【2024年最新版】必ず利用したい楽天セール種類とイベントカレンダーまとめ
楽天市場には、楽天スーパーSALEやお買い物マラソンなど、様々なセールやイベントが存在します。今回は年間セールと定期イベント、不定期キャンペーンについて改めてまとめてみました。それぞれのセール・イベントでありがちな失敗例も記載しておりますので、自店舗の施策で該当する箇所がないかカレンダーを確認しながらチェックしておきましょう。
※当記事は2024年1月時点の情報を基に制作しています。記事閲覧のタイミングによっては情報が古くなっている可能性がありますのでご了承ください。
2023年に開催された楽天セールと種類一覧
2023年に開催された楽天セールと種類一覧が下記の通りです。
- 楽天スーパーSALE(3月・6月・9月・12月)
- 楽天お買い物マラソン(ほぼ毎月)
- 楽天ブラックフライデー(11月)
- 楽天イーグルス感謝祭(11月)
- 楽天大感謝祭(12月)
- 楽天超ポイントバック祭(不定期)
とりわけ大きく話題になるのが「楽天スーパーSALE」です。
楽天スーパーSALE中は、ユーザーがセール期間中に1,000円(税込)以上購入した店舗数に応じてポイント付与の倍率が上昇する「ショップ買い回りキャンペーン」や、通常時の商品価格から50%以上割引されている商品だけが対象の「半額サーチ」等が開催され、多くの楽天ユーザーが楽天市場内を回遊します。
店舗様も楽天スーパーSALE開催時に、自店舗独自のセールイベントや特集の開催、割引率の調整等を行うことで、販売実績・売上UPの相乗効果を図る絶好の機会です。ぜひおさえておきましょう。
また、年末に行われる「楽天ブラックフライデー」や「楽天大感謝祭」も1年を締めくくる大型イベントです。最大43倍ポイントバック(通常ポイント(+1倍)、ショップ買い回り(最大+9倍)、各ショップor商品のポイントアップ(最大+19倍)、SPU(スーパーポイントアッププログラム)(最大+14倍))や、「100万ポイント山分け」などの企画が準備されています。
楽天市場の年間大型セールの特徴は「ユーザーにデメリットのない(あるいは非常に少ない)セールイベント」といえるため、普段楽天で買い物をしないユーザーが回遊することはもちろん、「楽天経済圏」と呼ばれる楽天ポイントを効率的に集めるヘビーユーザーも多く回遊します。
年4回開催の楽天スーパーSALEと、年末大型イベントの「楽天ブラックフライデー」「楽天大感謝祭」はマストで抑えておきましょう。
楽天スーパーセール(3月・6月・9月・12月)
楽天スーパーSALEでは、通常時よりも半額以下で商品が購入できる「半額サーチ」や、複数のショップで商品を購入することでポイントが倍々で増えていく「ショップ買い回りキャンペーン」がよく知られています。
楽天スーパーSALEは普段から楽天市場で商品購入するユーザーはもちろん、楽天ポイントを効率的に集めるヘビーユーザー(楽天経済圏ユーザー)も多く回遊する期間です。
したがって、楽天市場にショップを構える店舗様は独自セールを行い、「回遊するユーザーをいかに自店舗に呼び込むか」を考えることが、販売数増加や売上アップに直結します。
ユーザーは目当ての商品が売り切れる前に購入したいと考えますので、「楽天スーパーSALE開始直後」に多くのユーザーが流入すると想定されます。
店舗様も楽天スーパーSALEの開始に照準を合わせて、自店舗セールの企画準備、在庫管理を徹底しましょう。
関連記事:楽天スーパーSALEの基礎知識と売れる有効施策を解説!
