楽天市場でスマホ化に成功した店舗は何をした?
EC業界に関わらず、昨今の業務はパソコンを活用したものだと思います。一日の大半をパソコンの画面と向き合っている方も少なくないのではないでしょうか?
しかし、EC業界に身を置く場合、一度パソコンから離れることも必要です。
楽天市場では、2018年第一四半期のモバイル流通総額比率が66.5%となっており、2014年の第一四半期が38.5%だったことを考えるとこの4年間で大きな動きがあったことが分かります。
これはスマートフォンの登場が大きな要因となります。
総務省調べによると、2010年頃に登場したスマートフォンの普及率は当時9.7%だったものが2016年には71.8%と急成長しています。
つまり、日本のほとんどの人の手にはスマートフォンが持たれ、それぞれがこのスマートフォンを活用して毎日の生活を豊かにしています。
EC業界でも楽天のみならず「スマホ化」がキーワードとなり、各施策に成功した店舗が先んじて成功を収めています。このように先んじてスマホ化に成功した店舗は何をしたのでしょうか?
それは、「スマートフォンで店舗を見る」ことを研究したのです。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、非常に重要な施策となります。
ページの多くは、PCで画像を作成し、HTMLやCSSを駆使して見た目や内容をページに作り込んでいきます。その中でPCで作るあまり、スマートフォンでどのように見られるかが抜け落ちることが良くあります。
もちろん自店舗のページだけでなく、競合他店のページをスマホで見ることも重要です。
「スマホでの創意工夫はどのようなことを行っているのか」
「同じ商品でもPCとスマホページで作りが違ったりしないか」
このような視点を持って常にスマホでページをチェックすることが今後のスマホでの売上向上につながるのです。
もちろん、PCでもスマホ表示にすることでページを確認することができますが、私はスマホで見ることをお勧めしています。なぜなら、実際の画面、操作を行う中で感じる気づきがそこにあるからです。