公開日:2022年9月13日

【事例付き】Shopify(ショッピファイ)を導入するメリットとは?機能や特徴を徹底解説!

【事例付き】Shopify(ショッピファイ)を導入するメリットとは?機能や特徴を徹底解説!

世界で利用者数が拡大しているShopify(ショッピファイ)。海外で開発されたEC構築サービスですが、近年日本でも導入する店舗が増えています。
その理由がコストの低さと豊富な機能。店舗の規模によってプランを選べるほか、必要な機能のみを導入できるのでカスタマイズがしやすいといったメリットがあります。

この記事ではShopify(ショッピファイ)の導入を検討している方に向けて、メリットや機能、特徴をお伝えします。

※本記事に掲載されている、事例の内容、売上に関する情報、サービスの価格・機能・仕様などの情報は、変更・更新になっている場合がございます。

Shopify(ショッピファイ)の最大の特徴は拡張機能の多さ


Shopify(ショッピファイ)の最大の特徴は拡張機能が多いこと。デフォルトには搭載されていない機能をShopify(ショッピファイ)専用のアプリやAPIから追加ができ、70種類以上のあるデザインテーマから店舗に合ったサイトデザインを選ぶことができます。それぞれ無料で使えるものもあれば、月額費用を支払うことで利用できる有料のものもあります。

特にアプリは7000種類以上あり、ECサイトを運営するうえで必要な機能はほぼ揃うと言っていいでしょう。例えばポイント付与やレビュー機能、商品の検索機能を追加できるアプリがあり、自社で扱う商材やユーザー特性によってサイトをカスタマイズできるようになっています。

そのほかAPIでは実店舗のデータをECサイトと連携できたり、デザインテーマを使えば工数をかけずにサイトデザインを変更できたりとECサイトを運営するうえで魅力的な機能が用意されています。

記事内ではShopify(ショッピファイ)を導入するメリットや機能、売上アップのコツなどを解説していきます。それでは詳しく見ていきましょう。

Shopify(ショッピファイ)とは:小規模でも導入しやすいEC構築サービス


そもそもShopify(ショッピファイ)はカナダでサービスを開始し、2017年に日本語対応が実施され利用者数を伸ばしてきました。
近年導入する店舗が増えている理由はコストの低さ。月額25ドルほどでストアを開設できるので、導入のハードルが低いことが特徴です。

随時拡張機能を追加しながら運用しなければいけないものの、小規模であってもオンラインストアを開設できるEC構築サービスと言えるでしょう。また、導入後にプランのグレードアップができるので、ECサイトの規模が大きくなっても対応可能です。

Shopify(ショッピファイ)の7つのメリット


Shopify(ショッピファイ)を導入するメリットは以下の7つです。

詳しく解説します。

拡張機能の多さ

冒頭でもお伝えしましたが、Shopify(ショッピファイ)は多くの拡張機能が用意されています。アプリやAPI、デザインテーマをサイトに追加することで、売上アップや運用コスト削減につながります。

低コストで導入できる

Shopify(ショッピファイ)の魅力のもう一つが低コストで導入できる点です。ベーシックプランでは月額25ドル、スタンダードでも月額69ドルでECサイトを構築できるので、売上がまだ少ない店舗であっても導入しやすいサービスになっています。

モールやSNSと連携できる

さらに各種モールやSNSと連携できることもメリットの一つです。Shopify(ショッピファイ)を楽天、Amazonと連携すると、在庫をShopify(ショッピファイ)内で一括管理できます。これにより複数のチャネルにまたがっていた受注管理をShopify(ショッピファイ)上だけで可能になり、マルチチャネルの運用における負担軽減につなげることができます。
またInstagramやFacebookといったSNSとの連携も可能で、こちらも在庫の一元管理ができるほか、ショッピング機能のある投稿の作成も簡単に行えるようになります。

越境ECに強い

Shopify(ショッピファイ)は越境ECにも対応しています。海外でサービスを展開していることもあり、多言語に対応できるほか、100種類を超える決済方法が利用できるので、あらゆる国に対して販売することができます。

デザインが簡単にカスタマイズできる

用意されているテーマを導入することでサイトのデザインを簡単に変更することが可能です。一からデザインを作る必要がないのでECサイト構築の工数を削減できます。
また多くのテーマが用意されているので、ブランドイメージを崩さずにサイトデザインを決めることができることも魅力です。

決済方法が豊富

多くの決済方法に対応していることもShopify(ショッピファイ)を導入するメリットの一つです。クレジットカードはもちろん、コンビニ決済、後払い、キャリア決済、Amazon Pay、楽天Payなど数多くの決済方法が利用できます。

実店舗のPOSデータと連携可能

Shopify(ショッピファイ)には 「Shopify(ショッピファイ) POS」という機能があり、実店舗とオンラインストアの在庫データを一元管理することができます。ECサイトで購入して実店舗で受け取れるようになるなど、チャネルを超えた販促活動につなげられます。