楽天お買い物マラソン(毎月)
楽天お買い物マラソンは、楽天市場でほぼ毎月行われるセールイベントです。
楽天スーパーSALEのショップ買い回りキャンペーンと同じ要領で、ユーザーはショップの買い回りを行うことでポイント還元倍率を上げることができます。
お買い物マラソンで獲得できるポイント倍率は10倍で、1ショップでの買い物が1,000円(税込)以上の購入がキャンペーン対象です。
したがって、店舗様は自店舗の1,000円台の商品から、楽天お買い物マラソンの開催に合わせて「1,000円(税込)」で販売すると、ショップの買い回りをしているユーザーの購入意欲を刺激することが可能です。
楽天ブラックフライデー(11月)
楽天ブラックフライデーは11月下旬に開催される楽天市場のビッグセールで、「対象ショップの商品が全品50%OFF」や「対象アイテム限定最大半額クーポン」など、お得に商品を購入できます。
楽天ブラックフライデーにおいても、ショップ買い回りキャンペーンは開催されるため、ユーザーは最大ポイント10倍の還元を受けられます。
その他「注目商品のピックアップ」や「スタートから2時間だけ使える最大50%OFFクーポン」なども配布されるため、セール開始直後に多くのユーザーが流入するイベントです。
店舗様は楽天お買い物マラソンと同様に、セール開始に合わせて準備を進めましょう。
楽天イーグルス感謝祭(11月)
楽天イーグルス感謝祭は毎年10月もしくは11月に開催されるセールイベントで、プロ野球のリーグ戦が終了するタイミングで開催されます。
2023年は11月14日~11月16日の期間で開催されました。
5,000円(税込)以上のお買い物でポイント2倍(通常ポイント1倍+特典ポイント1倍)、50,000円(税込)以上でポイント5倍(通常ポイント1倍+特典ポイント4倍)がユーザーに還元される特徴があります。
また、期間中のお買い物合計額50,000円(税込)以上で5倍のポイントを達成すると同時に、各ショップ個別設定のポイントアップ最大19倍、スーパーポイントアッププログラム最大13倍を組み合わせると、最大ポイント37倍を獲得できます。
楽天大感謝祭(12月)
楽天大感謝祭は毎年12月に開催される大型セールで、定番のポイント還元最大10倍が獲得できる「ショップ買い回りキャンペーン」や、様々なクーポン・ポイントが当たるミニゲームが用意されているのが特徴です。
ショップ買い回りキャンペーンやポイント還元最大43倍など、よく楽天スーパーSALEと比較されますが、「最大半額セール」が楽天スーパーSALE独自の企画となるため、年末のまとめ買いを検討しているユーザーにおすすめのセールイベントといえます。
他のセールイベントよりもお得に、かつ安くて良いもの(掘り出し物)を見つけたいユーザーは楽天スーパーSALEに多く集まります。
楽天超ポイントバック祭(不定期)
楽天超ポイントバック祭は不定期で開催されるセールで、文字通りポイントバックがメインのイベントになります。
これまでの傾向から12月・1月に開催されることが多いセールとして知られ、5,000円(税込)以上でポイント2倍、70,000円(税込)以上でポイント7倍が獲得できる還元幅の大きいセールといえます(楽天イーグルス感謝祭が最大50,000円で5倍還元なので、楽天超ポイントバック祭の還元適用価格が広いことが分かります)。
楽天超ポイントバック祭も他セールと同様に、セール期間中の購入金額合計が対象になるため、1商品で70,000円に到達しても7倍、家電製品や家具を組み合わせて70,000円に到達して7倍、といった具合でポイントが還元されます。
このほか各ショップ個別設定のポイントアップ最大19倍と、スーパーポイントアッププログラム最大14倍を組み合わせて、ポイント最大40倍還元をユーザーは受けられます。
セール以外のイベント一覧
上記で挙げた年間セール以外にも、楽天市場にはお得に商品を購入できるイベントが数多くあります。
- ワンダフルデー
- 5と0のつく日
- 楽天イーグルス・ヴィッセル神戸勝利翌日
- いちばの日
- 火曜日と木曜日(プレミアムカード限定)
それぞれ紹介していきます。
ワンダフルデー
