マルトモ株式会社 様
商品本部 商品部 矢野順也 様
かつお節や顆粒だし、海産物加工食品などの製造販売を手がけているマルトモ株式会社(本社愛媛県)。
EC事業を強化するため楽天市場店をリニューアルする際、いつも.の制作代行サービス「SUGOUDE」を契約してくださいました。
2020年7月に「SUGOUDE」のご利用を開始し、トップページや売れ筋商品のページを改善した結果、これまで以上に商品を買いやすいお店になり、月商が前年同月比約2倍に増えるなど大きな成果を上げています。
同社が「SUGOUDE」を契約した経緯や、「SUGOUDE」を活用して取り組んできた施策とその成果について、マルトモ株式会社 商品本部 商品部 矢野順也 様にお話をうかがいました。
■マルトモ様の事例
課題:社内にEC専属の制作担当者がいないこともあり、楽天市場店のページ改善のスピードに課題があった。
対策:定額制の制作代行サービス「SUGOUDE」を2020年7月から契約。
成果:トップページや商品ページを改善し、ECサイトのリニューアルに成功。これまで以上に買いやすいお店になり、2021年1月の楽天市場店の月商は前年同月(2020年1月)の約2倍に増加した。
──まずはマルトモ株式会社様の事業概要を教えてください。
弊社は1918年創業の食品メーカーです。かつお節、顆粒だし、液体だし、魚介類のチルド製品などの製造と販売を行っています。自社工場は愛媛県内と宮城県内に合計7カ所。安心・安全な商品をお届けするため、食品衛生管理のHACCPの認定や、食品安全認証のFSSC22000などの認証を取得してきました。商品開発にも力を注いでおり、製造技術などに関する出願特許件数は2020年3月時点で132件です。
一般消費者向けの商品は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストア、ディスカウントショップなどを通じて販売しています。
業務用製品の企画・販売も行っており、飲食店への卸売りや、大手コンビニエンスストアの惣菜に使う食材の供給・レシピ開発なども行っています。
──ECを始めた時期や、EC事業の現状について教えてください。
2005年に楽天市場に出店し、EC事業を開始しました。2021年1月現在、運営しているネットショップは楽天市場の「マルトモ楽天市場店 海幸倶楽部」の1店舗です。
弊社は主に卸会社や小売会社を通しての販売となるため、販路としてのEC比率はまだ大きくありません。ただ、商品の認知度向上や、お客様との接点を増やすために、近年はEC事業を強化していきたいと考えております。
──いつも.の定額制の制作代行サービス「SUGOUDE」をご契約いただいた経緯をお聞かせいただけますか?
「マルトモ楽天市場店 海幸倶楽部」をリニューアルする際、制作業務のリソースが不足していたことから、いつも.さんに制作を委託することにしました。
いつも.さんと契約する以前は、社内のデザイナーがECサイトのバナーなどを制作していました。ただ、デザイナーはPOPなどの販促物を主に担当しているため、ECサイトの制作に手が回らないこともありました。ECサイトのページ改善のスピードに課題があったんです。また、HTMLやCSSなどのより専門的な知識がなく、ECサイトのレイアウトを大きく変えることができませんでした。
──たくさんの制作会社の中から「SUGOUDE」を選んでくださった決め手は、どのような点だったのでしょうか。
「SUGOUDE」を選んだ理由は2つあります。
理由の1つ目は、「SUGOUDE」は毎月定額で制作を頼み放題であること。案件ごとに見積もりを依頼する必要がないため、発注する際の手間が少ないですし、定額制なので予算の見通しを立てやすいことが魅力でした。
「SUGOUDE」を選んだ理由の2つ目は、いつも.さんは楽天市場に出店しているネットショップのデザイン制作の経験が豊富だからです。多くの出店者を支援してきた実績があり、楽天市場で売れるお店のデザインの知見をお持ちなので、「SUGOUDE」を契約しました。
──「SUGOUDE」を活用し、これまでどのようなコンテンツを制作してきましたか?
