アジアの中でも断トツの親日国として知られているのが台湾です。

最近は半導体など精密機器の製造拠点などとしても知られるようになりました。

そのような台湾では何が流行っているのでしょうか?

今回は台北在住の筆者が、現地より台湾のトレンドについてお伝えします。

この記事では「台湾で今流行っているもの」というテーマで10個の物事をご紹介します。

 

フルーツティーが大人気!ドリンクスタンド

台湾のドリンクスタンド

台湾では街の至る所にドリンクスタンドがあります。ドリンクスタンドとはシェーカーでドリンクをつくり販売しているテイクアウトのお店のことです。

台湾は外食文化で、飲食店はレストランだけでなく、食堂や屋台などの小規模レストランも多くあります。そして主婦から小さな子供まで外で食事を済ませることが多いです。

小規模レストランでは基本的に飲み物はないので、レストランの横などにドリンクスタンドがあるとたちまち人気になります。

財務部の統計によると、2017年のドリンクスタンドの店舗数は台湾全土で17,197店あり、店舗数も年々増加中です。飲料店は直近6年の売り上げは右肩上がりで、飲食店(レストランや小規模レストラン)の売り上げを上回っています。

現在、タピオカブームが日本で巻き起こっていますが、本場の台湾で最も人気があるのはフルーツティーです。

暑い時期が長い台湾では、糖度の高い果物がよく育ちます。そんなフルーツを使用したお茶は男女問わず人気があるのです。

オフィスワーカーの男性もティーショップに並んでいる姿をよく目にします。

出典:経済部 統計処「卸売、小売および飲食業の売上統計」

 

環境に配慮する若者が急増中!マイストロー

マイストロー

マイストロー②

台湾では「マイストロー」が人気を高めています。どうして「マイストロー」が今ブームなのでしょう?その背景には政府の環境に対する対策が関連しています。

冒頭でご紹介した通り、台湾ではドリンクスタンド(飲み物だけを販売しているテイクアウトの店)が街の至る所にあります。

ドリンクスタンドが人気になる一方で、プラスチックのごみは増え続けています。

台湾政府は2002年からプラスチック製品の規制を始め、2030年までにはプラスチック使用の全面に禁止することを目標にしています。

2019年7月より、百貨店や、ショッピングセンター、ファストフードチェーン店など店内飲食でのプラスチックストローの提供が禁止されました。

そこで徐々に人気を出しているのが「マイストロー」です。

アルミやステンレス、ガラス、竹などの繰り返して使える素材のストローが登場しています。

お洒落なデザインで若者を中心に人気が広がっているというわけです。

出典:産経ニュース

 

スポーツ好きの台湾人から支持されるDECATHLON(デカトロン)【スポーツ用品店】

デカトロンのロゴ
画像:公式Facebookより

 

 

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スポーツ好きな台湾人にとって、老若男女問わず動きやすい服装が人気です。

特に人気なのは、スポーツウェアショップのDECATHLON(デカトロン)です。1976年にフランスで設立され2019年4月現在で54ヵ国に1500以上の店舗を持つ、世界最大のスポーツ用品店です。

このお店の人気の秘訣は、広い店内と品揃えの良さ、価格が安く、機能性の高さなどです。スポーツ好きの台湾人に大人気のブランドです。

台湾全土に13店舗展開しており、60項目のスポーツ用品が約3万5千種類も販売されています。

店内には、小さなバスケットボールコートや、自転車やローラースケートなど実際に体験できるスペースがあり、購入前に使用感を体感できるのも人気の理由の一つです。

キャンプグッツやハイキンググッツの品揃えも良く、店内にテントも広げられているなどどんなアウトドアグッツも購入することが出来ます。

週末には広い店内が人で溢れ、その人気度が伺えます。

出典:DECATHLON

 

台湾は日本に続く世界第4位のマラソン大国

台湾のマラソン大会の様子①

台湾のマラソン大会の様子②

運動好きの台湾人にとって、マラソンは人気のスポーツの1つです。

台湾人は運動を好む人が多く、特に中高年の方は運動熱心です。夜になると多くの人が公園に集まり、公園の運動器具を利用している高齢者の方や、ウォーキングやジョギングをしている人を見つけることができます。