Shopify(ショッピファイ)の便利な主要機能


Shopify(ショッピファイ)には多くの拡張機能が追加可能ですが、サイトを構築・運用するのに最低限必要な主要機能をご紹介します。
この後詳しく説明していきますが、機能の一覧を確認したい方はShopify(ショッピファイ)公式サイトをご覧ください。
https://www.Shopify.com/jp/online/ecommerce-solutions

ショップを作る

デザイン機能:70種類以上あるテーマからブランドイメージに合ったデザインを選ぶことができます。
モバイル対応:Shopify(ショッピファイ)はモバイルに対応したカート機能が備わっているので、スマホやタブレットから流入したユーザーにも対応できます。
コンテンツ:「Shopify(ショッピファイ)ブログ」という機能があり、商品に関する知識や新商品のリリースなどをユーザーに伝えることができます。

ショップを運営する

在庫管理:Shopify(ショッピファイ)上で商品の在庫を管理でき、在庫がなくなるタイミングで自動的に販売を停止できる機能があります。
分析:Google Analyticsと連携でき、集客やCVR、客単価などサイトの課題を発見し改善点を見出すことができます。

買い物かご

カゴ落ち対策:カゴ落ちしたユーザーに対してメールを自動送信する機能があります。
配送料の設定:重量や地域に応じて、配送料を柔軟に設定できます。

各種決済

クレジットカードだけでなく、後払い、銀行振込、電子マネー決済など幅広い決済方法に対応しています。越境ECの場合も、100種類以上の決済方法が用意されているので多くの国で販売することができるでしょう。

集客

検索対策:見出し、タイトルタグ、ディスクリプションタグがカスタマイズ可能。
SNS連携:Instagram、Facebook、Twitterなどと連携可能。

販売

割引:割引設定やクーポンを活用できます。
レビュー:レビュー機能を追加できるアプリを入れることで実装できます。

その他

定期購入:サブスクリプションの拡張機能アプリを入れることで、定期購入を導入できます。
モバイルアプリ:Shopify(ショッピファイ)のアプリからフルフィルメントの管理や販売状況が確認可能です。

Shopify(ショッピファイ)のプラン


Shopify(ショッピファイ)には「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3つの基本プランがあります。どのプランも月額で料金がかかりますが、初期費用はかかりません。

ベーシックプランは月額25ドル。基本的なECサイトの構築や運用であれば問題なく行えます。しかし管理画面にアクセスできるアカウントが2つまでといった制限や、ほかプランよりもクレジットカードの決済手数料が高いなどのデメリットがあります。

スタンダードプランは月額69ドルで、ベーシックプランよりもアカウントの制限が少なく、クレジットカードの決済手数料が低く設定されています。

プレミアムプランは月額299ドルで、どのプランよりも決済手数料が低く、使用できる機能も多いです。特に「関税と輸入税の計算機能」が唯一使用でき、越境ECに参入する店舗にとって役立つ機能が含まれています。

プランの詳しい情報は公式サイトをご確認ください。
https://www.Shopify.com/jp/pricing

Shopify(ショッピファイ)は「コストをかけずにECカートを導入したい人」におすすめ


以下のようなEC構築サービスをお探しの方にShopify(ショッピファイ)の導入がおすすめです。

Shopify(ショッピファイ)は導入に対してのコストが少なく、ECサイトを構築するハードルが低いと言えます。またサイトを運用していく中で、徐々に機能を追加したり、プランを変更したりと、店舗の状況に合わせて運用費用をコントールしやすいこともShopify(ショッピファイ)の特徴です。

Shopify(ショッピファイ)で売上アップを目指すコツ


Shopify(ショッピファイ)は多くの拡張機能があり、さまざまな施策が実行可能です。「ECサイトからなかなか売れない」「どうやって売上アップを目指せばいいか分からない」という方は以下のポイントをおさえておきましょう。

拡張機能を活用して買いやすいサイトにする

売上アップに重要なのが、サイト内の改善です。集客力を高めたとしてもサイトが買いづらい状況では購入率が下がってしまうためです。Shopify(ショッピファイ)で導入できるアプリを利用して、セール情報のポップアップや商品検索機能の導入などを行い、ユーザーがスムーズに購入できるようなサイトを目指しましょう。

検索対策とSNS連携で集客力を高める

検索対策とSNSを活用することで集客力アップにつながります。検索対策では、ページのタイトルタグにキーワードを含めて記載したり、商品ページでユーザーにとって有益なコンテンツを作成したりすることが大切です。またShopify(ショッピファイ) のアカウントと各SNSを連携させて、新規顧客に対して認知拡大していくことも集客力アップにつながります。

リピーター向け施策を打つ

売上アップを目指すには新規顧客の拡大だけでなく、リピーターを増やすことも重要です。メルマガを発行して店舗のファンを増やしていくことや、初回購入時にクーポンを送り、次回の購入を促すなどの施策を打っていきましょう。

セット販売で注文単価を上げる

客単価を上げることも売上アップにつながります。セット販売で一回の購入単価を上げる施策や、「○○円以上購入で送料無料」などの施策が考えられます。Shopify(ショッピファイ)の拡張機能には、セット販売の作成をサポートするアプリや、商品を購入する際に他のおすすめの商品をレコメンドしてくれるアプリがあるので、積極的に活用しましょう。

