独身の日11.11が世界に拡大、ロシア・マレーシア実況レポート

みなさん、こんにちは。ECコンサルティング/D2Cマーケティング支援を提供する株式会社いつも.のコンサルタントです。

「独身の日」11月11日のイベントは、中国発のECサイトでの大規模セールですが、世界各国に広がりを見せており、日本でもブレイク寸前と言われるほど注目されています。

そこで本記事では、具体的にはロシアとマレーシアにおける同セールの模様を実況レポートとして現地のトレンド情報とともにお送りします。

まずは、ロシアから見てみましょう。

ロシアのW11と最新トレンド情報

ロシアのW11と最新トレンド情報
ロシアのW11と最新トレンド情報

さて2020年11月にはロシアでも、ダブルイレブン(W11)独身の日にちなみECサイトではセールが行なわれました。
中国から始まったこのセールですがロシアでも浸透してきています。

今回はロシアEC大手の一つ「JOOM」での同イベントの際の売れ筋商品をご紹介します。

今回売れ筋として「人気」検索でトップに出てきたもの、口コミ件数が100件以上あるものに絞りました。

化粧品部門では、アイシャドウです。

「アイシャドウ40色」
定価 1814ルーブル(約2,450円)
販売価格 247ルーブル(約340円)
口コミ件数 1,000件以上、評価 4.3

購買者のレビューは、「サイズが想像以上に小さい」「色味がいい」「袋が破れていたが中身は無事」などのコメントがありました。
86%の割引率なのですが、元々定価が高めに設定してあるようです。

次に目を引いたのが、子供用品です。

「女の子用の夏ドレス」
定価 2,147ルーブル(約2,900円)
販売価格 733ルーブル(約1,000円)
口コミ件数 2,000件以上、評価 4.6

1歳から12歳までの8サイズ、8色から選べるものです。
購買者のレビューには、「よく見ると縫製は雑」「袋から出すと状態が良くない」などのコメントがありますが、女の子はドレスを見れば喜びますし、着せれば可愛いからか、高評価の5を付ける人が多いようです。

日本同様、ロシアでもECシフトが加速しており現地では取り扱い荷物量が増加しています。
特にコロナの影響で、ロシアでは在宅で遊べるボードゲームの人気が高まっています。
リモートワークで子供がそばにいるので、子供が室内で静かに遊んでいてくれる在宅用の玩具があると助かるようです。

ロシアでは、富裕層中心に日本製品への信頼が厚いのですが、大陸がつながっていることもあり、中国の商品が多く出回っていて、まだまだ日本のブランドは少ない市場です。

・おもちゃ
・アニメグッズ
・掃除用品
・スマートウォッチ
・健康サポート用品
など

競合が少ない間に、ロシアでのテストマーケティングを行い、早く現地での売り方を固めましょう。

続いてマレーシアの模様を見てみましょう。

マレーシアのW11と最新トレンド情報

マレーシアのW11と最新トレンド情報
マレーシアのW11と最新トレンド情報

ここでは、2020年11月の大手ECサイトの「Shopee」と「Lazada」での開催時の購入体験を元にレポートいたします。

1.Shopeeでの購入体験

マレーシアで年間最大のセールと言えば、11月11日「独身の日」の”11.11(イレブンイレブン)”です。

マレーシアの大手ECサイトの一つ「Shopee」でこの際に評価の高い売れ筋商品を購入しました。

購入したものは、以下の小さな子どもが室内で乗れる乗り物で、スケボーにハンドルをつけたような遊具です。

価格:
セール前 RM139.80(約3,500円)
セール後 RM67.99(約1,700円)
送料:RM8.9(約200円)※マレーシア現地配送
合計額:RM76.89 (約1,900円)

11.11(イレブンイレブン)のセールは事前に対象品がある程度わかるため、11月初旬にはセール対象品のめぼしい商品をあらかじめ調査しておきました。

そして、とある商品をカートに入れて購入の準備をしていました。

しかし、当日の朝7時半頃に決済手続きへ進むとなんと既に売り切れ!

