消費者の嗜好が変わりやすいEC市場で顧客を勝ち取り、
選ばれ続けるための仕組みを明らかにする一冊。
『売れている商品』は、
なぜ売れているのか?
1997年に楽天市場が誕生した年をEC元年とすれば、ECが誕生してすでに25年以上の時間が経過している。各ブランドは様々なアプローチを試みているが、残酷なことにそれらは必ず『売れている商品』と『売れていない商品』に分かれる。
たとえば、毎日使っているブランドのシャンプーを使い切ってしまい、近くのドラッグストアに買いに行く。いつものシャンプーを買おうとしたが、特価に惹かれて隣に置かれていた別のブランドのシャンプーを購入した。
消費者はこの時、意図せず「ブランドスイッチ」を行っているのである。
シャンプーの年間購入回数は平均6.4回。
そのうちの何回を自社のブランドを選んでもらえる自信があるだろうか。
インターネットが存在していなかった1990年代以前と比較し、現代はブランドスイッチが発生しやすい環境にある。売れているブランドは、「ブランドスイッチ」が起きる仕組み・仕掛けができているがゆえに、必然的に売れている状況が作れているのだ。
本書は、消費者理解とブランド構築の重要性に焦点を当て、実際にマーケティングの現場で蓄積した実例データをもとに『ブランドスイッチの法則』を提言する。
著 者
株式会社いつもが行う運営代行・運営サポートにおいて、年商 200 億円を超えるブランドから年商 1,000 万円のブランドまで、累計 200 を超えるブランドのコンサルティングを担当。独自メソッドを導入しながら店舗の売上を着実に伸ばしている。執筆に関わった書籍として『EC 担当者 プロになるための教科書』(マイナビ出版)などがある。
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