ワンダフルデーは毎月1日に開催されるイベントで、楽天市場内の全ショップでの買い物がポイント3倍に増えるキャンペーンを実施しています。
加えて対象ショップ限定で1,000円OFFクーポンが発行されていたり、様々な割引・ポイントアップ企画が用意されています。
ショップ買い回りキャンペーンなどのように他ショップで商品を購入しなくてもポイント還元率を上げられるイベントのため、「ショップ買い回りキャンペーンには参加しないが、少しでもお得に商品を購入できるイベントには参加したい」というユーザーを顧客に取り込めます。
5と0のつく日
毎月「5」と「0」のつく日に開催されるセールで、楽天カードで商品を購入するとポイント倍率が5倍になるユーザーメリットの大きいキャンペーンを実施しています。
楽天市場内の全ショップが対象で、ワンダフルデーと並び、高額商品やまとめ買いを計画しているユーザーに重宝されるイベントです。
毎月5,10,15,20,25,30日の開催で、エントリーページから登録後、対象日中に楽天市場内で購入した商品は全てポイント5倍が還元されます。
楽天イーグルス・ヴィッセル神戸勝利翌日
楽天イーグルス・ヴィッセル神戸が勝利した後にキャンペーンページからエントリー・購入することで、ポイント最大4倍が還元される「勝ったら倍キャンペーン」も人気のイベントです。
1チームの勝利で2倍、2チームの勝利で3倍、3チーム勝利で4倍のポイント倍率となるため、不定期で開催されるポイント変倍の大きなイベントとして注目されています。
いちばの日
毎月18日に開催されるセールで、楽天市場の会員ランクによってポイント倍率が変化するキャンペーンを行っています。
- ダイヤモンド会員▶4倍
- プラチナ会員▶3倍
- ゴールド会員▶2倍
キャンペーンページからのエントリーで簡単にイベントに参加できるため、こちらのイベントもワンダフルデーと並んでユーザーが参加しやすいイベントといえます。
火曜日と木曜日(プレミアムカード限定)
楽天プレミアムカード・ブラックカードを保有しているユーザーは火曜日と木曜日にポイント+1倍が付与されます。
5と0のつく日や、お買い物マラソンなどのイベントが開催されている日に合わせて商品を購入すると、より多くのポイント還元を得ることができます。
【イベントで失敗する代表例】
上述のように、楽天市場では1年を通して様々なイベントが開催されます。
今回は上記イベント時にやってしまいがちな失敗の代表例を「楽天スーパーSALE編」と「全イベント共通編」に分けて紹介します。
■楽天スーパーSALE
・サーチ申請を忘れていた
・特に理由はなくコピーページで申請していた
・販売期間指定解除忘れ
・割引率が基準に達していなかった
■全イベント共通
・スケジュール感を把握していない
・施策未実施
・過去実施した施策のブラッシュアップ不足
・イベント特性の理解不足
楽天スーパーSALEでありがちな失敗例
楽天スーパーSALEでありがちな失敗例には下記があります。
- サーチ申請を忘れていた
- 特に理由はなくコピーページで申請していた
- 販売期間指定解除忘れ
- 割引率が基準に達していなかった
1つずつ確認していきましょう。
サーチ申請を忘れていた
楽天スーパーSALEで「半額サーチ・割引サーチ」の検索対象にさせるために必要な「楽天スーパーSALEサーチ イベント商品申請」をするかしないかによって、スーパーSALE期間中の集客や売上は左右されます。
10%以上割引が可能な商品は可能な限り申請しましょう。
また、毎回申請スケジュールは若干前後しますが、申請には締め切りが存在します。
RMSの店舗運営Naviにて[楽天スーパーSALEサーチ イベント商品申請] 対応ガイドなどで検索を行うと、スケジュールの詳細記事がヒットしますので、確認を行い、事前準備を整えて間に合うように申請してください。
特に理由はなくコピーページで申請していた
特に理由が無く、普段は倉庫に入れているコピーページを「楽天スーパーSALEサーチ イベント商品申請」に出してしまうと、スーパーSALE期間中に獲得した実績を普段販売している元ページに引き継ぐことができなくなってしまいます。
