公開日:2021年1月14日

進化するAmazonでカギとなる2021年のブランド対策とは?

みなさん、こんにちは。Amazon出店におけるコンサル、広告運用、運用代行などでマーケティングを支援する株式会社いつも.のコンサルタントです。

在宅時間の増加など人々の生活様式が大きく変化を迫られる中で、Amazonにとっても、2020年は変化の多い1年となりました。

2021年に入っても引き続き、急成長が見込まれるAmazonにおいては様々なサービスの進化と仕様の変更が予測されます。また、それに応じた出店者側の対策も必要となってきます。

そこで今回は、2021年にAmazonで取り組みたい対策としてブランディングに着目してお伝えします。

Amazonの成長の歩みと2020年

ありとあらゆる商品を扱うAmazonの歴史
ありとあらゆる商品を扱うAmazonの歴史

日本でAmazonがオープンしたのは2000年の11月のことです。今でこそありとあらゆる商品を取り扱っていますが、オープン当初は書籍のオンラインショップにすぎなかったことを覚えている人も少なくないでしょう。

その後の数年で、音楽やゲーム、日用品など商品ジャンルを一気に拡充していきました。また、品揃えの拡充と並行して、物流センターを全国各地に作り、強固な配送体制を作りました。

直販だけでなく、出店型モール(Amazonマーケットプレイス)をオープンしたのが2002年。そして、物流業務全般を代行するFBA(Fulfillment by Amazon)は2008年に開始しました。また、2010年に直販事業の配送料金を無料にしたことも、業界に大きな影響を与えました。

様々なサービスをプライム会員向けに提供することで、顧客の囲い込みを強めているのが、近年のAmazonの特徴のひとつであると言えます。
また、楽天と同様にスマホでの購入のしやすさにも注力しており、特に若年層を中心に新規顧客が増えている一因になっています。

最近では生鮮食品を扱う「Amazonフレッシュ」や、ミネラルウォーターなどの商品専用ボタンを押すだけで注文できる「Amazon Dash」など、新しいサービスも次々と始めているのも成長の秘訣です。

音楽配信や映画見放題などEC以外のサービスも増やしていたところ、在宅で過ごす時間が大幅に増える中で2020年には、大きく飛躍した領域となりました。

家の中で、Amazonのスマートスピーカー「アレクサ」で音楽を聴き、Amazonで商品を注文して、プライムビデオを楽しむ。そんな生活を送っている人も少なくないことでしょう。

このように、Amazonの歩みと2020年の変革はまさに、先見の明に溢れていたと言っていいでしょう。

2021年、ブランドを知ってもらう場所へ

Amazonでいかにブランディングできるかが勝負
Amazonでいかにブランディングできるかが勝負

急成長と進化を続ける世界のECの雄Amazonですが、日本ではまだ「Amazonはメディアである」との考えは少ないでしょう。しかし、すでに米国ではAmazonをメディアとして位置付ける企業も出てきています。

Amazon自体が2020年は大幅に伸びたことから、今後は今まで以上にAmazonがメディアであるという認識が拡大し、検索サイトに年数千万円単位で広告費を使っていた会社がAmazonに広告費用を転換していくという流れが出てくる可能性があります。日本でもその影響が高まっていくことが予想されます。

そのため、2021年は「Amazonの中でどれだけブランディングできるか」がカギとなると考えられます。

これはAmazonがメディア化するなかで、「商品を買う場所」から「ブランドを知ってもらう場所」に変化していくためです。

では、Amazon内でブランディングを行うには何をすればよいのでしょうか?

その答えのひとつが「Amazonストア」の活用です。

Amazonストアがブランド対策に有効!?

店舗独自で構成・編集が出来るからさまざまな魅せかたができる
店舗独自で構成・編集が出来るからさまざまな魅せかたができる

Amazonストアとは、店舗独自で構成・編集が出来るブランドページのことです。

商品情報だけでなく、ブランドメッセージや、ブランドストーリーを記載することが可能です。

また、ピックアップしたい新商品や、売りたい商品をカテゴリごとに見せることができます。

Amazonストアのメリットは、主に以下の2つで​​​​​す。

1.転換率の向上
2.スポンサーブランド広告への活用

それぞれ順番に見ていきましょう。

1.転換率の向上

Amazonストアではトップページだけでなく、新商品や各商品のカテゴリごとにページを構成できます。

そのため回遊が増え、Amazonストア内商品のあわせ買いにより客単価の向上が期待できます。

また、ブランド情報やストーリー性を記載できるため、商品の価値を魅力的に伝える事が可能となり、転換率の向上が見込めます。

2.スポンサーブランド広告への活用

スポンサーブランド広告のリンク先をAmazonストアに指定することができるため、より幅広い商品を訴求できるようになります。

実際に、スポンサーブランド広告を経由して、Amazonストアのページにお客様を呼び込むことで、「回遊率の向上に繋がり、客単価がアップした!」という出品者も見られます。

また、セール期間やクーポンを設定している場合には、値引き商品を一覧として表示することもできるため、スポンサーブランド広告による更なる売上拡大が期待できます。

このように、Amazonストアには、ブランド認知の拡大を含めた多くのメリットがあるので、しっかりと活用し、売上拡大を目指していくことが肝心です。

ここまで、2021年のブランディング対策として、Amazonストアについてお伝えしましたが、「Amazon内でもっとブランディングを進めて行きたい」「そもそもAmazonストア作成の仕方が分からない」といったお悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。

当社では、Amazonストアの作成も、商品対策と共に承ることができます。

ぜひ、お気軽にご相談くださいませ。

Amazon専門チーム
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株式会社いつもが誇るAmazon専門チームが、Amazonにおける最新の集客支援の施策や運用のポイント、広告戦略についてお送りします。

Amazon専門チームは、Amazon専門のマーケティングセンターとして、全国のAmazon運営企業から大手メーカーまで豊富な実績を有しています。Amazon社内の担当者と都度打合せを行っており、現在のAmazonの動向や今後の動きなどを把握し、「今」ではなく「その後」の動きに合わせた対策を行うことができるのが強みです。

本ブログでは、米国での最新事例から、今後日本でも起こるであろうAmazonでの対応策まで、幅広くお伝えします。

Amazon支援グループ 事業責任者
丸山 晃一

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