公開日:2020年12月24日

商品ページ改善で売上を伸ばす6つのポイントと2つの罠

みなさん、こんにちは。
ECサイト制作の支援を行っております株式会社いつも.のECコンサルタントです。

本記事では、まずこれからECを本格展開しようという経営者やEC事業の責任者様に向けて、巣ごもり需要拡大によるECの直近の状況をご説明します。

その上で、購入率や回遊率をアップさせる商品ページ制作の6つのポイントや気を付けたい2つの「陥りやすい罠」についてご紹介します。

2020年のEC需要の急拡大

2020年はEC事業には大きな変革の時
2020年はEC事業には大きな変革の時

2020年初頭からの外出自粛の影響による巣ごもり需要拡大で、EC事業には大きな変革の時が訪れています。

ショッピングモールなどに外出して買い物をすることを控える動きが高まりました。このことで、普段は実店舗のみで購入していた顧客の中にも新規にECの利用を開始する人が現れるなど、若年層からシニア層にわたる全世代で、ECの利用が拡大しました。

元より、日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、以下のグラフの通り、2019年には19.4兆円(前年18.0兆円、前年比7.65%増)に拡大しており、成長の一途を辿っていました。

日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は右肩あがり
日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は右肩あがり

日本のBtoC-EC市場規模の推移(単位:億円)

出典:経済産業省「電子商取引に関する市場調査」2020年7月、
https://www.meti.go.jp/press/2020/07/20200722003/20200722003.html

2020年の消費変革はこの急激な成長にさらに拍車をかける結果となったと言えます。

これに対して、経済産業省の統計資料「2020年上期小売業販売を振り返る」(2020年10月9日、https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/kako/20201009minikeizai.html)によると、2020年上期の小売業の販売額は71兆2,490億円と、前年同期比マイナス5.3%の減少となりました。

スーパーマーケットやドラッグストアが急激な景気後退でも底堅く堅調な一方で、コンビニや百貨店は打撃を受けています。特に百貨店には、前年同期比マイナス33.1%とより甚大な影響が出ています。

オンラインであるECには直接の対面接触の機会を無くすことができることに加えて、時間・場所の制限がないことが特徴として挙げられます。

これにより、楽天市場やAmazonをはじめとしたECへと消費者の購買行動のシフトが進んでいます。

この変化をチャンスとして捉えて、増えているアクセスを逃さないようにしましょう。
アクセスを「確実に購買につなげていく」、「早期に売り上げを立てる」、「顧客を増やしていくこと」を実現していきたいですね。

それでは、具体的にどのような取り組みが商品ページ制作で求められるのでしょうか。

業績を伸ばしているサイトの6つの特徴

古典的といわれる手法を徹底的に行うことが大事
古典的といわれる手法を徹底的に行うことが大事

EC制作における重要なポイントは古典的な手法と思われるものを中途半端ではなく、「徹底的に」実施することです。

直近において大幅に業績を伸ばしているサイトの特徴としては以下のような6つのポイントをすべておさえていることが挙げられます。

1.NO.1

ランキング1位はPR効果、抜群です。「~カテゴリNo.1」といった記載は、特にピクチャーに盛り込めれば効果的です。

2.レビューの獲得

より多くのレビューの獲得は信頼につながります。一定数のネガティブなコメントを書かれることは避けられませんが、改善させていく姿勢が大切です。

3.日本品質

必ず国産が良いというわけではもちろんありませんが、やはり日本品質は安心につながるPRポイントになります。

4.松竹梅、店舗内比較

松竹梅を意識した商品メニューの設定や店舗内の商品の比較は、それぞれの商品の強み弱みを紹介することになります。結果的にどの商品に購買が落ち着いても自社の売り上げにつながります。

5.商品の詳細情報

小さいこだわりを強調することが差異化を追求するために大切です

6.安心、安全、工程、現場情報

透明性が高く安心して利用できるものが信頼を勝ち得ます。

 

これらのポイントは「ベタな」ことであり、既知のこととして「それぐらい、うちもすでにやっています!」という声をよくうかがいます。

しかし、実際はこれらの一部を実施しているだけで、全部については出来ていないのです。

6つの全てのポイントを徹底的に実施することが大切です。

次に気を付けたい「陥りやすい罠」について2つご紹介します。

スマホファースト

PC画面での見え方ばかり気にしてしまうのは落とし穴
PC画面での見え方ばかり気にしてしまうのは落とし穴

まず気を付けたいこととして、スマートフォンページのサイト作成があります。

サイト制作はPC画面を見ながら行うことが多いと思います。そのため、PCでの見え方ばかりに意識がいきがちになります。

他方で、顧客の利用機器は、スマートフォンがPC以上に重みを増しています。

そのため、スマートフォンでの情報は、PCと同じかそれ以上になっている必要があります。

よくスマートフォンのサイトには情報が乏しいのに、PCにはたくさんの情報が載せられているというケースを見受けます。

しかし、余程、注意して情報を調べている顧客でない限り、スマートフォンでアクセスしてから、詳細の情報をPCで取得しようとするということは無いでしょう。

また、スマートフォンから見やすい写真のサイズや形状にも気を配りたいですね。

PCよりも「スマホファースト」であることを意識して取り組みましょう。

素人目線の広報・広告

素人から見たらよくわからないサイトになっている罠
素人から見たらよくわからないサイトになっている罠

次に、陥りやすい罠として、プロ目線で素人にはよくわからない広報・広告となっていることがあります。

どうしてもプロとして販売する側は、素人には難しい専門用語を当たり前のように使って表示してしまう傾向にあります。

それでは顧客に敬遠されてしまうでしょう。

あくまで「顧客は素人である」ことを前提として、わかりやすい言葉遣い・表現を心がけましょう。

 

以上のような施策により、商品ページが改善して、一度アクセスした顧客が回遊し、購入率をアップさせることにつなげられることが期待できます。

商品の魅力を正しく伝えて、本来取れる売り上げを確実に獲得していきましょう。

専門業者に任せるメリット

専門家にマーケティングを任せるメリット
専門家にマーケティングを任せるメリット

最後に、こうした施策を実施する際に自社でマーケティングを行うか、それとも、いつも.のような専門業者に任せるのが良いかについて触れたいと思います。

イメージとしては以下のグラフの通りです。

短期で売上を伸ばせるのはプロに任せた場合
短期で売上を伸ばせるのはプロに任せた場合

専門の業者に任せなくとも、確かに必要な手を試行錯誤で打っていくことで、波に乗るECであれば、売り上げを伸ばすことは難しいことではないかもしれません。

しかし、すでに多くのノウハウを蓄えたいつも.のような専門業者を活用することでよりスピーディーに目標とする売り上げを達成することが可能となります。

EC制作を知り尽くしたプロであればこそ、より短期に売り上げを改善することができ、競合との差をつけることも可能になるでしょう。

 

いつも.では、定額制作サービスSUGOUDE(スゴ腕)にて、
・広告バナー制作
・イベント会場制作
・サムネイル制作
・スマホ改善
・ページ制作
・メルマガ制作
など、多くのサービスを提供しています。

単発での制作も承っておりますのでご関心ありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

いつも. マーケティングチーム
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