石川樹脂工業株式会社 様
専務取締役 石川勤 様(写真右)
営業部 水上絵梨香 様(写真左)
樹脂製の食器や仏具、工業製品などの製造・販売を手掛けている石川樹脂工業株式会社(本社石川県)。小売店や飲食店などへの卸売りや、企業向けのOEMを行う傍ら、近年は食器のオリジナルブランド「Plakira(プラキラ)」や「ARAS(エイラス)」を中心にネット通販にも力を注いでいます。EC事業のさらなる拡大を目指す中、Amazon店(セラーセントラル)の売上を伸ばすため、いつも.の「Amazonセラーページ&広告運用代行パック」を2019年12月よりご契約いただきました。
「Amazonセラーページ&広告運用代行パック」で商品ページの改善や広告運用に取り組んだ結果、契約初月の月商が契約前の約3倍に増えるなど、目を見張る成果を上げています。いつも.とご契約いただいた理由や成果などについて、同社の石川勤様と水上絵梨香様にお話をうかがいました。
<課題>2019年9月に一部の商品をAmazonのベンダーセントラルからセラーセントラルに変更し、販促施策を打ったが、売上が思うように伸びなかった。
<対策>2019年12月より「Amazonセラーページ&広告運用代行パック」を契約。
<成果>商品ページの検索表示の最適化や、広告運用の強化に取り組んだ結果、契約初月の月商が契約前の約3倍に増えた。
――まずは御社の事業概要と、EC事業の現状を教えてください。
石川様:弊社は1947年に木製漆器の製造事業で創業し、その後、時代の変化に合わせて取扱商品を拡充してきました。現在は食器や雑貨、仏具・仏前、送電設備部品などの工業製品まで、さまざまな樹脂製品の製造と販売を手掛けています。
ECを開始したのは10年以上前のこと。当初は雑貨や食器などを楽天市場で小規模に販売していました。2017年からは食器のオリジナルブランド「Plakira(プラキラ)」を楽天市場とAmazonで展開し、EC事業を本格化。2020年3月には食器のブランド「ARAS(エイラス)」を立ち上げ、ブランド公式オンラインショップをオープンしました。
現在運営しているネットショップは楽天市場店とAmazon店、ARAS公式オンラインショップの3店舗です。
――2019年12月より、いつも.の「Amazonセラーページ&広告運用代行パック」をご契約いただいています。契約に至った経緯をお聞かせいただけますか?
石川様:Amazon店の売上が伸び悩む中、自分たちだけでは打開策を見付けられなかったため、「Amazonセラーページ&広告運用代行パック」を契約しました。
弊社はAmazonに出品を開始した2017年から2019年8月まで、ベンダーセントラル(Amazonへの卸売り)で商品を販売していました。出品して1年ほどは売上が順調に伸びていたのですが、2年目に入ると成長率が鈍化したためテコ入れが必要になりました。
ただ、ベンダーセントラルでは商品価格の設定や販促をAmazonが行うため、弊社では手を打つことができません。そこで、2019年9月に「Plakira」のタンブラーセットなど一部の商品を、販促の自由度が高いセラーセントラル(出店型)に切り替えました。
しかし、セラーセントラルの運用を開始したものの、アクセス数とコンバージョン率が上がらず、売上も伸びませんでした。検索表示の最適化や広告運用について自分たちなりに勉強して試行錯誤したのですが、なかなか成果が出ず、正直言って手詰まりだったんです。
水上様:当時、どうすればセラーセントラルの売上が伸びるのか、専務と私で何度も話し合って、色々な施策を試しました。でも、なかなか結果が出ませんでしたし、そもそも自分たちが取り組んでいる施策が正しいのかを判断することすら出来ませんでした。
Amazonで売上を伸ばすには、マーケットプレイスに合った検索表示の最適化や広告運用を行うことが必要ですよね。でも、私たちにはそのノウハウがありませんでしたので、外部の専門家の力を借りたいと思い、いつも.さんにご相談しました。
――たくさんのコンサルティング会社や運用代行会社がある中で、いつも.を選んでくださった決め手は、どのような点だったのでしょうか。
水上様:いつも.さんを選んだ理由は3つあります。1つ目は、いつも.さんはEC支援で多くの実績があること。いつも.さんのウェブサイトに掲載されている実績やユーザーインタビューなどを拝見し、信頼できそうだと感じました。
2つ目の理由は、Googleの検索エンジンで「Amazon SEO」といったキーワードで検索した際、いつも.さんが上位に表示されたこと。Amazonで検索表示の最適化を代行していただく上で、自社サービスの検索表示に強い会社さんでなくては不安です。Amazonのモール内検索とGoogleの検索の最適化の仕組みは異なりますが、Googleの検索結果の上位に表示される会社であれば、相応のスキルがあるだろうと判断しました。
そして契約を決めた理由の3つ目は、契約前に対応してくださった担当者さんが、とても親切だったこと。契約を申し込む前に電話でお話をしたとき、その場で弊社のショップの改善策をアドバイスしてくださいました。そのときのアドバイスは的確でしたし、対応も丁寧だったので、これなら安心してお任せできると思い契約を決めました。
――「Amazonセラーページ&広告運用代行パック」では、これまでどのような施策に取り組んでいますか?