また、公園にはたいていバスケットコートが設備されており、バスケットボールをしている若者など、かなり多くの人が体を動かしています。

学校の運動場も夜は一般公開さてれおり、多くの人が集まる場所の一つです。

そんな運動好きが多い台湾ではマラソン大会が人気です。マラソン大会はかなり頻繁に行われており、日本に続いて世界第4位のマラソン大国となっています。

台湾で行われるマラソン大会には特徴がいくつかあります。

まずは参加グッズが充実しています。参加費以上に使い勝手が良いグッズがもらえます。

また大きな大会になれば、荷物を預けられる場所があり貴重品の管理が安心してできます。

またビールの提供もあるようで、楽しみながら走ることができ、参加しやすいのも人気の秘訣なのでしょう。

毎年12月に行われる台北マラソン大会は12万人が参加し、国外からも注目が集まっています。

 

日本のアニメやキャラクターは大人気(すみっコぐらし/吾輩は猫です。)

すみっコぐらし

台湾でも日本のアニメや漫画の人気は高く、台湾文化に大きく根付いていると言えます。

中には日本よりも台湾での人気が高く感じる物もあります。

それは「キャラクター」です。

「ハローキティ」や「ぐでたま」など日本を代表するキャラクターは沢山ありますが、台湾では男女問わず若者を中心に「キャラクター」の人気が非常に高いです。

文房具や、洋服、鞄につけるキーホルダーなど身に着けており、街中でも看板などあらゆる場所で「キャラクター」を目にします。

特に最近人気があるキャラクターは、サンエックスのキャラクターである「すみっコぐらし」です。

2012年に日本人の「隅っこが好き」という気持ちをテーマに作られたキャラクターで、小中学生を中心に非常に人気が高いキャラクターです。

また、鳥取県で生まれた猫のキャラクターである「吾輩は猫です。」も人気が高まってきています。

通信アプリ「LINE(ライン)」のスタンプが150万ダウンロードされ、イベントやグッズが販売されるなど、日本よりもかなり注目を集めています。

出典:産経ニュース

 

ガソリンスクーターから乗り換える人多数!Gogoro(電動スクーター)台湾の電動スクーター

スタイリッシュなデザインと最新テクノロジーで人気沸騰中の電動スクーターが「Gogoro」です。

スクーター大国である台湾では、街に出れば大量のスクーターを目にします。1.7人に1人がスクーター保持しており、利用者数は世界一。

そんな中、現在多くの人がガソリンスクーターから、電動スクーターに乗り換え始めています。

その背景には政府の後押しが見られます。

台湾政府は2017年12月に大気汚染防止行動計画を打ち出し、2035年にはガソリンバイクを販売禁止とする目標を掲げています。

地域によって金額は違いますが、電動スクーターに乗り換える際は政府から補助金のサポートがあるなど、電動スクーター完全切り替えに本格的に力を入れています。

そのような背景を受け、2011年に設立された電動スクーター企業の「Gogoro」は台湾国内で大人気です。累計16万台を販売し、現在普及している電動スクーターの95%を「Gogoro」が占めています。

アプリを使ってスマートフォンで管理できるのも人気の秘密です。ハイテクノロジーの電動スクーターは世界からも注目が集まっています。

またヤマハ発動機株式会社と協同し、発売された電動スクーターも注目を集めています。

 

お酒を飲まない台湾人が集う場所「コメダ珈琲」

 

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コーヒーチェーン「コメダ珈琲店」が台湾にオープンし、お昼時には店外に列ができるほどの人気ぶりです。

コメダホールディングスと台湾企業が協同出資し、2018年11月に台北にオープンしました。1店舗当たりの月次売上高は推算で300万台湾元(約1000万円)近くに達すると紹介しており、将来的には100店舗展開を目指しているとのことです。

