公開日:2023年2月16日

【攻略】楽天市場のメルマガを最大限活用する方法をご紹介

【攻略】楽天市場のメルマガを最大限活用する方法をご紹介

楽天市場におけるメルマガはリピーター獲得に欠かせない施策です。

しかし、適切な配信内容・配信タイミングを押さえていなければ、上手く売上に結びつかず、労力が無駄になることもあります。

本記事でしっかりと「自店舗でもできる無理のない適切なメルマガ運用」を確認し、効率的なメルマガ施策を実施してください。

 

そもそも楽天市場内におけるメルマガとは?


楽天市場内におけるメルマガとは、自店舗のメルマガに登録しているユーザーにアプローチする施策を指しています。

基本的には「リピーター獲得」を目的とした施策になるため、メルマガ登録ユーザーとの関係構築を様々なアクションとして取り込んでいきます。

例えば「新商品の発売」「イベントの実施の告知」などは顧客との定期的なコミュニケーションとして活用できます。

また、メルマガはファン作りの促進を行う場でもあるため、定期的にコラムを発信し、店舗の特徴を知ってもらう機会にすることが重要です。

こうしたメルマガ施策をしっかり活用できている店舗は、集客だけでなく、売上向上にも繋がっています。

楽天市場のメルマガは1通あたり1円~配信が可能で、配信先をセグメントしたり、配信日時を調整したりすることができます。さらに、一定の条件を満たす店舗は、1週間に一度の配信が無料になります。

楽天市場のメルマガは、ユーザーがメルマガ登録に利用したデバイスに合わせてそれぞれメルマガを作成する必要があるため、このあと詳しく解説していきます。

楽天メルマガは大きく5種類


楽天市場のメルマガは大きく5つに分かれます。

  • PCテキストメール
  • HTMLメール
  • レスポンシブメール
  • モバイルテキストメール
  • モバイルHTMLメール

上記の配信パターンが存在する理由は、利用するメールの形態によって配信できるデバイスが異なるためです。

ちなみにPCテキストメール・HTMLメール・レスポンシブメールはキャリア向けのアドレスには配信できず、メルマガ会員のメールアドレスがPCもしくはスマートフォン用のメールアドレスの場合に配信が可能になっています。

キャリア向けのアドレスには、モバイルテキストメールもしくはモバイルHTMLメールを利用することでメルマガを配信できます。

上記のサポート対象メールアドレスを間違えると、せっかく作成したメルマガが会員に届かない事態に陥るため、配信前に必ずチェックしておきましょう。

PCテキストメール

PCテキストメールとは、文字通り「PCに向けて配信できるテキストのみのメルマガ」となります。

メルマガ登録のアドレスをPC用メールアドレスに設定しているユーザーに向けて配信します。

昨今はスマートフォンの普及により、PC用メールアドレスはスマホ用メールアドレスよりも取得母数が少ない傾向にありますが、現状でも対策が必要なメルマガです。

HTMLメール

HTMLメールとは「画像中心のデザイン性・可読性を重視したメルマガ」になります。

昨今、一番なじみがあるメルマガは、このHTMLメールです。

作成方法はWordPressのように「実際にコードを書いて作成する方法」と「ブログを書くように文章作成する方法」の2つから選択できます。

HTMLを使って凝ったメルマガを作成できるため、HTMLコーディングに詳しい店舗様には是非チャレンジして頂きたい配信方法といえます。

またHTMLメールのメリットとして、「一度作成したコードを流用できる点」が挙げられます。

メルマガでは新商品の販売やイベント実施の告知、ユーザーのお役立ち情報(コラム)などを定期的にアップしていくため、毎回ゼロからコードを組んでいては効率的な運用は行えません。

しかしHTMLメールなら、一度作成したコードを再利用し、似たような型・本文構成でメルマガ会員に訴求できます。

HTMLコードを流用することで、運営側のメルマガ配信にかかる負担をぐっと下げられるほか、メルマガ会員にも程良い既視感で安心感を与えることが可能です。

レスポンシブメール

レスポンシブメールは、HTMLメールほど自由度はありませんが、画像を挿入したメールを配信できるため、テキストメールよりはデザイン性・可読性を意識したメルマガを作成できます。

レスポンシブメールの特徴として、PC・スマートフォン・タブレット端末など幅広いデジタルデバイスの画面に対応している点が挙げられます。

RMS上のテンプレートから直感的に作成できるため、これまでメルマガを作成・配信したことがない店舗様でも取り組みやすいのがメリットです。

テンプレートの中から「店舗商品ランキング」を自動挿入したり、「おすすめ商品の画像・テキスト」を選んで挿入したり、といった直感的な操作が可能なため、使い方によってはHTMLメールで実現するような「店舗の色」を出していくことができます。

