食品
兵庫県
株式会社新保哲也アトリエ 様
疋田 龍一 様
織田 めぐみ 様
ワッフルケーキ専門店「R.L(エール・エル)」を展開している株式会社新保哲也アトリエ(本社兵庫県)。
楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーのジャンル大賞(スイーツ・菓子・デザート)の受賞歴を持つ同社は、楽天市場での売上をさらに伸ばすため、2020年4月に「楽天検索エンジン最適化サービス」と「RPP広告運用代行」を契約してくださいました。
契約の経緯や、これまでに取り組んできた施策とその成果をうかがいました。
課 題
・楽天市場における売上規模が大きくなり、成長率がやや鈍化していた
・ショップのアクセス数を増やすため、モール内検索対策を強化したかった
・RPP広告の運用の手間を減らしたかった
対 策
・2020年4月に「楽天検索エンジン最適化サービス」と「RPP広告運用代行」を契約
・定番商品や季節限定商品などのキーワード対策を実施
・RPP広告の運用業務をいつも.に委託
結 果
・2020年度の売上高は前年比150%、2021年度の売上高は前年比130%に拡大
・売上高広告宣伝費率は一定のまま売上が伸びたため、利益額が増加
・広告運用の手間から解放され、マーケティング施策に注力できるようになった
──株式会社新保哲也アトリエ様が手がけている事業について教えてください。
疋田様:弊社は一級建築士事務所として建築設計を手がけているほか、ワッフルケーキ専門店「エール・エル」の事業を行っています。
1989年に建築家である新保哲也が建築士事務所「新保哲也アトリエ」を創業しました。店舗や住宅のデザイン設計を手がけていたなかで、インテリアや食器などを含めて「自分がぜひ行きたいと思える空間を創りたい」といった思いから、1991年に兵庫県尼崎市内にワッフル専門店を作りました。それが「エール・エル」のはじまりです。
「エール・エル」といえば何と言っても、ワッフル生地に旬の素材を活かしたカスタードや生クリームをサンドした「ワッフルケーキ」が特徴。定番10種と季節限定の10種を合わせ常時20種類展開している。その他、クッキー生地をワッフルの板で焼き上げた可愛い形のコロコロ、ワッフルを使ったクリスピーサンドワッフルや装飾を活かしたワッフルドルチェ、スティックワッフル等、ワッフル専門店ならではの様々な商品を販売しています。JR東京駅構内の商業施設「グランスタ」や、阪急うめだ本店など11カ所(2022年4月時点)に出店しているほか、初期の頃よりオンライン販売にも力を注いでいます。
──ECを開始した時期や、EC事業の現状について教えてください。
疋田様:EC事業を開始したのは2001年です。当時、遠方のお客様から電話でご注文をいただき、宅配便で商品をお届けする機会が増えていたことから、通販ニーズに応えるために本店サイト(自社ECサイト)を開設しました。
2年後の2003年に、楽天市場に出店しました。当時はスイーツECの黎明期でしたが、出店直後から月商100万円を超えるなど大きな反響をいただいたと聞いています。楽天市場店の売上は毎月倍々で増えるほどの勢いだったそうです。そして、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤースイーツジャンルを創設頂き2004、2005年と初代から2年連続でSOYジャンル大賞(スイーツ・菓子・デザート)をいただきました。
その後その他のECプラットフォームへの出店を拡大し、2022年4月時点で本店サイト、楽天市場店、楽天市場2号店、Yahoo!ショッピング店、Amazon店、LINEギフト店、auPAYマーケット店、Cake.jp店、dショッピング店の9店舗を運営しています。
──いつも.と契約してくださった経緯をお聞かせいただけますか?
疋田様:楽天市場店の売上をさらに伸ばすために、モール内検索対策を強化したかったので、いつも.さんと契約しました。
楽天市場に出店してしばらくは売上高が順調に伸びていましたが、売上規模が大きくなるにつれて成長率はやや鈍化しました。特に2019年までの数年間は、売上高が横ばいで、楽天市場全体の成長率を踏まえるとやや物足りない数字でした。
楽天市場で売上を伸ばすには、集客における主要な導線であるモール内検索からのアクセスを増やすことが重要です。そこで、いつも.さんの「楽天検索エンジン最適化サービス」を契約しました。
また、当時はRPP広告の運用にかかる手間を減らしたいという課題もありました。RPP広告の運用はキーワードの選定や単価調整など、手間がかかる作業も少なくありません。社内リソースをマーケティング施策などに集中するために、広告運用の業務をアウトソーシングしたいと思い「RPP広告運営代行」も併せて契約しました。
──たくさんの運営代行会社の中から、いつも.を選んでくださった決め手は何だったのでしょうか?
