公開日:2021年3月11日

【新年度へ必見!】ECの激変でどうなる!?2021年度の最新物流の動向

【新年度へ必見!】ECの激変でどうなる!?2021年度の最新物流の動向

みなさん、こんにちは。ECマーケティング支援・D2C支援を提供する株式会社いつも.のコンサルタントです。

本記事は、ECの急拡大トレンドを見据えて、EC市場がどのような展望を遂げていくのかについて、物流・バックヤード(フルフィルメント)を切り口に新年度を展望いたします。

物流業界にコロナ禍の影響で地殻変動が起きている

2020年度、物流業界にはコロナの影響で地殻変動が起きました。
例えば、飲食業では利用の仕方がコロナの影響で変わってきているため、ECを始める事業者が増えています。

飲食業は、店舗受け取り・配送・通販と3つの配送モードを用意することで生き残りをかけようとしており、それに合わせて物流も動き出しています。

今後のキーワードとなる物流の自動化は、投資コストが5年位で半額ほどまで下がってきており、物流通販の投資コストの回収は5年掛かっていたものが1年に短縮されるようになっています。今年度は大手物流企業で特に自動化の流れが進みましたが、2021年度は中小物流企業でもコスト減をもとに自動化を開始するでしょう。

実際、中小の中で、2021年度には数千坪の物流自動化センターをリリースする動きが出てきています。今まで大手が自動化により有利に立つ状態でした。しかし、今後は中小も自動化のシステムを持ち始めます。このため、物流会社の選定においては利用者にとっての選択肢が広がってくるでしょう。

物流センター内でも感染のリスクもあり、Amazonも昨年の緊急事態宣言時には出荷制限をかけるなど、人を密集させない対策が取られていました。この解決策としては、拠点の分散化が挙げられます。東日本・西日本の2拠点に分けたり、3拠点を持つようにするなど、リスクを分散する対策ができる物流会社へと利用が転換されていく動きも見られます。

その他にも、メーカーや卸がD2Cを始めており、全国での商品展開を進めています。ただし、メーカーや特に卸はお客様対応には慣れていないため、フルフィルメントを外部に依頼する傾向にあります。お客様の対応がしっかりできた上で商品を届ける必要があるため、B2Cに慣れていて、かつノウハウもある会社でないと対応が難しくなるでしょう。

卸のD2Cにはセットのマーケティング提案が求められている

従来型の卸がD2Cを展開する上で、売上の伸ばし方といったマーケティングの目線も必要になってきます。卸は、これまで店舗納品だったものをユーザー納品にすることや、レビューとの連動も必要となることから、セットでの提案を欲しがっています。

そのため、物流企業を選定する際には、レビュー・感動の拡散を適切に増やすかなどという購入顧客が商品を手にする「ショッピングエクスペリエンス」観点を持っている会社を選ぶべきでしょう。

まだ選べる会社の数自体は少ないものの、顧客対応・多チャネル・内部設計・WMS(倉庫管理システム)などのキーワードを最初からテーブルに乗せてくれる物流企業を見つけるのがポイントです。他方で、いつでも切り替えられるようにと、各項目でアウトソーシング先を切り分ける方法もあります。

物流は顧客目線のマーケティングセンターへ

D2Cが広がり、卸が参入し、かつて「小売はやらない」といっていた会社が店舗では売れないためECを開始する流れがあります。

今までの物流はフルフィルメントセンターのような機能だったものを、マーケティングセンターのようなキーワードに切り替える必要があります。倉庫一体型のマーケティングセンターのように、物流スキルとしては当たり前のように、顧客目線が求められます。

まとめますと、物流は自動化対応が標準装備になり、物流センターからマーケティングセンターへと変貌しつつあります。

さらに、顧客レビュー・デジタルシェルフを増やし、LTV(Life Time Value)を高める視点も求められるでしょう。

B2Cは、広告ではなく商品を通してでしか満足度が上がらないため、物流センター一箇所でマーケ機能を持っていることの強さが必要になります。これからは物流センターに預けるというよりはマーケティングセンターに預けるという方針を持つと良いでしょう。

また、2022年~2023年頃になると、どこもドローンを使い始めるようになる見込みです。来年からテストを始めるのでしっかり情報をキャッチしておく必要があります。

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