「気の利いたメルマガ配信を行いたいが、HTMLメールの作成方法が分からない」といった事業者におすすめの配信方法になります。

モバイルテキストメール

モバイルテキストメールは、携帯電話(ガラケー)に配信できるテキストタイプのメルマガです。

モバイルテキストメールには月に配信可能な本数が決まっているため、計画的にメルマガ配信スケジュールを組む必要があります。

モバイルHTMLメール

モバイルHTMLメールは、モバイルテキストメールと同様に、携帯電話(ガラケー)に対応したHTMLメールで、画像コンテンツなどを挿入したメルマガを配信できます。

HTMLで画像を使った訴求ができるため、テキストのみのメルマガよりも、ユーザーの通読ストレスを下げる効果が期待されます。

ただし、HTMLメール非対応の携帯電話(ガラケー)も存在するため、モバイルテキストメールを合わせて配信することで、「メルマガが閲覧できない」といったトラブルを避けることができます。

おすすめの楽天メルマガ活用法4選


ここからは楽天市場のおすすめのメルマガ活用法を4つ紹介していきます。

  • 興味を惹くタイトル作りを心がける
  • 自店舗のターゲットに合わせた配信時間を意識する
  • 誕生日クーポンを配布する
  • イベントやキャンペーンを狙う

4つの活用法について詳しく説明します。

興味を惹くタイトル作りを心がける

メルマガのタイトルはユーザーの開封率が大きく変わる部分になるため、タイトル冒頭の15文字の中に「メルマガ会員が開封したくなる文言」を入れることが重要です。

例えば「期間限定」「30%オフ」といったメルマガ会員の購買意欲を刺激するような文言を含めると開封率が上がる傾向にあります。

もちろんメルマガの配信内容には、新商品販売のお知らせや、イベント実施の告知、セール商品のアナウンス、以外にも様々なテーマが想定されるため、都度効果的な文言を挿入することがポイントです。

自店舗のターゲットに合わせた配信時間を意識する

自店舗のターゲットに合わせた配信時間を意識すると、メルマガ会員のメール開封率が上がる傾向にあります。

配信ターゲットが「主婦」であれば家事・育児の手が空く時間を想定して配信し、「サラリーマン」であれば通勤時間・お昼休憩・退勤時間などのスマートフォンを触る時間に合わせて配信すると、スムーズに開封されるイメージが湧きます。

ただし注意点として、配信ターゲットが開封しやすい時間を想像だけで判断して配信を続けないことが挙げられます。

なぜなら、一般的に言われるターゲットが開封しやすい時間も、店舗様ごとに差があるからです。

同業種の店舗でも、メルマガ会員が11時台に開封しやすいのか、13時台に開封しやすいのか、といった細かなデータは配信してみなければ分かりません。

しっかりとメルマガ配信の開封率や開封時間を把握し、仮説を立てた後は検証していくことが重要です。

誕生日クーポンを配布する

メルマガの定番企画として、誕生日にクーポンやポイントを配信することが挙げられます。

一見ユーザーメリットの大きい施策のように感じますが、メルマガのよくある定番企画であるため、メルマガ会員に忘れられてしまうケースがほとんどです。

したがって、誕生日月にメルマガを一通送るだけではなく、メルマガ配信後にリマインドのメールを送ると効果的です。

来月誕生日というタイミングで月末にクーポンを送ったり、翌月末にクーポンの期限が切れる旨をリマインドしたりすることで、クーポンの使用率を向上させることができます。

また、クーポンを使う時に利用者が迷わないように、クーポンの使い方の説明をメルマガ内に含め、「もし会計時にクーポン適用されなかったらどうしよう」といった不安を払拭してあげることが重要です。

細かな部分にはなりますが、クーポンの使用率を上げ、リピーターを増やす効果が期待できるため、余裕がある店舗様はユーザーの利用シーンにも気を配りましょう。

イベントやキャンペーンを狙う

楽天市場ではセールイベントが定期的に行われており、期間中は楽天市場内をユーザーが多く回遊する状態が続きます。

そうしたセールイベント期間中にメルマガ配信を行うことで、効率的にユーザーを店舗へと引き込むことが可能です。

よく知られている「楽天スーパーSALE」は、楽天市場で年に数回行われる最大規模のセールイベントであるため、どのセールイベントで配信を行うか迷われている店舗様は、まず楽天スーパーSALEを狙うと良いでしょう。