水上様:Amazon内の検索で上位表示を狙いやすいキーワードを探して商品ページに対策したり、商品画像を改善したりしています。そういったページ改善と併せて、スポンサープロダクト広告を運用して売上拡大を図っています。
キーワードの選定や広告の単価調整、効果検証などは、ほぼ全ていつも.さんにお任せしています。毎月のミーティングで運用実績や分析結果を報告していただけるので、それを踏まえて次の運用方針を一緒に考えていくという流れです。
――そういった施策に取り組んだ結果、どのような成果が表れていますか?
石川様:契約初月の2019年12月の月商は、契約前の3カ月間の平均値と比べて約3倍に増えました。12月はギフトシーズンなので、もともと売上が伸びやすい月ですが、そのことを差し引いてもこれほど急激に売上が伸びたことに驚いています。
特に、広告からのアクセス数が、それ以前とは比較にならないほど増えました。また、商品ページのコンバージョン率も改善しました。ページ改善と広告の相乗効果によって売上の急増につながったのだと思います。
水上様:いつも.さんに商品ページを対策していただいたことで、新商品の売れ行きも変わってきました。新商品は発売直後の売上が伸び悩むことも多かったのですが、「Amazonセラーページ&広告運用代行パック」を契約してからは新商品の初動が良くなっています。検索表示の最適化と広告運用によって、新商品がお客様の目に触れやすくなったのではないでしょうか。
――弊社への率直な感想があれば、ぜひお聞かせください。
石川様:「売上拡大」という明確な成果を出していただけましたので、いつも.さんにお任せして良かったです。Amazonにおける検索表示の最適化や広告運用のルールや方法について、自分なりに勉強していたつもりでしたが、やはりプロのノウハウは凄いのだと実感しました。
しっかり成果を出していただいたので、さらに店舗運営を強化するために「Amazonセラーページ&広告運用代行パック」の対象商品数を追加しました。
(※編集部注:「Amazonセラーページ&広告運用代行パック」は対象商品数5SKUごとにプランが変更となり、金額が変わっていくサービスです)
――最後に、EC事業の今後の抱負をお聞かせください。
水上様:弊社の商品は実店舗でもご購入いただけますが、お客様の中には子育てなどさまざまな理由で外出が難しい方もいらっしゃると思います。より多くのお客様に商品を買っていただけるように、これからEC事業を強化していきたいです。
また、私はInstagramで「Plakira」と「ARAS」のアカウントを運用しており、投稿コンテンツからECサイトへ集客を図っています。1人でも多くの方に商品のことを知っていただけるように、今後もブランドの魅力を発信していきます。
石川様:食器や雑貨を販売していく上で、ECは非常に重要なチャネルだと考えています。ブランドの認知度を高め、新しいお客様を獲得するためにもネット通販は欠かせません。近年は、飲食店や宿泊施設のバイヤーがオンラインで食器を発注するケースも増えてきました。こうしたトレンドを踏まえ、会社としてもEC事業を一層強化していきます。
同時に、弊社は小売店もとても大切にしています。店頭で商品に触れ、ECで購入するお客様もいらっしゃるでしょう。ECサイトで商品のことを知ったお客様が、商品の質感を確かめるために店頭に足を運ぶこともあると思います。弊社はメーカーとして、実店舗とECの相乗効果が生まれる施策を打っていきたいです。
石川樹脂工業株式会社 様に
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