こんにちは!いつも.広報PRのマリです。
今日は、いつも.上席コンサルタントの高木修(たかぎおさむ)さんのインタビュー後編をお届けします?
現在の高木さんのお仕事
マリ 高木さんの現在のお仕事について教えてください。
高木 外部セミナー、社内向けセミナー、クライアントさんの打ち合わせがメインですね。
マリ 海外にもよく行ってらっしゃいます。
高木 勉強のために行きます。僕の場合はアメリカが多いですね!
【Retail X in シカゴ??】#retailX とは、小売業界にまつわる課題や、マーケティングなどの最前線情報を知れる世界最大の展示会&カンファレンス?
立川さんと高木さん、Keynoteのセミナーに参加したんだって。今回の視察の詳細レポート、早く読みたいし??? pic.twitter.com/SAEyPua7yU— 株式会社いつも. (itsumo.)/ ECコンサル企業【公式】 (@itsumofan) June 27, 2019
日本の2年先を行くアメリカを視察
高木 セミナーや書籍でもよくお伝えしていますが「アメリカを見ることで日本の2年先」を予測できます。
*アメリカのEC市場は順調に伸び、2018年の市場は50兆円規模に。2017年は約20兆円の売り上げをAmazonだけで上げており、アメリカEC市場の半分がAmazonとなった。「アマゾンエフェクト」は実店舗の閉鎖という形で小売り業の崩壊にまで及んでいる。
(書籍『アマゾンを飲み込め!』より)
▽2019年6月のシカゴ視察レポートより
【万引きじゃないよ笑!ちゃんと買ってるよ!】
超未来的なショッピング体験ができる『Amazon Go』を、昨日シカゴで体験した立川さんと高木さん?✨
欲しい商品を手に取って店を出るだけで買い物が完了してしまうの!
なんてスピーディー、なんてイージー!
すごすぎるー!!!!!!!!#AmazonGo pic.twitter.com/02G3nx7PV9— 株式会社いつも. (itsumo.)/ ECコンサル企業【公式】 (@itsumofan) June 26, 2019
マリ Amazon Goのようなショップが登場したり、有名百貨店が経営破綻してしまったり……。アメリカでも、大変革が起きている真っ最中ですね。
関連ニュース:「米バーニーズ、2度目の経営破綻 ネットの台頭逆風 」日本経済新聞より
高木 はい。ということで、現地のセミナーに参加したり実際のショップを訪れて、定期的に動向をチェックしています。
今気になっているサービスはありますか?
高木 面白いモデルは、アンケート型の定期購入ですね。ユーザーはショップの質問に答えるだけいい。アパレルのSTITCHFIX(スティッチフィックス)というところが始めたのですが、このサイトではAIがユーザーに最適な服を選んでくれるんです。で、質問に答え終わった後はすぐに出荷情報ページが表示される。
マリ ええっ。それってすごく便利。「モノが多すぎて選ぶのがストレス」という人にぴったりですね。コスメや洋服、ヘアカラー、香水も相性がよさそうです。
高木 日本だと、ボタニストも同様の試みをスタートしましたね!
ベルカーブ理論×EC
高木 アンケート型の定期購入は、ベルカーブ理論にあてはめたビジネスモデルですね。「自分でモノを選ぶのは苦手」という人に向けている。今、ベルカーブでいうところの「ラガード」のEC参入が増えているんです。
マリ イノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードの順になっているグラフですね。
高木 はい。「ラガード」は年配の人や、新しいものを取り入れるのに時間がかかる人たちを指します。そんな方々が、今インターネットショッピングを利用し始めた。彼らは絶対安心とされるものを選ぶ傾向にあります。だから「信頼できるブランドに商品をすべて選んでもらえる」というサービスがヒットする。
マリ なるほど~。たしかに年配の方々が、ネットを使いこなすようになってます!先週カフェで隣の席に座っていた80代のおばあちゃんが、LINEグループで旅行の写真をシェアしあって楽しんでいました。そしてYoutubeではテニスとロイヤルファミリーの動画を見ていて、最近はついにネットショッピングを覚え始めたんだと!
きっと今後の日本でも、そんな皆さんに刺さる新しいサービスがどんどん生まれていくはずですね。
高木修 書籍・セミナー情報
- いつも.上級コンサルタント高木さんと立川さんの共同著書:『アマゾンを飲み込め!』
- 下半期最大のイベント開催「ECマーケッターフォーラム2019秋」を9月19日(木)東京・26日(木)大阪に登壇します
ネットショップの未来を予測することや、ECのニュースが好きな人は、きっと「いつも.」に向いています!
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