公開日:2019年6月3日

【EC初心者向け】担当者が押さえておくべき探す・買う・受け取るの3つのポイントをざっくり解説!

スマホで普及された「買う方法」
スマホで普及された「買う方法」

スマホの普及が加速させたオムニチャネル

今回は、EC担当者として知っておくべき事として重要な、利用者の「買う」「受け取る」「探す」方法について説明しておこう。
何となくイメージできるような気もしますが、そんなに大切なことなんですか?
スマホが普及してから、ECは大きく変わっているんだ。以前にも少し説明したオムニチャネルとも深く関わってくる内容だから、正確に理解しておくことはとても重要なことなんだよ。
出ましたオムニチャネル!ぜひ教えてください!
じゃぁ、まずは「買う方法」から考えてみよう。
ECで買う方法といえば、スマホでポチッというイメージですが・・・。
そうだね。総務省の調べによると、2010年頃に登場したスマートフォンの普及率は当時9.7%だったものが、2017年には75.1%と急成長しており、パソコンの普及率72.5%を上回っているんだ。
(出典)総務省「通信利用動向調査」
(出典)総務省「通信利用動向調査」

(出典)総務省「通信利用動向調査」

確かに、仕事以外ではパソコンよりスマホを利用する機会の方が圧倒的に多くなりました。
これは当然ECにも大きな影響を与えていて、実際に楽天市場の数字を見ても、2014年第一四半期のモバイル流通総額比率38.5%という数字に比べて、4年後の2018年第一四半期には66.5%にまで大きく伸びているんだ。
すでに半分以上の方がスマホで購入しているんですね!?
EC事業者にとっても、スマートフォン対策が重要なことがとてもよくわかる数字だよね。

いつでも、どこでもスマホで買い物できる時代に!

スマートフォンの普及によってECは大きく変わった。まずは「商品を買う方法」だ。最近は、自宅や通勤中の電車内、職場の昼休みなどにECサイトを利用する人も多いよね。それから、小売店の店頭で実物を見た上で、ECサイトで最安値の商品を買う消費者も珍しくない。ECを利用する場所と言えば、かつてはパソコン経由で自宅か職場がほとんどだったけど、今はスマートフォンを使い、時間と場所を問わず買い物をする消費者が増えているんだ。

確かに!「お店で商品を手にとって検討しながら、購入はECで最安値を探して購入する」というのは、パソコンの時はメモをとって自宅に帰ってから購入と、色々大変そうですけど、スマホなら誰でも簡単にできちゃいますね。
そうだね。スマートフォンの普及でいつでも・どこでも・気軽に買い物できる時代になった。それと同時に、実は商品を受け取る方法にも変化があらわれているんだ。
受け取る方法ですか?
平日だと、なかなか自宅で受け取れるタイミングがないって経験はないかな?
あります!日曜日にECで衝動買いした後で、平日に受け取れるタイミングがなくて早く手に取りたいのに!っていう経験が沢山あります。
うん。せっかくいつでもどこでも気軽に買い物ができるのに、商品が受け取れないと、不便と感じてしまうよね?だから、受け取り方法も時間と場所を限定されない方法が広がっているんだ。
スマホ普及をきっかけに、買う方法が変化して、受け取る方法にも影響があったんですね!
その通り!

受け取りもいつでも、どこでも可能が当たり前に

「商品を受け取る方法」も自宅だけではなく、職場や出先に近い店舗を指定した「店頭受け取り」や時間を気にせず受け取ることができる「コンビニ受け取り」「宅配ボックス」など、時間と場所を限定されない方法が広がっている。以前にも教えた通り、リアルとネットの垣根を取り払い、「いつでもどこでも」商品を買ったり受け取ったりできるオムニチャネルが当たり前になっているから、それに合わせてECサイトを運営しなくてはいけないね。

リアルとネットの垣根を取り払ったオムニチャネル!『便利』を実現するのは、色々と大変なんですね。
そうだね。さらに、買い方・受け取り方が多様化してくると、当然もう一つの行動にも変化が求められる。
それが「探す方法」なんですか?
その通り、例えば記念日の当日に、職場近くの店舗でギフト商品をすぐに受け取りたいというニーズがあるとするよね。
あ!ただ良い商品を探すだけじゃなく、その店舗に在庫があるかどうかも重要になりますね!
素晴らしい!もしそういったニーズで商品を探しているときに、店舗に在庫があるかわからなかったら、機会損失に繋がってしまう。他にも利用者のニーズは多様化しているから、探し方に対応することはとても重要なんだ。

商品の探し方は指名買いとイメージ買いの2パターン

商品を探す方法は大きく分けて2つのパターンがある。ひとつ目は、いわゆる「指名買い」などと呼ばれる、買いたいものが決まっていて、商品名や型番、ブランド名、店舗名などで検索する方法だ。

もうひとつは、欲しい商品が明確に決まっているわけではなく、漠然としたイメージなどに基づいて商品を探す方法だ。例えば、「夏用のシャツ」、「母の日のプレゼント」、「肌荒れによい化粧品」といったイメージから商品を検索する方法だ。

このような、消費者が商品を探すパターンを意識しておくと、外部からの検索対策や広告に対して適したアプローチをとることができるし、自社ECを運営する場合には、サイトのデザインやサイト内の検索機能の参考にもなるはずだよ。

先輩のワンポイントアドバイス

基本的な「買う」、「受け取る」、「探す」の3つとそれらの変化は、多くがスマホによって引き起こされた。ECにおけるスマホの存在感がよくわかるね。
 

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