気を取り直して、検索画面に戻り、「Toy & Education」カテゴリーから
価格で絞り込むと別セラーの上記商品が見つかり、口コミ数 1000以上、星 4.5以上の売れ筋商品であったため、こちらの購入を決めました。

11月13日には配送会社によって商品がピックアップされ、
11月15日に無事に配送されました。

いつもよりは少しスローではありましたが、
通常の実に10倍ほどと購入量が爆発的に増える11.11(イレブンイレブン)でも、
配送は特に支障なく行われていました。

2.Lazadaでの購入体験

次に、マレーシアの大手ECサイトの一つ「Lazada」で評価の高い売れ筋商品を購入したレポートです。

購入したものは同様に子供用の玩具で、磁石がついたタイルを組み立てて遊べる商品です。立体に組み立てることが可能で、例えば家の形にすることもできるものです。

価格:
セール前 RM59.00(約1,700 円)
セール後 RM28.90(約700 円)

送料:無料 ※マレーシア現地配送

11月初旬にセール対象品を事前に調査していました。
11.11のセール実施での高い割引率が予告されていたので購入を決めました。
セール当日の8時半頃にカートを覗いたところ、すでに100個近くが販売済になっていましたが、無事に購入ができました。

商品のトラッキング情報を見ていたところ、翌日の12日にはパッキングは終了していましたが、15日まで配送作業に入ることはなく、倉庫に待機していたようです。

16日に倉庫を出荷した後、翌日17日には自宅まで届きました。

商品のサイズにぴったりな段ボールに梱包材も入っており、梱包には気を遣っている様子が見られました。

なお、今回は無事に届きましたがレビューには「良い状態で届きました、ありがとう」といった書き込みの他に、「箱潰れによりダメージがありました」なども見られました。

日本のようにちゃんと届いて当たり前ではなく、支障なく手元まで届くかどうかが一つの重要な評価ポイントになっています。

コロナ禍があって、東南アジアでもAmazonが人員を増やすなど現地物流が増えています。
また、中国と同じくライブコマースが注目されるようになり、プラットフォーム内の広告にライブ枠が増えています。マレーシアは元々、人と人が会って直接モノを売るC2Cの習慣があるため、コロナ禍で会えない分WEB上で盛んに行われるようになっています。

プラットフォーム自体が未だ成長途中ですが、ご紹介した「Shopee」や「Lazada」は商品数が集まってきており、それが売上向上に繋がっています。結果として色々な人が商品を購入することで様々なデータが取れるため、またさらに商品を増やしたいということになっています。

他方でプラットフォームも、商品を集めているフェーズから、今後価格のばらつきや偽物問題に対処するため規制を厳しくすることも予想されます。そのため、出店するなら今のうちとも言えるでしょう。

以上、ロシア・マレーシアでの「独身の日」11月11日のセールイベントの模様を実際の購入レポートより、トレンド情報と合わせてお届けしました。

「日本の商品で何が売れるか」ではなく「現地では何が欲しいのか」

越境ECイメージ
越境ECイメージ

いつも.では世界10か国での販売を支援しています。
コロナの影響もあり、販路拡大が命題になっていると、各メーカー様からご相談をいただきます。

越境ECというと、「日本の商品を海外でどう売るか」という話が多くなりがちなのですが、そう簡単なものではありません。海外でモノを売る場合、日本での販売とは切り離して考えることが求められます。

「日本の商品で何が売れるか」ではなく、「現地では何が欲しいのか」という考え方にシフトする必要があります。

日本に元々あるものを日本から海外にただ送るのではなく、しっかりマーケティングしながらでなければ思ったような売上を作ることは難しい、という観点でいつも.では、海外でどう売るかをサポートしています。

いつも.は現地の最新情報を持ち、その国ではどんな特徴があり、どんなやり方で売れるのかを知っています。

海外進出を検討される方はぜひご相談ください。