EC物流の見直し・構築
ネットショップを運営していくにあたり、EC物流は重要なテーマのひとつです。ECの売上に占める物流関連の費用割合は10%程度まで増えています。また、短期間の配送や個別のサービス等の付加価値も必要になってきています。
では、「物流」とは具体的にどのような業務を含んでいるのか、順を追って説明したいと思います。
EC物流の基本的な流れを理解する
●検品・入庫
入荷データや入荷伝票と、実際に届いた荷物に間違いがないことを確認する作業です。適正な在庫管理のためには、この段階での入念な確認作業が必要です。最近では商品ごとにバーコードを用意し、ピッキング、出荷まで管理するシステムが多いでしょう。
●棚入れ
入庫した商品を倉庫内の棚に保管します。もちろん、その棚とは整理整頓の行き届き、管理されたものであることが前提となります。ただ漫然と商品を詰め込むだけの棚では、作業効率が悪くなり、ピッキング・出荷ミスの原因にもつながってしまいます。
●保管
取り扱う商品によって保管する条件が大きく変わります。温度・湿度管理の必要な商品は、それにあった専用の倉庫で保管することが求められます。様々なサイズの商品を扱う場合、それに見合ったサイズの倉庫での保管が必要になるでしょう。
●ピッキング
ピッキングは、出荷指示を受けて、商品を保管倉庫の棚から取り出すことを指します。ネットショップからの出荷指示リストなどをもとにして、品番などを確認して商品を収集します。
●流通加工
出荷する前にオーダーに合わせて手を加えることを流通加工と言います。アパレル製品の場合は値札やタグ付けやアイロンがけ、ギフト製品の場合はラッピングや詰め合わせなどもこの段階で行います。
●梱包・出荷
商品をダンボール・袋などの梱包資材に緩衝材と共に入れて、送り状を添付した上、出荷します。
着日・着時間、運送会社の指定などに間違いないことを確認する作業も必要です。
●在庫情報の管理
今までの物流の要素に加えて、昨今のEC物流においてとりわけ重要となるのが受注・在庫・商品の管理です。
「すばやく・正確に」が求められるネット通販においては、在庫情報を的確に管理することは、お客様とスムーズなやり取りをし、店舗の売上向上につなげる上では欠かせない要素です。
ますます重要となる物流会社選定のポイント
STEP 1:通販物流実績・事例確認
●10社程度は実績がない場合の多くは、未経験の商材が多い
●1社のお客様で1万件/月以上を経験していると業務再構築が出来る企業
●実績だけでなく、成功事例を聞いておくこと。
お客様ごとにオペレーションに違いがあるか?
→B2Bと通販物流は別物であることを知る
STEP 2:物流作業品質、オペレーション体制
●在庫管理はバーコードを利用しているか?
●倉庫見学の際のスタッフの雰囲気はどうか?
●オペレーションに対する考え方、取り組み方を聞く
STEP 3:自社システム連携性
●自社が利用している受注管理システムとの連携実績は?
●営業担当、稼働担当の情報リテラシーは?
●通販ビジネスの受注処理、運営などについてどの程度理解しているか?
→成功の半分はシステム連携で決まる
STEP4:各物流企業の付加価値・強みを確認
強みと弱みをはっきり言える企業を選びましょう
●競合他社と比べて客観的に比較できる企業を選ぶこと
●自社にその強みがあっているか?
STEP 5:最終コストの確認
●安いのには理由がある。
●総合的に品質とコストを判断しましょう
選定のポイントは以上となりますが、ECの業務やシステムに精通した物流業者を探し、なおかつ、自社の業務の効率化を実現できるパートナーを探すのは難しい面があります。
当社では、業務改善・システム連携・物流選定含めてトータルに「フルフィルメント」を構築するサポートを強化しておりますのでご活用ください。
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物流に関するよくある質問
- ECに占める物流の費用割合はどれくらいですか?
- ECの売上に占める物流関連の費用割合は10%程度まで増えています。
また、短期間の配送や個別のサービス等の付加価値も必要になってきています。
重要性を増す物流のノウハウの詳細は本記事でご覧ください。
- EC物流の基本的な流れは?
- 検品・入庫⇒棚入れ⇒保管⇒ピッキング⇒流通・加工⇒梱包・出荷⇒在庫情報の管理
になります。それぞれのプロセスの詳細はぜひ本記事をご確認ください。
- 物流会社選定のポイントは?
- 5つのステップがあります。
ステップ1 通販物流実績・事例確認
ステップ2 物流作業品質、オペレーション体制
ステップ3 自社システム連携性
ステップ4 各物流企業の付加価値・強みを確認
ステップ5 最終コストの確認
それぞれのステップの詳細はぜひ本記事でご参照ください。