みなさまこんにちは。株式会社いつも.のロジスティクスプランナーです。今回は、EC物流のアウトソーシング先として、昨今コンサルティング会社やITシステム会社の評価が高まっている理由をご紹介しましょう。

これまで、物流のアウトソーシングと言えば倉庫を持っている一般の物流会社にお願いする機会が多かったのですが、昨今ECにおける物流の考え方は大きく進化しており、物流に求める要件も複雑に多様化してきています。

どのように変化をしているのかというと、従来の「物流費」といえば、注文を受けた商品の出荷・梱包作業~エンドユーザーの手元に届くまで、主に運賃が「物流費」という認識でした。そこから現在では、エンドユーザーが注文ボタンをクリックしたところ~手元に届くまでという範囲に変化をしており、ここにさらにカスタマーサポート(メール・電話)まで加わっています。

しかし、上記のように考え方は変化をしているのに、通常の物流会社ではその領域の業務構築・改善のノウハウがないため、複数の一般物流会社を集めてコンペを行ってみても各社のサービス自体に大きな違いが見られないため、結局見積もりの数字を並べて、価格が安い会社から条件に合うか確認を行って選択するという流れになってしまいます。

そこで条件を確認しようと、「こういうことは対応できますか?」と尋ねることになります。すると、コンペを目の前にした多くの物流会社では、当然「可能です」と答えるのですが、実際には「可能」でも、運用実績がどの程度あるのか、どの程度の品質レベルで「可能なのか」まで深く追求することは難しいことがほとんど。実際には高度な要求を行ってもその本質レベルでの理解が追いつかず運用段階で不満が溜まってしまうということも多くあるのが現実なのです。

実際、荷主となるEC事業者側も物流会社の「出来る」という言葉を鵜呑みにして、予告なく予約商品や新商品、セール品の大量出荷などで波動が大きくなってしまい物流会社側で対応しきれずトラブルに発展するといったケースや、実際に打ち合わせはしていたが、よくよく要件を聞いてみると実は対応ができなかった、といったことがよく起こっています。

このようなケースは本来荷主側がコントロールすべき事とされてきましたが、契約時に物流会社から「対応可能です」と聞いてしまうと、ついつい予告なしに丸投げしてしまい不満が募る結果となってしまうのです。もちろん物流会社側も何とか対応しようと改善に着手していますが、ECサイト運用のシステムからバックヤード全体にまで精通した人材やリソースが足りないため、物流会社単体での解決は難しいのが現状です。

そのためECサイト運用のシステムやオペレーションを熟知している、コンサルティング会社IT会社が物流業務委託の際に必要とされるようになってきました。

しかし、コンサルティング会社やITシステム会社への委託の際にも注意が必要です。中には物流会社に単純にバックヤード部分を再委託をしているだけの会社も存在しています。そういった会社は基本的にバックヤード業務をよく理解していないために業務内容の要件定義ができず、負荷の高いオペレーションを構築した上にバックヤード業務を物流会社へ丸投げ状態となり、事故が発生してしまうケースもあります。

「バックヤード全体」の改善のための選定の際には、物流会社、コンサルティング会社やITシステム会社、いずれから提案を受けるにしても、ECサイト運用のシステム、オペレーション、バックヤード業務、全てを理解している事を確認する必要があります。

今後、日本地代や運賃、作業費などはもう下がらないと言われており、フルフィルメント全体でサービスを捉えてコストを最適化する必要性が増しています。そのため、提案型のコンサルティング会社やシステムIT会社などがコンペでも決め手となるサービスを提案して評価されているのです。

【まとめ・ポイント】

  • 物流費は「注文確定~手元に届くまで+カスタマーサポート」
  • 見積もりを複数並べた単なる「コスト比較」は委託失敗のあるあるパターン
  • 最適なバックヤード構築のためには、注文を処理するプロセス「注文確定~出荷の指示を出すまで」と倉庫から出荷するプロセス「出荷の指示がきてから出荷が完了するまでの現場」のどちらにも知見があるかは選定の最重要ポイント

弊社では新規立ち上げの事業者様から月間出荷件数3万件超えの事業者様まで幅広くコンサルティングを行ってきた実績がございます。バックヤードの改善についてはぜひ弊社へご相談くださいませ。

 

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株式会社いつも.大石

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いつも. マーケティングチーム
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