必読!定期購入・リピートカートの選定ポイント3つを紹介

必読!定期購入・リピートカートの選定ポイント3つを紹介

EC事業を成功させるためには、様々な要素が必要です。

上の図は、EC事業を成功させるために重要となる要素や業界のサービスをまとめたマップです。これらのなかには、主に以下の要素があります。

  • (マップ左端)販売チャネル…どの場所で売るか
  • (マップA)サイト構築…どんなサイトを構築するか
  • (マップB)集客…どんな方法でお客さんを集めるか
  • (マップC)転換率向上…集めた見込み客を購入に転換する
  • (マップD)リピート…一度購入してくれたお客さんに長くファンになってもらう

各要素には、複数の種類があり、そのうちのどれを選ぶかも重要です。今回はマップAの「サイト構築」から、「定期購入・リピートカート」について説明していきます。

1.リピート通販に特化したショッピングカート「リピートカート」について徹底解説!

ECサイトを運営するには、ネットショップの注文を処理するソフトウェアである「ショッピングカート」が必要です。定期購入・リピートカートは、このショッピングカートのなかの一種です。

しかしリピートカートは、通常の通販で使われるような他のショッピングカートと違った特徴を持ちます。ここでは、このリピートカートがどのようなものなのか、詳しく説明していきます。

1-1.そもそもリピートカートって何?

リピートカートとは、「リピート通販」に特化したショッピングカートの通称です。

リピート通販とは、特定の商品を何度も購入する形式の通販です。化粧品や健康食品などのECサイトでは、商品を購入する際、通常購入と定期購入のうち、好きなほうを選べる形式のものも多くなっています。定期購入を選んだ場合、同じ商品が1ヶ月に1度などのペースで定期的に送られてきます。

このような、定期購入ができるECサイトで使われているショッピングカートが、リピートカートです。

1-2.通常のショッピングカートとリピートカートってどこが違うの?

先ほども説明したとおり、リピートカートは特定の商品を定期購入させるためのリピート通販に特化したショッピングカートです。色々な商品を購入できる総合通販と違って、リピート通販で売上を上げるために特に重要なのが、以下の2点です。

  • 顧客の継続率
  • 購入単価の引き上げ

そのためリピートカートには、顧客の継続率や購入単価を引き上げるための、以下のような機能が充実しています。

  • 定期購入用の注文フォーム
  • 継続決済機能
  • ステップメール
  • ポイントシステム

定期購入用の注文フォームや継続決済機能はリピート通販に必須のため、リピートカートに標準搭載されています。ステップメールやポイントシステムは必須ではありませんが、リピーターを増やすうえで便利な販促機能なので、実装しているリピートカートも多くなっています。

リピートカートは一般的にクラウド型で提供されており、基本のショッピング機能に加え、店舗サービスに合わせたカスタマイズを行うケースがほとんどです。リピートカートを提供している各社は、主に以下の外部サービスと連携することでサービスの拡充を図っています。

  • 顧客分析ツール
  • マーケティングツール
  • 後払いサービス
  • ID決済サービス

リピート通販で売り上げを伸ばすには、新規顧客を定期購入に引き上げる「CRM(Customer Relationship Management/顧客関係管理)」も重要です。そのため、CRMシステムをダイレクトメールの発送業者やコールセンターと連携することで顧客管理ができるリピートカートも出てきています。

1-3.定期購入カートを使うメリットは?

リピートカートを使うことのメリットは、「LTV(Life Time Value)」を高められることにあります。LTVとは、顧客1人が生涯を通じて企業にもたらす利益を意味します。

EC市場の成熟に伴い、新規顧客を獲得するためのコストが上昇する中、多くの通販会社がLTVを高める施策を重視するようになりました。そのため、ファッションや食品といった、従来はリピート通販とは呼べなかったようなカテゴリーのEC事業者も、リピートカートを活用する動きが広がっています。

アメリカでは、「サブスクリプションコマース」と呼ばれる定期購入モデルが急速に広がっています。これは、顧客が毎月一定のお金を支払い、通販事業者がおすすめの商品を選んで送るというタイプの定期購入モデルです。

事業者が送る商品が顧客に気に入られれば、そのECサイトは信頼され、LTVが高くなります。こうしたトレンドは今後、日本にも広がると見られており、リピートカートへの注目度はより一層高まっていくことが予想されています。

1-4.定期購入に向いているサービス・商材は?

