委託成功のカギはJANコード?
今回は、物流委託を考えるときに実は重要になる、『JANコード』についてお伝えします。
見たことがない方はいらっしゃらないと思います、身の回りのあらゆるものについている13桁のバーコード。JANコードは、どの事業者の、どの商品かを特定するために規格化されたものです。ECのみで販売する場合には取得は必須ではありません。
ではなぜ、物流委託を検討する際にJANコードが重要になってくるのでしょうか?
まず、EC物流を取り扱う倉庫の大半はJANコードをキーとして、システム上で入出荷や在庫管理を行っています。
メーカー品にはもちろんJANコードがついていますが、自社商品などECのみで展開している場合、ついていないことも多いと思います。そのような場合は、倉庫のシステムで庫内管理用のバーコードを発行して管理することも可能です。
では何が問題なのか?
答えは『事業者側でのJANコード管理』です。
JANコード登録が必須のモールもありますが、自社物流で対応していると特に、厳密に管理していなかったりすることもありますよね。管理しているつもりだったけど、手で入力したから間違ってました。なんていうことも実際にあった話です。
商品自体についているJANコードと、システム上のJANコードが一致しない場合、商品の登録情報を精査しなければならなくなります。
大したことのない小さい話に聞こえるかもしれませんが、これが物流委託を始めるとなると、一致しないものは在庫として管理が出来なくなるため、実は結構な大ごとです。
また、精査しなくてはならない商品数が多いとなると、かかる工数も膨大になるため、委託スケジュール全体に大きく響いてくる可能性もあります。たかがJANコード、されどJANコード。普段から商品登録などの細かい部分まで正確に管理できる体制を作っておきましょう。