米国アマゾンを上回る成長率を誇るFarfetch等、注目の海外ECモールと多店舗展開のススメ
みなさまこんにちは。株式会社いつも.コンサルタントです。
当社が日本独占公式パートナーを務める世界最大規模のEコマースに関するカンファレンス&展示会IRCE(Internet Retailer Conference&Exhibition)2016に参加してきました。今回はその中から、私たちが特に注目した今後日本でも重要となってくるであろう最新情報をご紹介していきます。
具体的にご紹介するのは、驚異的な成長率を誇る米国アマゾンを更に上回る勢いで成長を続けている注目の最新米国ECモールです。
米国ECモールの驚異的な下からの突き上げ
米国EC市場では、TOP200~TOP400につけるようなEC関連企業の成長率がTOP100の企業を上回るなど、市場の裾野が大変広がっており、まだまだこれからも成長を続けていくことが期待できます。これはモールでも同じく、米国企業の中にはアマゾン以外のマーケットプレイスを同時に活用して売り上げを伸ばしているところが多くあります。
実際にアメリカで展開しているマーケットプレイスを見てみましょう。
ファッションを扱う「Farfetch.com」
Farfetchは、イギリス発の1つのサイトで世界400以上のセレクトショップからショッピングできるECサイトです。ラグジュアリーブランドをメインに現在日本に上陸しており、アパレル系モールとして徐々に注目される存在になっていくでしょう。
次に同じくファッション商材を手がける「Bluefly.com」
Blueflyはブランド品の割引とフラッシュセールによって顧客をあつめることに成功したECで、数あるファッションECのなかでも様々な施策を実行して注目を集めています。
家電の仮想モール「Newegg.com」
Neweggは、商品の詳細やレビューを豊富な動画で紹介しており、パソコンの部品等に詳しくない人でも、ストレスなく買い物ができるサイト作りが評価を得ています。
ハンドメイド商品などを扱う「Etsy.com」
Etsyは、ハンドメイド商品を扱うCtoCという業態で。職人を思いやるその世界観がユーザーから共感を呼んでいます。また、売り手を育てるための販売ノウハウも多数公開しており、今後の成長に注目が集まります。
これらのモールは、伸び率でアマゾンを上回っています。こうした成長著しいモールは共通して、総合的に商材を集めて売るのではなく、アパレル・家電・ハンドメイドといったように、一つのテーマに“特化”して展開しているのが特徴です。
これらのモールを多店舗展開して、売上を伸ばしているのが現在の米国の流れであり、今後日本でも複数のモールに戦略的に展開していくことが成長を続ける上で重要となるでしょう。
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