楽天市場RMSデータ有効活用法
楽天市場では、RMSから豊富なデータを取得することが可能です。
しかし、項目が多いため、なかなか全てに目を通すことは難しいです。
今回は、RMSで閲覧可能なデータの中から、ぜひご覧いただきたいデータをご紹介します。
■ジャンル別成長性
まずは「ジャンル別成長性」です。
この項目では、自店舗のデータだけでなく、楽天市場全体の傾向を確認することができます。
このように、自社のデータと楽天市場全体で成長しているジャンルを見比べることができます。
楽天市場全体で伸びているジャンルで、自社の商品がまだ伸びてきていない、つまり伸びしろのあるジャンルを発見することができます。
さらに、設定しておいたジャンルの商品が「新規」で購入されたのか、「リピート」で購入されたのかについても確認ができます。
たくさんの新規客が購入している商品の場合には、入り口商品として伸ばすために広告を積極的に導入する、リピートにつながっている商品については新規顧客に向けてリピートを促す、メルマガで訴求する等、実際の数値に基づいた具体的な施策実行が実現できます。
■商品ページランキング
RMSでは売上の方程式である、「アクセス数(人数)×購入率×購入単価(客単価)」というそれぞれのデータに紐づいた細かな数字を確認することができます。(店舗カルテなど)
これらを見ていくうえで重要になってくるのが「商品ページごとのアクセス人数」と「ページ転換率」です。
楽天市場では、商品ページからアクセスされることが多いため、店舗のアクセスが急落している場合には、特定の商品ページのアクセスが落ち込んでしまっている可能性が高くあります。
また、ページ転換率については、どのページに来た人が商品購入につながっているかを簡単に知ることができるため、購入率アップに貢献しているページに注力して施策を打ち、爆発的に売り上げを伸ばすことも夢ではありません。
さらに、ページごとのアクセスと同時に確認することで、アクセスがあるのに購入率が低い場合はページの内容自体の改善すべきことが発見できます。
今回は数あるデータの中からピックアップしていますが、デバイス(PC、スマートフォン)の軸や、カテゴリーページの貢献度など、必要なデータをRMSから取得することで分析を進めていきましょう。
楽天市場の売上アップには、今回ご紹介したデータ分析とともに、その中から重要な施策を精査していき、実際に実行、そして検証していくことが重要です。
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