疋田様:サービスの内容が魅力的だったことと、いつも.さんの総合力が契約の決め手になりました。
「楽天検索エンジン最適化サービス」は楽天市場内検索のサジェストワードの下位ワードまで対策していただけるなど、効果が高いサービスです。私は2019年に新保哲也アトリエに入社したのですが、その前の会社でもいつも.さんの検索対策サービスを契約していたことがあり、サービスの効果を実感していました。そういった経緯もあり、運用代行会社を探す際に、真っ先にいつも.さんを会社に推薦しました。
私自身はECサイトの運営経験が10年を超えており、これまで100社以上の運営代行会社やコンサルティング会社の方々と商談してきました。個人的な意見ですが、いつも.さんのECサイト運営に関する知見や実績は頭ひとつ抜けている印象です。
──「楽天検索エンジン最適化サービス」と「RPP広告運用代行」では、これまでどのような施策を実行してきましたか?
織田様:「楽天検索エンジン最適化サービス」では、狙ったキーワードで検索結果の上位に商品が表示されるように、商品名などのキーワードをいつも.さんに対策していただいています。ワッフルケーキを探しているお客様が使うキーワードはもちろんのこと、母の日やクリスマスなどのギフト需要に対応したキーワードもシーズンごとに対策しています。
「RPP広告運用代行」では、弊社の広告予算やROAS目標をいつも.さんと共有し、毎月1回のミーティングで広告運用の方針について打ち合わせを行いながら、キーワードの選定や単価調整などの業務をいつも.さんにお任せしています。
検索対策とRPP広告はどちらも、キーワードをシーズンごとに入れ替えるなど、きめ細かい対応が必要です。非常に手間がかかる作業を、いつも.さんは高い精度で実施してくださるので本当に助かっています。
──そういった施策に取り組んだことで、どのような成果が表れていますか?
疋田様:楽天市場店の売上高は2年連続で大幅に伸びました。2020年度(2020年4月~2021年3月)の売上高は前年比約150%。続く2021年度(2021年4月-2022年3月)は前年の反動で減収になることも予想されたのですが、さまざまな施策に取り組んだ結果、売上高は前年比130%を越えることが出来ました。
検索対策やRPP広告の運用改善などに取り組んだことで、2019年まで停滞気味だった楽天市場店を、再び成長軌道に乗せることができました。
また、楽天市場における売上高広告宣伝費率は一定のまま、売上を伸ばすことができたため、利益額も増えました。RPP広告を上手く運用してくださっていることに感謝しています。
そして、RPP広告の運用をいつも.さんに委託したことで、社内リソースに余裕が生まれ、マーケティングやマーチャンダイジングなどの施策に注力できるようになったことも業績拡大につながっています。
──弊社のサービスに対する率直な感想を、ぜひお聞かせください。
疋田様: 検索対策と広告運用をいつも.さんがサポートしてくださるので、経験の浅いEC担当者が着任しても問題なくECサイトを運営できています。
弊社は近年、販売チャネルのデジタルシフトを進めており、2022年4月までの約3年間で実店舗の数を4分の1程度まで減らしました。実店舗を閉鎖した際に店舗スタッフがEC事業に異動することもあるのですが、スタッフがEC未経験でも、いつも.さんがサポートしてくださるので安心感があります。また、いつも.さんとの毎月のミーティングを通じてスタッフが成長してくれている実感もあります。
スタッフ教育という意味では、いつも.さんが毎月開催している、オンライン勉強会も非常に役に立っています。開催案内があるたびに、EC事業部のスタッフに必ず参加するように伝えています。
織田様: 私は2021年に実店舗からEC事業に異動しました。未経験からのスタートだったので分からないことが多く、色々なことを質問するのですが、担当コンサルタントさんはとても穏やかな方で話しやすく、丁寧に対応してくださるので本当にありがたいです
──最後に、EC事業の展望をお聞かせください。
疋田様:コロナ渦もあり実店舗の選択と集中を進めているため、以前と比べて実店舗の売上高は減っていますが、有難いことにEC事業の増収によって事業全体の売上高をほぼ補うことができています。しかも、実店舗の固定費が減ったぶん、2021年事業全体の利益率は過去30年で一番と言っても過言でないほどV字回復させることができました。
「エール・エル」事業のEC化率は2019年時点の約15%から、現在は約60%まで高まりましたが、EC事業の売上は、まだまだ伸ばしていきたいと考えています。主力店舗である楽天市場店は、直近2年成長率を越えていくことが目標です。楽天市場での売上規模がかなり大きくなっているので、ここからさらに伸ばすのは簡単ではありません。それでも、いつも.さんの力をお借りしながらアクセルを踏んでいきます。そして、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーで3度目のジャンル大賞獲得を目指したいです。
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