以前、マレーシアのEC事情をご紹介する記事で、東南アジアをカバーする最大手ECプラットフォームLAZADAをご紹介しました。

今回はそんな東南アジアでLAZADAと並んで注目を集めるライバル企業であり、日本のメルカリのようなECプラットフォーム、Shopee(ショッピー)について気になるニュースが届きましたのでご紹介しておきましょう。

 

今回、Shopeeをご紹介するきっかけの一つとなったのが、東南アジアのECプラットフォームではまだ歴史の浅い同社が、2019年第1四半期のアクセス数でトップに君臨していたLAZADAを抜き、1位に躍り出たというニュースが報じられたためです。

 

ただし、今回の数字は単純なアクセス数を計測した数値であり、それだけで東南アジアNo.1プラットフォームであると判断できるものではありませんが、まだ歴史の浅いサイトであることから、その勢いに注目が集まる結果となっているのです。中国の大手EC業界専門メディアであるebrun.comの記事から一部抜粋してご紹介しましょう。

ebrun.comの記事はこちら>

 

5月10日ebrun.comのニュース記事によると、主にインドネシア・タイのアクセスアップが影響し、2019年第1四半期東南アジアでのECプラットフォームのアクセスはLAZADAを抜き、Shopeeがトップとなりました。
一方で、東南アジアの電子商取引ポータルサイトiPriceによるAPP Annie※やその他のソースから分析した結果を見ると、LAZADAが前年同期比12%減となっていることがランキング変動に大きく影響を及ぼしていることが分かります。
※APP Annie:アプリ市場データ・分析ツール

東南アジア:複合アクセスランキング

 

世界的にもアプリの利用率が高まり、ウェブとモバイルページへのアクセスが減少した一方、インドネシア・タイなどでのアクセス増加がShopeeに有利に働き、『一時的にアクセスという数字のみを見た場合には最大のプラットフォームとなった』と分析しているのです。

 

LAZADA・Shopee以外のプラットフォームを見てみると、2018年第4四半期から2019年第1四半期にかけて全体的にアクセス数は減少を続けており、Shopee だけが全体でのアクセス数を伸ばしていることが分かります。LAZADAは-12%と大きくアクセス数を落としていますが、フィリピン・マレーシアなどのアクセス数では依然TOPであり、国の人口によってアクセスの増減が目立つことも、今回のランキング変動に影響していると考えられます。

また、アクセス数はプラットフォームによるマーケティング支出にも大きく影響されるため、販売面でパフォーマンスを図る理想的な数値ではないことにも注意が必要です。

 

実際、2018年11月の数字を見てみると、セールイベントに合わせてLAZADAが大規模なマーケティング展開でアクセスを多く獲得しており、毎月のアクセスを追うとやはりLAZADAが最もアクセス数を稼いでいるのが現状です。

 

現在は、LAZADAとShopeeが東南アジアでは2強状態で存在感を示していますが、同じ東南アジアでも、最も人口の多いインドネシアを見てみると、Tokopediaというプラットフォームが最もアクセスが高くなっており、2強に続く他サイトも、出店する国の戦略によっては見逃すことができません。

 

ただし、LAZADAやTokopediaよりShopeeは歴史が浅いながらに、東南アジアでのEコマース取引の上位ランキングで、大きな地位を確立していることに変わりはないため、今後もその展開を注視しておく必要があるでしょう。

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いつも. マーケティングチーム
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