<まとめ>
自社ECサイトでは、集客や購入率、客単価などさまざまな視点で改善する必要があります。Shopify(ショッピファイ)は多くの拡張機能が導入できるので、施策に合わせてアプリを選ぶことも有効です。

Shopify(ショッピファイ)の制作事例


Shopify(ショッピファイ)公式サイトの「ショップ事例」をご覧ください。
https://www.Shopify.com/jp/examples
Shopify(ショッピファイ)で売上を伸ばした弊社コンサルティング事例をご紹介いたします。

日用品関連A社様
A社様がShopify(ショッピファイ)でECサイトを構築した理由は以下の通りです。
・月額費用が安価でランニングコストを抑えることができる
・集客や決済方法など基本機能が備わっているので、安心して始められる
・拡張機能が充実しているので、必要に応じてサイトを補強することができる
・海外ユーザーの購入も多いので多言語対応ができる

A社様をコンサルティングしている者の意見では、Shopify(ショッピファイ)は拡張機能さえ押さえておけば、基本的な対策は問題なく行えているようです。一方で、カート内操作や仕様の疑問に対してはWeb上で情報収集する必要があるため、すぐに回答が見つからない場面もあったようです。

現在は日本語対応が進んでいることと、Shopify(ショッピファイ)を利用している店舗が多く、Web上の情報が充実してきているので障壁が解消されているようです。

SEO対策はもちろん、ショッピング広告など各種集客施策を十分に行えるため、基本機能が充実しており且つ安価に運営できるカートであると言えるのではないでしょうか。

まとめ

Shopify(ショッピファイ)は導入のコストが低く、多く拡張機能があることが特徴のEC構築サービスです。また多言語に対応しており、豊富な決済方法があるため、越境ECを検討している方にもおすすめです。

 
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Shopify(ショッピファイ)に関するよくある疑問点

最後にShopify(ショッピファイ)に関するよくある質問をまとめました。導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

 

Shopify(ショッピファイ)のデメリットは?
Shopify(ショッピファイ)は海外発のサービスということもあり、拡張機能が日本語対応していないケースがあります。「アプリの使い方が分かりづらい」という声も見られますが、近年では日本語に対応した拡張機能も増えてきています。今後日本での利用者が増えることを考えると、日本語サポートが充実されるなど、徐々に言語のデメリットが解消されていくと予想されます。
Shopify(ショッピファイ)のアプリとは?
アプリ上でフルフィルメントの管理や販売状況の確認などが行えるShopify(ショッピファイ)の公式モバイルアプリがあります。App StoreとPlayストアから無料でダウンロードできます。詳しくはこちらをご確認ください。
https://www.Shopify.com/jp/mobile
Shopify(ショッピファイ)のテーマとは?
Shopify(ショッピファイ)にはサイトのデザインを簡単に設定できるテーマが用意されています。現在70種類以上のテーマがあり、ブランドイメージに合ったデザインを選ぶことができます。
Shopify(ショッピファイ) plusでできることは?
大規模な店舗向けのプランです。月額2000ドルでほかのプランにはない機能が利用できます。例えば商品ページにAR、動画、3Dメディアを導入できたり、複雑な割引設定ができたりと、高度なサイト改善が可能です。
Shopify(ショッピファイ)の支払い方法は?
主な決済方法の一覧です。
・Amazon Pay
・GMO後払い決済
・auかんたん決済
・d払い
・PayPay(オンライン決済)
・クレジットカード決済
・コンビニ決済
・ソフトバンクまとめて支払い
・楽天ペイ
・コンビニ決済
すべての決済方法はこちらからご確認ください。
https://www.Shopify.com/jp/payment-gateways/japan
Shopify(ショッピファイ)にクーポン機能はある?
あります。Shopify(ショッピファイ)にはクーポンコードを発行する機能があり、ユーザーが購入時にコードを入力すれば割引されます。
Shopify(ショッピファイ)の制作を代行してくれる業者はある?
高度なデザインのサイトを構築するための業者がございます。弊社でもECサイト制作代行を請け負っておりますので、お気軽にご相談ください。
あとから追加できる機能はありますか?
あります。
カラーミーショップアプリストアにショップに機能を追加できるアプリがそろっています。豊富なアプリの中から要望に合わせたアプリを追加することができます。
Shopify(ショッピファイ)のセキュリティは問題ない?
管理画面へのログインする際に2段階認証を設けたり、クレジットカード情報を安全に扱うための世界基準(PCI DSS)を満たしていたりと、セキュリティ対策を行っています。詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.Shopify.com/jp/blog/security-Shopify
Shopify(ショッピファイ)で予約販売はできる?
拡張機能をインストールすることで予約販売が可能になります。
Shopify(ショッピファイ)でGoogle Analyticsは導入できる?
タグを設置するだけで連携ができます。アクセスや購入率などを分析するために必要なツールなのでECサイトを構築した際は導入することをおすすめします。
サービス資料4点セット