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D2C・EC支援のいつも.ライブコマース特化アプリを運営する「合同会社ピースユー」のM&Aに合意

株式会社いつも(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:坂本 守、証券コード7694)は、2022年11月11日(金)、ライブコマース特化アプリを運営する合同会社ピースユー(本社:大阪府大阪市、代表者:大山裕二・木村和人、以下「ピースユー」)の持分を100%譲り受けることに合意しました。本件により、今後成長が見込まれるライブコマース市場に本格参入し、これまでECでは実現できなかった、デジタル接客による、購買体験の質向上を目指して参ります。
 
D2C・EC支援のいつも.ライブコマース特化アプリを運営する「合同会社ピースユー」のM&Aに合意
 
■年間流通額が数十億円に上るライブコマース特化アプリ「ピースユーライブ」
 

「ピースユーライブ」は、日本で有数の流通額を誇るライブコマースサービスです。「ピースユーライブ」では、配信者がリアルタイムの映像配信による商品紹介・販売ができ、視聴者は配信や商品の閲覧から、商品購入までをアプリ内でシームレスに完結できます。
 
「ピースユーライブ」は数多くのライブ配信者や出品企業を抱え、2020年9月のサービス開始から急速に成長しております。またサービスの特徴としては①過去の商品取引数は250万回、②ライブ視聴時間は200万時間に達し、③延べ2,000人以上のライバーが登録しています。④販売されている商品ジャンルは、アパレルやコスメ、食品、雑貨など多岐にわたります。
 
本M&Aによって、「ピースユーライブ」が保有する、販売力のあるライバーと購入意欲の高いユーザーの強いコミュニティ資産と、当社が保有するEC専門人材、EC販売ノウハウを融合させることで、さらなるライブコマースサービスの成長を見込んでおります。

 
D2C・EC支援のいつも.ライブコマース特化アプリを運営する「合同会社ピースユー」のM&Aに合意
 

ピースユーライブではサービス開始以来、「OMO※1」として店舗からの配信や、「越境EC」として国をまたいだライブコマースによる販売、観光客が減少した観光地からの配信による「地方創生」などの独自の事例を多数生み出しています。
 
【ライブコマースによる販売事例】
・OMO:2時間配信で店舗1ヶ月分の売上
 大阪難波にある革工房の店舗から2時間の配信で、店舗1ヶ月の目標額分の販売に成功
 
・越境EC:海外から8,000点を販売
 ハワイ現地に渡航したライバーが、現地商品8,000点を販売
 
・地方創生:店舗から初配信1時間で1日分の売上
 草津温泉にあるまんじゅうを販売する店舗店員が、初配信の1時間で1日の売上を達成
 
 
※1:OMO:Online Merges with Offlineの略。オンラインとオフラインの融合によるマーケティングを指す
 

■ライブコマース市場は5年後に市場規模 約6,000億円へ
 
ライブコマース市場は中国を筆頭に急速に成長を遂げており、2021年の中国のライブコマースは43兆1,243億円(19円/中国元で計算)、米国では1兆3,970億円(127円/USドルで計算)と推定されています。※2
 
D2C・EC支援のいつも.ライブコマース特化アプリを運営する「合同会社ピースユー」のM&Aに合意
 
日本でも、成長が見込まれる市場として注目を集めており、ライブコマース市場規模の2027年の最大値予想は、5,893億円と見込んでおります。※3 大手小売企業がライブコマースで配信を行う店舗を全国に拡大する事例や、自社ECサイトでのライブコマース実施、インスタライブなどのSNS活用など、ライブコマースによる国内販売事例は増えている状況です。

 
※2:「China’s E-commerce Livestreaming Research Report 2021」(iResearch社)、「Retail TouchPoints」(Coresight Research社)のデータをもとに自社で推定
※3:2025年国内のEC市場規模は経済産業省の電子商取引に関する市場調査で17兆1578億と予想され、米国のライブコマースの成長率を参考値とし2027年段階で国内ライブコマース化比率を3.0%として算出
 
 
■ライブコマースで売る力のある店舗・ライバーと、「ヒト×EC」マーケティングを展開
 
SNSの普及により、買い物体験は商品の機能だけを見て「何を買うか」を決めるのではなく、「誰から買うか」で決めるように今後ますます変化していきます。この変化はマーケティング手段として、いち個人が商品販売やブーム・トレンドに影響を与えはじめた1990年代のカリスマ店員ブームから始まりました。近年主流は、SNSやYouTubeなどのインフルエンサーであり、今後ライブコマース販売員にシフトしていくと考えています。
 
当社はブランドメーカーに対するD2C・EC支援の一環として様々なライブコマースの企画・実行支援を行ってきましたが、今回のピースユー社のM&Aにより、当社は「商品の魅力をライブ動画で説明し、売ることのできる、店舗やライバーの方々」を短期間に多数確保することができます。当社は日本全国の中小企業から大手企業問わず、特徴的に優れた製品、手間をかけて作られた特産物などを、そうした「ライバーの方々」と販売していきたいと思います。
 
また、コロナ禍で店舗来店や、店舗での販売が減少した小売り店舗に対しても「商品の色やサイズを詳しく知りたい」や「店員による使い方のアドバイスが聞きたい」といった消費者ニーズへの解決策としてライブコマースでの「デジタル接客」を導入していきます。
 
ピースユーで活躍してくれる、「売る力を持つ店舗・ライバー」を一層増やし、全国の企業に対し「ヒト×EC」マーケティングを提供していきます。

 
 
■ピースユー社代表及び当社のコメント
 
【合同会社ピースユー 代表社員 大山裕二氏のコメント】
あらゆる商品が溢れる、今のEC市場では、商品をただ探すだけでなく「誰から買うか」が大事になってくると考えています。ライブコマースでは気に入ったライバーや信頼出来るライバーからお買い物したいという視聴者さんがたくさんいらっしゃいます。EC事業者様のクライアントを多く抱えるいつも社とピースユーのライバーが組み合わさることで、これまでにない買い物体験を実現出来ると考えています。今後、協力し合いながら日本のライブコマース市場を盛り上げていきたいと思っています。
 
【合同会社ピースユー 代表社員 木村和人氏のコメント】
人や商品にファンが付き売れる時代に、ライブコマースはモノの魅力を伝える最善の方法だと考えています。個人でも気軽に始められるピースユーライブの特性と、企業との繋がりの強いいつも社の力を合わせれば、日本最大のECプラットフォームにもなり得ると思い、M&Aを決意しました。ピースユーライブの成長に向け、共に盛り上げていきたいと思います。
 
【株式会社いつも 取締役副社長 望月智之のコメント】
国内有数規模のライブコマースアプリを運営する「ピースユー」と共に、本事業に参入できることを嬉しく思います。ここ数年で高まっている、メーカーや小売企業のライブコマース販売へのニーズに応えられるよう、当社とのシナジーでECプラットフォームの拡大成長を目指していきます。

 
 
【本件に関するお問い合わせ】
 
・IRに関するお問い合わせ
 株式会社いつも IR担当
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