EC事業者のAmazon運営に関する実態調査レポート
デジタルシェルフ総研が実施したEC事業者のAmazon運営に関する調査結果をお送りします。
本レポート記事はAmazonに出品(セラー)・卸販売(ベンダー)する企業に対して、Amazon店舗事業の運営実態を把握することを目的にアンケート調査を実施し、Amazonにおける運用施策・広告活用の実態と課題などをまとめたものです。
【調査概要】
・調査対象:Amazonに出品・卸販売をしている企業53社
・調査方法:当社のメルマガ登録者に対して、メールによるアンケート調査
・実施時期:2021年4月26~5月6日
Amazon運営に関する実態調査により見えたこと
・広告については、広告を利用していないが1/4を占め、広告利用金額10万以下と合わせると6割以上となり、まだ広告が活用しきれてない企業が多いことがわかりました。
・広告利用の目的としては「売上向上と新規顧客の獲得」が中心ではありますが、「認知向上」目的も50%を超え、多様な目的で利用する企業がいることも明らかとなりました。
・Amazon運営での施策の時間は、「なにもしていない」が3割、「30分以内」「30分から1時間以内」とを合わせると8割以上を占め、Amazon運営にかける時間が少ない傾向が明らかになりました。
・運営上の課題としては「集客が伸びない」が5割を占めたほか、「リソース不足」、「どこに課題があるかわからない」といった回答も各3割ほどに達し、課題の明確化とそれに対応するリソースが不足している傾向が明らかになりました。
Amazon内の店舗の月間の広告予算について
広告予算については、月10万円以下の回答が最多、広告を利用していない企業も26%を占めました。
他方で、月101万円以上の予算を割く企業も1割以上で見られました。
Amazon内の広告活用の目的について
広告活用の目的としては、売上向上が7割近い回答を得て第一に挙げられましたが、新規顧客の獲得や認知向上についても5割以上の回答がありました。
Amazon店舗運用において売り上げアップのために費やしている施策実行の【1日当たりの時間】について
実行の1日当たりの時間については、30分から1時間とする回答が約4割で最も多くを占めましたが、3割の企業では、なにもしていないことがわかりました。
Amazon店舗運営における課題について
課題としては集客が伸びないが約半数を占めました。そのほか、リソース不足、どこに課題があるかわからないという回答も約3割ずつありました。
本記事は以上となります。
なお、本記事は「EC事業者のAmazon運営に関する実態調査」の一部抜粋となります。
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