スーパーSALEで売上が伸びると、楽天市場内のオーガニック検索順位が向上する可能性が高いため、セール後も恩恵を受けられるように通常の商品ページで対策しましょう。
割引率が基準に達していなかった
楽天スーパーSALEサーチ イベント商品申請において、割引サーチに出す方法として「10%以上割引」、半額サーチでは「50%以上割引での二重価格設定」を行って申請する必要がありますが、審査時の割引率の計算が小数点以下切り捨てのため、切り捨てにした際の割引率を確認する必要があります。
実際にあったケースとして、10%割引のつもりで申請した商品が、実際には9.99%だったことで審査に落ちてしまったケースがございますのでご注意下さい。
販売期間指定解除忘れ
「楽天スーパーSALEサーチ イベント商品申請」を行った商品に関しては、販売期間をセール期間中に設定している店舗様が多いでしょう。
実際にあった事例として「セール終了後に販売期間指定の解除をしていなかったために、セール終了後に販売できない状態が続いていた」という事象があります。
楽天スーパーSALEで獲得した販売実績が無駄になってしまいかねませんので、セール期間終了後は速やかに販売期間指定を解除するようにしましょう。
全イベント共通でありがちな失敗例
楽天スーパーSALEに限らず、全イベント共通でありがちな失敗例には下記があります。
- スケジュール感を把握していない
- 施策未実施
- 過去実施した施策のブラッシュアップ不足
- イベント特性の理解不足
こちらも1つずつチェックしておきましょう。
スケジュール感を把握していない
楽天市場では随時、様々なイベントが開催されていますが、そもそものスケジュールを把握できていないため、参加しそびれていたり、楽天原資のポイントアップ施策などに乗りそびれていたというパターンが多いです。
イベントのスケジュールカレンダーはRMS上で確認できるため、先々の予定をしっかりチェックしておきましょう。(※詳しくは、RMS内「ポイント&クーポン キャンペーン開催情報」をご確認下さい。)
施策未実施
楽天市場で実施しているイベントの恩恵を最大限享受していくためには、施策の実施が必要になってきます。
「集客」や「転換率」を意識した施策を実施していきましょう。
関連記事:楽天市場のスーパーSALEで繰り出す「3+α」の施策
関連記事:楽天市場、RPP広告のイベント時の対策と最新情報
過去実施した施策のブラッシュアップ不足
前回のイベント、前年のイベントで実施した施策の効果検証をしっかりと行い、次回のイベントに向けたブラッシュアップを行っていくことで、より効果的な打ち手を実施していけるようになります。
ブラッシュアップを行っていない店舗様は売上に伸び悩む傾向があるため、PDCAを意識した施策を実施していきましょう。
関連記事:【目指せ!月商300万円】ECサイトで売上を伸ばす考え方と施策を解説
イベント特性の理解不足
楽天市場では不定期キャンペーンを含めると、1年を通して多くのイベントが開催されています。
一方、確実におさえておきたい主要イベントはある程度限られてくるため、各イベントの特性をおさえ、イベントに合った施策を展開することが重要です。
まとめ
楽天市場では楽天スーパーSALEをはじめ、年間通じて大型セールが数多く開催されます。
また5と0のつく日や、いちばの日など、毎月行われるイベントもあり、お得に商品を購入したいユーザーが絶えず楽天市場内を回遊している状態です。
楽天市場にショップを構える店舗様は、こうした楽天市場の年間セール・定期イベントの特性をしっかりと把握し、自店舗で力を入れるべきセール・イベントに向けて準備を進めていきましょう。
楽天セールに関するよくある質問
- 楽天セールの種類と開催時期を教えてください。
- 楽天市場では、「楽天スーパーSALE」や「楽天お買い物マラソン」など様々なセール・イベントを開催していますが、ある程度時期が決まっているものや不定期の物など様々です。本記事にてまとめていますのでぜひご確認ください。
- 出店側が、楽天スーパーSALEの際に注意すべきことは何ですか?
- 「サーチ申請忘れ」や「理由のないままのコピーページ申請」などが挙げられます。
他にも、本記事では失敗例をまとめております。