもあります。

早期にタイに進出し、成功を収めた事例としても取り上げられているケースが複数見かけられます。

 

バーガーキング、マクドナルドのローカルメニュー

全世界のどこに行っても見かけないことはないというくらい、世界的に成功しているファストフードチェーンといえば「マクドナルド」や「バーガーキング」ですよね。

ご多分に漏れずタイでも比較的栄えているエリアでは頻繁に見かけるのですが、一部の店舗ではハンバーガーチェーンでありながら米を食べることができます(タイの主食は米です)。

フライドチキンなど、店舗では揚げるだけの簡易な調理をしたものを従来のようにバンズで挟んだり、単品メニューにするのではなく、米とそれに良く合うオリジナルでの調理とともに提供しています。

筆者もそれぞれのメニューを実食しましたが、タイならではという味付けで感銘を受けました。

価格帯が比較的強気のため、どちらかというと「タイのオリジナルメニューを食べたい」という外国人の需要が多そうですが、世界的チェーンの大胆なローカライズ化の事例として要注目です。

 

富裕層に人気の「ピックアップトラック」

経済発展、生活水準の向上とともに首都バンコクの渋滞は世界的に知られる社会問題とすらなっています。

そんな車社会となりつつあるタイですが、近年流行っているのはセダンよりも後ろが荷台になっている「ピックアップトラック」タイプの車です。

運転席、助手席+荷台といったパターンもありますが、ポピュラーなのは後部座席が1列ありその後ろが荷台となっているタイプです。

利便性ももちろんのことながら、タイ人の間ではピックアップトラックが「ファッショナブル」なアイテムとして、比較的裕福な層を中心に流行しているようです。

なお、本来の使い方である「物を運ぶ」ことに加えて、荷台に大量に人を乗せて運んでいることもしばしばあります。

日本では軽トラックの荷台などに人を乗せるのは交通違反ですが、タイでは取り締まりは緩いようです。

 

タイ=サンダルは古い?おしゃれな人に人気の「革靴」

タイは「乾季」「雨季」の区分はあれど常夏の国です。プライベートではビーチサンダルやシャワーサンダルが履くのが一般的です。

しかし、経済発展でファッションに興味を示す人が増えた影響か、海外文化が経済発展とは少し差を置いて出てきた影響か、近年流行っているのが「革靴」です。

プライベートにおいても革靴を履くのがお洒落のトレンドとなっているようです。

大型の量販店などでも比較的安価な合成皮の靴が並んでいるほか、アパレルショップの中でも革靴がズラリと並べられている店舗もしばしば見かけます。

しっかりと全身キマっているお洒落さんもいれば、ビーチサンダルを靴に履き替えただけのちょっとチグハグなファッションの方も。

いかにも「流行の過渡期」といったところです。

 

タイで最も勢いのある大型商業施設「セントラル」

東南アジア諸国の中心地や観光地に行くと定番なのが、日本では見られないような超大型のショッピングモールの存在です。

中でも今タイで最も勢いのある大型の商業施設を運営しているのが「セントラル・グループ」です。

伊勢丹も入居するバンコクの「セントラルワールド」はタイ国内でも最大の商業施設です。

パタヤ、プーケット、サムイ島など人気の観光地に続々と進出しており、プーケットには現在、3つ目となる大型施設の建設が進んでいる最中です。

長期バカンスの旅行者、退職後移住の移住など外国人も当然ターゲットとしていながら、最近では現地の富裕層が日常的に利用するだけでなく、中流層でも、「たまの贅沢」として施設で食事や買い物を楽しんでいる様子が見られます。

経済成長率で言えば安定期に入っているタイですが、国民の生活水準や消費意欲は依然として上がり続けているようです。

 

ノマドワーカーが集うお洒落カフェ・コワーキングスペース

日本ではフリーランスの移住先としてよく取り上げられるタイですが、実は日本だけでなく世界各国からフリーランスが集まっています。

物価の安さ、生活の便利さ、治安の良さなど総合的な暮らし安さが高いためと考察できます。またコワーキングスペースや、電源・Wi-Fi環境完備のカフェなどノマドワーカーにとって好ましい環境も整っています。

元々、タイ人はお洒落な場所や物を好む傾向があり、ローカルでもお洒落な場所であふれています。

生活水準の向上や生活スタイルの欧米化に伴って、お洒落なカフェがたくさんできていることが予測されます。

スターバックスなどの外資系はもちろんのことローカルでもお洒落なチェーン店が展開しており、ノマドワーカーにとっては嬉しい環境が広がっています。

 

タイ人は綺麗好きで清潔!棚一面のデオドラント製品

日本でもドラッグストアにはデオドラント製品が並んでいますが、タイの大型スーパーには棚一面にデオドラント製品が並ぶくらいに需要が高い模様です。

もちろん、気温が年中高く汗をかきやすいといった前提がありますが、タイ人は国民性として綺麗好き・清潔好きな特性があるようです。

1日にシャワーを2回浴びることが望ましいと考えている人も増えてきているようです。

生活水準の向上とともに、お洒落、身嗜みに対して意識が向けられるようになり、そこに気候的な条件も相まってこういった製品の需要が高まっていることが推測できます。

元々タイで身体を洗うというとシャワーが主流ですが、大型の家電量販店に行くとバスタブが扱われており、趣向や生活スタイルの変化が垣間見えます。

この記事を書いた人

マエダユウタ/ タイライター
マエダユウタ/ タイライターいつも.ASEANトレンド情報部
大手企業の法人営業マンを退職し未経験からライターの世界へ。
半年で海外に移住しひたすら面白いことを求め世界を飛び回り発信する。