パートナー選定3つのポイントとは?
日々、EC物流に関する色々なお悩みを聞きますが、やはり多いご相談が「物流委託」に関してです。
・自社出荷をしていて、業務が手一杯で外部委託を検討している。
・今委託している物流会社で対応出来なくなってきた。
・新規でECを始めるので、物流の外部委託先を探している。
これらは特によくご相談をいただく内容です。
物流会社も星の数ほどある中、自分たちに見合った委託先を探すのは大変労力のかかることです。
また、「出荷するだけだからどこも大して変わらないだろうし、安いところを選ぼう」
もしかしたら、そのようにお考えの方もいるかもしれません。
しかし、甘く見てはいけません。物流は単にモノを運ぶだけの役割ではなく、売上を上げることも出来るのです。フロントでの施策と併せて取り組めば、より売上UPに効果的です。
いつも. でも、ECに関する業務の様々な委託サービスがありますが、物流の委託が他と違うのは、業務だけでなく商品も預けるところです。
モノが動く分、移転には労力がかかりますし、大切な財産を預けるパートナーは、慎重に選びたいですよね。
そこで今回は、売上を上げるEC物流パートナーの選定ポイント3つをご紹介します。
<ポイント1> ECのことを理解しているか?
とてもシンプルなことですが、非常に重要です。物流会社の中には、根本的なECの出荷業務やシステムへの理解が足りないというところもあります。これは日々の入出荷に関する連絡の際に、共通認識を持った上での指示や依頼ができなかったり、プラスアルファの工数がかかってしまったりと、運用が非効率な場合もあります。
「カート」や「モール」はじめ、EC運営に利用しているシステムを理解しているかは見定めるよう、最低限注意してください。
<ポイント2> 細やかなサービス対応が可能か?
前述のポイントでも「ECの出荷業務」というワードを出しました。
普段当たり前に対応をしているとなかなか気づきづらいのですが、ECの出荷業務はホスピタリティが詰まっていて実に細かいです。
例えば、「お届けする納品書表記にショップロゴを入れたい」ですとか、「ラッピングはこだわっています」「施策で販促物を入れています」など、商品の梱包一つとっても、実店舗と違って顔が見えないからこそのこだわりを持って対応されている方もいらっしゃるのではないのでしょうか。これらは時に、委託時にはネックになってくるポイントになり得るのです。
実現したいこと、今自社で行っていることにどこまで対応できるのか、事前に聞いておきましょう。
<ポイント3> 改善提案はあるか?
こちらはすでに外部委託を始めている方へ向けたポイントです。委託先の物流会社が「ミスがない」「安定して出荷が出来ている」等も、ひとつの指標として持っている分には良いと思います。
しかし、今回ご紹介しているのは「売上を上げる物流パートナー」の選定ポイントです。
あなたの店舗に注文が入ってくる限り、当然物流機能は動き続けます。良くも悪くも、「物流」はモノを運ぶだけで成り立ってしまうからです。
そこに売上を上げる秘訣が眠っているにも関わらず、それでもあなたの店舗の物流機能は、モノを運ぶだけで動き続けているかもしれません。
今やEC業界の売り規模は年間約10%の進捗を見せています。その波に乗り遅れないためには、「攻める物流」が必要です。
物流目線で売上を上げていくという考え方を、物流パートナーと共有できるかは競合と差をつけることになるでしょう。
以上が、売上を上げるEC物流パートナーの選定ポイント3つでした。内容をまとめますね。
<ポイント1>ECのことを理解しているか?
<ポイント2>細やかなサービス対応が可能か?
<ポイント3>改善提案はあるか?