2019年12月19日

ASEAN攻略の足掛かりとして注目の集まるマレーシア

ASEAN攻略の足掛かりとして注目の集まるマレーシア

いつも.では国外のEC支援も広く展開しておりますが、今回は知っているようで意外と知らないマレーシアについてご紹介します。マレーシアは、ASEAN攻略の要としても注目が集まっているため、押さえておくべき情報をこの機会におさらいしておきましょう。

マレーシアは人口3,300万人とASEANの中でも中規模の人口が住む都市です。首都のクアラルンプールとその周辺には、日本の東京と同様、人口の1/3が集中する大都市となっています。

国民構成を見るとマレーシアは多民族国家で、最も多いのがマレー系の69%・中華系23%・インド系7%ほどという民族構成比となっています。日本人からは少し縁遠い宗教も多く共存しており、イスラム教が約60%・仏教約20%・キリスト教約10%・ヒンドゥー教が約6%ほどなっており、基本的にマレー系がイスラム教、中華系が仏教を多く占めています。
なかでも、人口の年齢分布が特徴的で、30歳未満が53%、65歳以上が6%(日本の30歳未満・65歳以上は共に27%)と、非常に若い人たちで構成された国になっています。

気になるマレーシアの購買行動

若者たちはスマートフォンの利用を好み、日本だと30歳以上によく使われているFacebookも、マレーシアではSNS利用者の内97%と非常に高い利用率となっており、幅広い世代で最も使われているSNSとなっています。次いで、Instagram57%・YouTube48%・Twitter23%と、日本のSNS構成比とは異なる構成となっています。

また、マレーシアだけではなく、台湾やシンガポールといった周辺国の情報コンテンツを見て楽しむことも日常的となっています。台湾や中国のようにインフルエンサーの認知度も高く、中国や台湾で流行っている商品も非常に注目されやすい国となっており、国内外のインフルエンサーによる情報もよく見られています。

マレーシアは平均気温34℃と常夏で、基本的に暑いため外を出歩くことは少なく、移動は基本的にタクシーか車が多くなっています。近くの百貨店やモールに車で行き、そこで涼みながら買い物をしたり、時間を過ごす事が多くなっています。
非常に日差しも強い国なので、美白に対する強いニーズがあり、汗をかくことも多くなってしまうため、ベタつかない化粧品やサラッとした肌触りの商品が好まれる傾向にあります。

他にも意外と人気のある商品としては、アウトドア用のダウンジャケットです。マレーシアでは雪も降らないので、冬に雪が降る寒い場所に憧れがあり、日本の北海道という言葉であったり、寒い場所のイメージが貴重がられています。その憧れの地に旅行に出かける際に着用するダウンジャケットが、人気商品となっているのです。

他にも冬にちなんだ情報としては、イスラム教や仏教でありながら、クリスマスイベントも広く行われており、気温が34℃あっても夜にはイルミネーションを灯してクリスマスの雰囲気を楽しみます。スーパーなどにもクリスマス商品が多く並び、その過ごし方も、基本的には日本と同じで家族と過ごしたり、恋人と過ごす文化があります。子供たちもサンタさんからのプレゼントを心待ちにして、家族でクリスマスケーキやワインにシャンパン、ローストターキーなども広く楽まれています。

大型セールイベントが続く年末年始

マレーシアでは年末年始のビッグセールイベントとして、イヤーエンドセール(Year-End Sale)というバーゲンセールイベントが国を挙げて行われています。さらに、多彩な文化圏のため、1月には旧正月、11月にはW11があり、12月にはクリスマスセールもあるなど、11月から3月にかけてマレーシアでは様々なセールが行われています。

マレーシアの店舗で特徴的なのが、大きな割引セールを常に掲げている店舗が多い点で、30%や60%など大きな割引を行うのが普通で、予め定価が高めに設定されています。
マレーシアでは、価格比較サイトなどはあまり発展していないため、若い世代はネットと店舗を比べて安い商品を買う傾向にあります。同時に商品の品質を気にする人たちが増えてきているため、どこで作られているか・信頼できるブランドかといった点も気にして商品を購入しています。

スキンケア商品のほか30代以前の若い世代が多いため、おむつやおもちゃといったベビー用品も人気で、日本の商品も多く出品されています。マレーシアの国民は、一日に2度シャワーを浴びることが好ましいと言われ始めるほど、衛生面も非常に気にするようになっているため、信頼できるブランドから購入したいというニーズは常に高くなっています。

ASEAN進出の足掛かりとしての選択肢

いつも.では現在、海外戦略を進めるには、中国・ロシアといった大規模なマーケットと同時に、ASEAN攻略の足掛かりとなる国への同時展開をオススメしています。特にマレーシアは、あのアリババもASEANのハブになることから足がかりに展開をしている程で、まだまだ進出のチャンスもあると言えるでしょう。テレビ番組やアニメの影響もあり、文化的にも日本との親和性は高く、今の内からマレーシアで事業を育てておき、マレーシアをハブとしてASEAN各国に展開するという方法がオススメです。今回の記事を見て、自社との相性が良さそうであれば、一度マレーシア展開を視野に入れてみるのも良いのではないでしょうか。