また、セールイベント期間中は複数回にわたりメルマガを配信することがおすすめです。

配信タイミングとしては、

① イベント開始直前
② 期間中
③ 終了直前

の3回配信がおすすめです。

上記のタイミングで配信すると、どのメルマガにおいてもメルマガ経由での売上が期待でき、各セールイベントの目標売上の達成に貢献します。

特に出店してからある程度時間が経っている店舗様は、すでに自店舗での購入経験のあるユーザーがメルマガ購読をしているケースが多いです。

そのため、イベント期間中に複数回のメルマガを送ることで、ユーザーにイベント開催を認知させ、リピーターになってもらえる可能性が高まります。

店舗運営期間が長ければ長いほど効果が見込める施策になるため、運営して1年以上経過している店舗様はまずセールイベント中のメルマガ配信から取り組んでみましょう。

メルマガ配信時の注意点


メルマガ配信時の注意点として以下の2つが挙げられます。

  • 配信後は必ず効果測定を実施する
  • メルマガ登録を解除させないための施策を打つ

それぞれ詳しく解説します。

配信後は必ず効果測定を実施する

メルマガ配信後に改善することで、よりユーザーに読まれるメルマガ、売上効果が見込めるメルマガへと変化していきます。

実施に効果測定を行う場合は、以下の指標を参考にしましょう。

  • 開封率
  • 送客率
  • 転換率

開封率の改善は先ほど紹介した「タイトル改善」「配信時間の改善」で対応可能です。

送客率は、メルマガを読んでくれたユーザーのうち、店舗に来てくれた数を指す値になるため、メルマガから遷移する際の「リンクボタンの改良」を行ったり、挿入している「画像の改良」を行ったりすることがポイントです。

「そもそもリンク先に正常に遷移しているのか」「読みやすい改行になっているか」といった基本チェックも送客率に関わる重要な部分になるため、しっかりと対策していきましょう。

転換率は、メルマガから楽天市場のショップに遷移した後、実際に商品購入に至った割合を求める指標です。

メルマガ配信の目的は最終的に「転換率の向上」に行き着くため、開封率・送客率の向上に注力した後は転換率の向上にも力を入れていく必要があります。

転換率が上がらない原因は「遷移先ページのミスマッチ」や「遷移先ページにおける商品購入までの動線設計が悪い」などが挙げられます。

施策として、メルマガの配信リストをセグメントで分け、セールイベントの開始前・期間中・終了後、の3つのシーンでそれぞれ異なるページへとリンクを貼ることもおすすめです。

メルマガ登録を解除させないための施策を打つ

メルマガ登録を解除させない・配信停止を選択させないためには、ユーザーに対して有益な情報を配信するメルマガとして認識してもらうことが重要です。

メルマガ登録を解除するユーザーの動機は以下のようなものになるため、こうした解除理由を無くしたり、上回る登録メリットを提供したりすると、メルマガ登録を解除されるリスクを減らすことができます。

  • メルマガの配信内容が合っていない
  • メルマガの配信頻度が高すぎる
  • 必要なタイミングでメルマガが配信されない

月に5~6回を目安として配信し、セール期間中には前後合わせて3回を目安に配信すると過不足なくユーザーに情報を届けることができます。

まとめ

「メルマガ登録ユーザー=自店舗に興味があるユーザー」であるため、適切な運用を行えば、ある程度の売上向上効果を見込むことが可能です。

まずはメルマガ配信を行うリストを増やす必要があるため、メルマガ登録を促す訴求を行い、配信リストを増やす所から始めましょう。

楽天専門チーム
楽天専門チーム
株式会社いつもが誇る楽天専門チームが、楽天における最新の集客支援の施策や運用のポイント、広告戦略についてお送りします。

楽天専門チームは、楽天専門のマーケティングセンターとして、全国の楽天運営企業から大手メーカー、楽天受賞店まで豊富な実績を有しています。
また現在の楽天の動向や今後の動きなどを常に把握し、「今」ではなく「その後」の動きに合わせた対策を行うことができるのが強みです。

本ブログでは、国内での最新事例から、今後起こるであろう楽天の仕様変更での対応策まで、幅広くお伝えします。

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楽天市場のメルマガに関するよくある質問

 

楽天市場のメルマガはどの種類を使用するのが良いですか?
楽天市場で使用できるメルマガは5種類あります。それぞれ特徴があるので、詳しくは本記事をご覧ください。
メルマガが一番開封される時間を教えてください。
一般的に言われるターゲットが開封しやすいと言われている時間も、店舗様ごとに差があるため一概にはお伝えできません。メルマガ配信の開封率や開封時間を把握し、結果を基に仮説を繰り返すことが大切です。
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