日本と同じで台湾でもカフェは人気があります。台湾では日本ほどお酒を飲む習慣がないため、人々が気軽に集まれる場所はカフェになります。

店内では家庭教師が個別授業を行っていたり、学生がカードゲームで遊んでいたりと日本よりもカフェの利用方法が多岐に渡ります。

台湾にもコーヒーチェーン店はいくつかありますが、「コメダ珈琲店」のような、席の個室感や席につい注文できるファミリーレストランのような雰囲気のお店はありません。

カフェ需要が高い台湾で「コメダ珈琲店」が店舗を増やしていくのは間違いないでしょう。

出典:産経ニュース

 

UberEatsだけじゃない!フードデリバリーサービス

フードパンダ

 

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世界で人気があるフードデリバリーサービスは、ここ台湾でも近年人気が急上昇しています。

フードデリバリーサービスとは、家から外に出なくてもスマートフォンのアプリ1つで食べ物や飲み物を注文し、家まですぐに届けてくれる宅配サービスのことです。

小規模レストランやドリンクスタンドが多い外食文化の台湾では大人気のサービスとなっています。

また普段移動手段にスクーターを利用している人が多い台湾人にとって、登録さえしておけばすぐに配達員としてアルバイトが出来る、と配達側も多いです。

通勤や通学の移動時間を配達員として働いている人もおり、利用者の加速にもつながっています。

台湾で人気があるフードデリバリーサービスは2つあります。

1つは、世界でも有名な「Uber Eats」。使えるお店が多く、クーポン利用などで送料が無料で使用できます。

もう1つは、「フードパンダ」。有名店やレストラン以外のローカルのお店との提携が多いです。クーポン利用でお得に利用できます。

 

センスの良い物を探すなら「eslite誠品」

誠品書店

観光客にも人気があり、台湾人の若者が集まる場所「誠品グループ」は2019年に30周年を迎えました。

創業当初は「製品書店」として、本を通して新たな価値の提供をしたいとの思いで設立されました。

現在では、書店のみならず書店を中心としたショッピングセンターで雑貨や小物の販売、映画館、ホテルや展示スペースなど多岐に渡るサービス展開をしています。

台湾では41店舗を展開しており、香港、中国、日本へと海外進出をしています。

ショッピングセンターである「誠品生活」に来れば、センスの良い物が見つかるという認識があります。

コンセプトとして、「ヒューマニティー、アート、クリエイティブ、ライフ」をあげています。チェーン店だけどそれぞれに特色があるものを集めたショッピングセンターはいつ訪れても新しい物に出会えるので、いつも人で賑わっています。

24時間営業している「誠品書店」では、本屋の域を超えセンスの良い家具に囲まれた図書館のような存在です。

アーティストの展示などもされており、気軽にアートに触れ合うことが出来ます。

出典:eslite誠品

 

台湾でもキャッシュレス化は普及中「モバイル決済」

台湾のモバイル決済

キャッシュレス化が台湾でも進んでいます。

現金に対する信頼が高く現金利用を好む台湾人でしたが、 モバイル決済の還元率の高まりや使用用途が広がり、徐々に人気が高まっています。

モバイル決済とはスマートフォンなどモバイル端末を使用して、QRコードやバーコードを読み取り決済する方法です。

政府は2025年までに90%のモバイル決済普及率を目指しており、医療センター、空港、高速鉄道で利用可能制度導入や、各税金支払いをモバイル決済で割引になるなど対策を取っています。

モバイル決済アプリ市場では、「LINEpay」が22.3%を占め、「Apple pay」が19.9%、国内ブランドの「JKOpay」が19.7%を占めています。(2018年1月)

政府の後押しもありショッピングはもちろん、納税、タクシーでの支払い、現金引き出し可能など利用用途が多岐に渡ります。

台湾のスマートフォン普及率は世界でもトップクラスであり、今後も人気は拡大し続けるでしょう。

出典:MIC

この記事を書いた人

ヒガシミチ ナツキ/ 台湾ライター
ヒガシミチ ナツキ/ 台湾ライターいつも.ASEANトレンド情報部
台湾在住歴2年。現在日本語教師をしながら、
ライターとして台湾経済リサーチや台湾旅行おすすめスポットなどの記事を執筆。