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2019.08.16

高木修さんに、気になってたこと質問してみたよ【Part2】ベルカーブ理論とアメリカの現状から予測する日本ECの未来

こんにちは!いつも.広報PRのマリです。

今日は、いつも.上席コンサルタントの高木修(たかぎおさむ)さんのインタビュー後編をお届けします?

 

現在の高木さんのお仕事

 

マリ 高木さんの現在のお仕事について教えてください。

高木 外部セミナー、社内向けセミナー、クライアントさんの打ち合わせがメインですね。

マリ 海外にもよく行ってらっしゃいます。

高木 勉強のために行きます。僕の場合はアメリカが多いですね!

 

 

日本の2年先を行くアメリカを視察

 

高木 セミナーや書籍でもよくお伝えしていますが「アメリカを見ることで日本の2年先」を予測できます。
*アメリカのEC市場は順調に伸び、2018年の市場は50兆円規模に。2017年は約20兆円の売り上げをAmazonだけで上げており、アメリカEC市場の半分がAmazonとなった。「アマゾンエフェクト」は実店舗の閉鎖という形で小売り業の崩壊にまで及んでいる。
(書籍『アマゾンを飲み込め!』より)

 

 

▽2019年6月のシカゴ視察レポートより

マリ Amazon Goのようなショップが登場したり、有名百貨店が経営破綻してしまったり……。アメリカでも、大変革が起きている真っ最中ですね。

関連ニュース:「米バーニーズ、2度目の経営破綻 ネットの台頭逆風 」日本経済新聞より

高木 はい。ということで、現地のセミナーに参加したり実際のショップを訪れて、定期的に動向をチェックしています。

 

今気になっているサービスはありますか?

 

高木 面白いモデルは、アンケート型の定期購入ですね。ユーザーはショップの質問に答えるだけいい。アパレルのSTITCHFIX(スティッチフィックス)というところが始めたのですが、このサイトではAIがユーザーに最適な服を選んでくれるんです。で、質問に答え終わった後はすぐに出荷情報ページが表示される。

 

stitchfix.com公式サイトより

マリ ええっ。それってすごく便利。「モノが多すぎて選ぶのがストレス」という人にぴったりですね。コスメや洋服、ヘアカラー、香水も相性がよさそうです。
高木 日本だと、ボタニストも同様の試みをスタートしましたね!

 

ベルカーブ理論×EC

 

高木 アンケート型の定期購入は、ベルカーブ理論にあてはめたビジネスモデルですね。「自分でモノを選ぶのは苦手」という人に向けている。今、ベルカーブでいうところの「ラガード」のEC参入が増えているんです。

 

マリ イノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードの順になっているグラフですね。

 

高木 はい。「ラガード」は年配の人や、新しいものを取り入れるのに時間がかかる人たちを指します。そんな方々が、今インターネットショッピングを利用し始めた。彼らは絶対安心とされるものを選ぶ傾向にあります。だから「信頼できるブランドに商品をすべて選んでもらえる」というサービスがヒットする。

 

マリ なるほど~。たしかに年配の方々が、ネットを使いこなすようになってます!先週カフェで隣の席に座っていた80代のおばあちゃんが、LINEグループで旅行の写真をシェアしあって楽しんでいました。そしてYoutubeではテニスとロイヤルファミリーの動画を見ていて、最近はついにネットショッピングを覚え始めたんだと!
きっと今後の日本でも、そんな皆さんに刺さる新しいサービスがどんどん生まれていくはずですね。

 

 

高木修 書籍・セミナー情報

ネットショップの未来を予測することや、ECのニュースが好きな人は、きっと「いつも.」に向いています!

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