定期購入に特に向いている商材は、化粧品や健康食品などです。これらの商材は、ユーザーが同じ商品を愛用するケースが多くなっています。また、消耗も早いため、愛用者に定期的に商品を購入してもらえます。

化粧品や健康食品などのほか、ミネラルウォーターやお米、トイレットペーパーなどの日用品も、定期購入に向いている商材だと言えるでしょう。

2.今注目の定期購入・リピートカートを紹介

定期購入・リピートカートのサービスは、様々な企業から提供されています。

ここでは、特におすすめの3つの定期購入・リピートカートを紹介していきます。

2-1. たまごリピート

出典:たまごリピート

たまごリピート」は、テモナ株式会社が提供する定期購入・リピートカートです。

たまごリピートでは、サイト運用や商品管理に対して、幅広く総合的な機能が用意されています。コールセンター受注機能や対応マニュアルの作成など、バックヤード管理機能が充実しているのも特徴です。

2-2. リピートPLUS(リピートプラス)

出典:リピートPLUS

リピートプラス」は、w2ソリューション株式会社が提供する定期購入・リピートカートです。

リピートプラスでは、マーケティングやオペレーションのオートメーション化を促進するための機能が豊富となっています。新規購入の顧客を定期購入に引き上げるためのシナリオや分析機能に加え、顧客の声の管理、複数担当やコールセンターのマネジメント機能など、本格的な仕組みを備えています。

2-3. 楽楽リピート

出典:楽楽リピート

楽楽リピート」は、株式会社ネットショップ支援室が提供する定期購入・リピートカートです。

楽楽リピートには、通販で必要な機能が総合的に用意されているので、「カート」「CRM」「ステップメール」「受注管理」「顧客対応」において一気通貫で対応できます

新規購入から定期購入への転換施策においては、商品の紹介ページと購入フォームが一緒になった「LP(ランディングページ)一体型フォーム」と、住所やふりがなが自動入力される「EFO(エントリーフォーム最適化機能)」の活用がおすすめです。

3.定期購入・リピートカートの選定ポイント!

ここまで、定期購入・リピートカートの特徴や、おすすめのサービスについて説明してきました。しかしなかには、どのサービスを選べばいいか分からないという方や、そもそも定期購入・リピートカートを選ぶべきなのかどうか分からないという方もいるでしょう。

そこでここでは、定期購入・リピートカートやサービスの選定ポイントについて説明していきます。

3-1. 売上構成比が、「通常<リピート」なら専用カート

定期購入・リピートカートは、通常のショッピングカートよりも、機能の拡張性が高く、バックヤード管理機能が充実しています。そのため、自社の売上構成比が通常の商品よりリピート商品の方が多いなら、定期購入・リピートカートの方がおすすめです。

3-2. 魅力的なサービスを実現できるカートを選ぶ

定期購入・リピートカートは、サービスごとにそれぞれ特徴があります。各サービスには、自社のECサイトに必要な機能を満たしているものも、そうでないものもあるでしょう。

そのため、自社のECサイトのサービス仕様に合わせたシステム開発や機能追加ができるリピートカートを選ぶようにしましょう。

3-3. コールセンター、CRMツールとの連携ができるか

先ほども説明したとおり、リピート通販を成功させるにはCRMが重要です。コールセンターやCRMツールとデータを共有すれば、顧客管理やCRMに取り組みやすくなります。

そのため、コールセンターやCRMツールとの連携ができるかどうかは、サービスを選ぶうえで重要なポイントです。

4.まとめ

定期購入・リピートカートは、リピート通販に特化したショッピングカートです。定期購入・リピートカートを使えば、コストのかかる新規顧客の獲得よりも、既存顧客のLTV向上にフォーカスできます。

リピート通販は、総合通販と違って、数多くの商品を揃える必要がないぶん、初期費用が安く抑えられます。取り扱う商品が少なく、定期購入で売上の見通しが立ちやすいため、在庫を抱えるリスクが少なく済むのも、リピート通販のメリットです。

化粧品や健康食品を扱っていたり、通常購入よりも定期購入の売上のほうが多いというEC事業者は、ぜひ定期購入・リピートカートの導入を検討してみてはどうでしょうか。

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