公開日:2018年12月7日

楽天市場は店舗の特性で売上アップ施策が変わる?「縦売型」と「横広型」とは

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縦売型・横広型の違いとは?

今回は、楽天で売れる仕組みの話から売上アップの道筋が異なる2つの売上タイプ【縦売・横広】についてご紹介します。

縦売・横広とは、店舗ごとに異なる商品の売上比重の状態をあらわす言葉で、【縦売型】<横広型>ではそれぞれ売上アップのための改善方法の道順が違ってきます。

【縦売型】は、上位の5商品で店舗売上の40~50%を作っており、残りの商品での売上はまばらというような店舗の売上タイプを指します。

<横広型>は、一部の商品が飛び抜けている【縦売型】とは違い、売上も全体的にまばらで強いていえば人気のあるカテゴリがあるという、店舗の全商品で全体的な売上を立てているタイプを指します。

あなたの店舗はどちらのタイプに該当するでしょうか?

実は、この縦売型と横広型で売上アップの道筋が違うため、自店舗がどちらの特性の店舗であるのか把握しておく必要があるのです。

縦売型の場合

【縦売型】の場合は、売上インパクトの強い商品の対策に比重を置いて『100点満点までまずはやりきる』という手法が有効で最も売れている商品の改善をできるところまで行い、実績を作ってから次の商品へと繰り返して売上アップを狙います。

そして売れている商品の改善をやり切ったら次はアクセスが多く、転換率が低い商品に施策を実行していきます。

アクセスが多い=商品ページまではユーザーが来ているということになのでニーズのある商品となります。

ここでは今買う理由や商品の魅力の伝え方など、ポイントを見つけて改善することで売上を上げやすいゾーンといえるでしょう。

そして最後にアクセスが少ないが転換率が高い商品に着手します。これらの流入が少ないのに売上が上がっている商品は露出や商品の置く場所など、広告や検索対策などで売上に繋げることができるようになるゾーンです。

このように【縦売型】では売れている商品から順番に施策を行うのが重要です。

まずは売上が高いものを徹底的に改善し残りの商品は後回しで売上をとっていく手法が最も効率よく売上を上げることができるのです。

横広型の場合

一方、<横広型>の場合は、商品ごとに力を入れて1つ1つ100点を目指すのではなく、売れているジャンル単位から改善していくというイメージで売れている商品が100商品あれば100商品改善する必要があります。

この場合、1つの商品に注力するのではなく、例えばカテゴライズの精度を上げてカテゴリ商品を探しやすくすることなどが重要です。

カテゴリを細かくしたり、検索しやすくしたりするなど選びやすい構造になっているかを、まずは確認しましょう。

他にも、ジャンルの特集ページを作って様々な商品を紹介したり回遊性を高めることで、カテゴリの中でもアクセスが取れていない商品を、お客様にたくさん見てもらえるような施策を実施することが効果的です。

このように売れている商品から、1つずつ改善を行っていく【縦売型】とは違い、カテゴリ全体の改善を行ってから、商品毎の改善に入っていくのが<横広型>の売上アップの道筋なのです。

このように【縦売型】<横広型>で、改善の順番がまったく違ってくるため、あらかじめ知識として知っておくことで効率よく改善に着手することができるようになるでしょう。

 

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