2019年より中国越境EC政策が再調整、更なるオープンな市場へ

2019年より中国越境EC政策が再調整、更なるオープンな市場へ

中国越境EC関連政策に新たな変動

11月下旬に中国越境EC関連政策に新たな変動がありました。

本来は、2016年4月に改訂した中国越境EC政策においては、

①越境EC商品に「通関単」を提出
②化粧品や健康食品、粉ミルク、医療機械などは、初回輸入する際に輸入許可証、登録やファイリングが必要と規定され、越境関連企業では一時ざわついていました。
 

手続きが煩わしいだけでなく、特に②は取得するまで相当時間や手間がかかることも判明しました。それに、化粧品においては「成分開示不可」といった会社も多く、そもそも中国で登録することに難があり、やむを得ない場合は中国市場をあきらめると考えている会社さえ出てきました。

このような状況を見受け、中国政府は、2018年末までは越境EC政策の「緩和期間」として、
①と②を省いての簡略政策で実行していいと一歩譲った姿勢をとりました。ただ、2019年よりは政策が正式に実行すると強調しました。

 

今や2018年の年末となって、来年越境政策はどうなるか皆不安がっているところ、喜ばしいニュースが入ってきました――「2019年1月1日よりも引き続き簡略政策(つまり①と②は不要)を続行する。」
今度再調整した要点は下記となります。

・現状簡略政策は続行し、初回輸入商品に輸入許可証、登録やファイリングを強制しない
・政策適用地域は、従来の15都市(寧波、杭州など)から22都市(北京、瀋陽など)に拡大
・税金適用商品も新たに63種類追加(ワイン、ビールなど)
・個人の購入制限も引き上げ――2000元/回から5000元/回に、2万元/年間から2.6万元/年間

実は、この2年間で中国越境EC市場は高速な成長を遂げています。

各ECモールも力を入れて海外や国内でインフラの整備を速めており、上記政策の再調整は越境ECへの支持姿勢は明らかになりました。海外良質商品の輸入を促進し、消費者の高まるニーズを満たす一方、国内各産業についてもいい刺激になり、国内市場の活性化も狙っていることが伺えます。

政策延長後の動きについても引き続き確認していきますので、現実的な動きがありましたら共有いたします。

越境ECカテゴリの最新記事