「マルトモ楽天市場店 海幸倶楽部」のトップページと、注力商品の商品ページを改善しました。
「SUGOUDE」を契約して最初に取り組んだのは、トップページを改善すること。ファーストビューのバナーをスライダーに変えたほか、「お試しセット」「ランキング」「用途別で探す」「新発売」といったカテゴリーごとに商品を分類し、トップページを訪れたユーザーが商品を探しやすくしました。
楽天市場で売上を伸ばすには、トップページよりも先に商品ページを改善することが多いと思います。しかし弊社の場合、「ECサイトを刷新した」というメッセージを社内外に発信するため、まずはお店の顔となるトップページを変えました。
次に取り組んだのは、削りたてのかつお節パックなど、注力商品の商品ページです。商品の魅力が伝わり、かつ、お客様が商品を買いやすいように、サムネイル、商品写真、キャッチコピー、コンテンツの配置、クーポンの見せ方などを見直しました。
──「SUGOUDE」の制作担当者とのやり取りは、どのように行っているのか教えてください。
担当者さんとのやり取りは、「SUGOUDE」の専用チャットで行っています。制作を依頼する際は、ページのワイヤーフレームを私が作成し、完成形のイメージを担当者さんに伝えた上で、写真や説明文などの素材を提供しています。
弊社は商品の写真や、商品を使った料理の写真などを社内で撮影しており、ECサイトに使える写真は豊富にあります。以前は制作のリソースが不足していたため、そういった写真をECサイトに使い切れていませんでした。「SUGOUDE」を契約したことで、社内の資産をEC事業に活かせるようになりました。
──「SUGOUDE」を活用してページ改善に取り組んだことで、どのような成果が表れていますか?
「マルトモ楽天市場店 海幸倶楽部」のリニューアルが実現し、EC売上高が大きく伸びました。
2020年7月以降、「マルトモ楽天市場店 海幸倶楽部」のトップページと商品ページのデザインをリニューアルする作業と並行して、商品構成を抜本的に見直す必要がありました。従来は物流の関係でケース単位で販売していた商品を1個単位で販売するために、2020年11月に物流体制を変更し、さらに、配送サービスも改善しました。これにより、今まで以上にお客様が買いやすいお店になったと自負しています。
こうしたECサイトのリニューアルに加え、戦略的に広告投資を行った結果、「マルトモ楽天市場店 海幸倶楽部」の2021年1月の月商は前年同月比約2倍に増えました。
「マルトモ楽天市場店 海幸倶楽部」の売上が伸びた要因は複合的なものであり、「SUGOUDE」だけの成果ではありませんが、いつも.さんが制作をサポートしてくださったからこそ、ページ改善のスピードが上がり、ECサイトのリニューアルの成功につながったことは間違いありません。
また、「マルトモ楽天市場店 海幸倶楽部」のアクセス数が大幅に増加したのに、コンバージョン率(CVR)はほとんど下がっていません。アクセス数が大幅に増えるとCVRは下がるのが一般的です。しかし、今回のリニューアルでは「SUGOUDE」も活用して買いやすいお店に改善したことで、CVRの低下を防ぐことができました。
──「SUGOUDE」に対する率直な感想があれば、ぜひお聞かせください。
いつも.さんの制作担当者さんは、私の意図を汲んでバナーなどを制作してくださるので助かっています。私の説明が不十分だったとき、担当者さんは疑問点を事前にしっかり確認した上で制作してくださるので、作り直しはほとんどありません。作業が早いだけではなく、仕事を1つ1つ丁寧に行ってくださることが、とてもありがたいです。私が作ったデザイン案を、担当者さんがブラッシュアップし、より良いものに仕上げてくださることもあります。とても良い担当者さんに巡り会えました。
──最後に、EC事業の今後の抱負をお聞かせください。
私はEC事業を担当するため、2020年6月に入社しました。入社時に設定した目標はEC事業の年商を5年後までに3億円に伸ばすことです。目標達成に向け、今後はYahoo!ショッピングおよびAmazonへの出店と、自社ECサイトのオープンを検討しています。
「マルトモ楽天市場店 海幸倶楽部」をリニューアルし、ECの注文が増えたことで、社内のEC事業に対する評価も変わってきたと感じています。梱包や出荷を効率化する方法を積極的に議論するようになりましたし、EC専用商品の企画や、EC限定サービスのアイデアがたくさん出てくるようになりました。ECに力を入れていくぞ、という気運が徐々に高まっているんです。
EC事業を拡大するには、制作リソースの拡充が欠かせません。ECの新しい知識やスキルを身につける必要もあるでしょう。「SUGOUDE」以外のサービスも含め、いつも.さんには、これからも力を貸していただきたいです。
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