グローバルビジネスの基礎知識⑤~現地パートナー選び
海外渡航が困難な状況が長期化する一方で、貿易取引については依然として活発に行われています。
国内でのEC事業から、新たに海外進出を計画されている方も多いのではないでしょうか?
グローバルビジネスの基礎知識をお伝えする本連載の第五弾は、現地パートナー選びについてご説明をします。
海外ビジネスと現地パートナー
海外展開にあたってはまず進出先の国・地域の市場についての調査を実施して、市場として適切かどうかを判断する必要があります。
関税を含む輸出入の制限や現地規制、地理・文化・社会、政治経済、競合、市場規模、流通・業界構造などについて徹底した海外ビジネス調査が欠かせません。
その上で、進出予定先が適した市場と判断できれば、実際の進出にあたり必要となる、現地での取引先を選定するパートナーの発掘調査へと進んでいきます。
現地パートナーの信用調査
海外での取引は異なる国の間で行われており、取引先についての情報が乏しく、信用状態には不安がある場合も珍しくなく、貿易投資には資金負担リスクも発生します。
そこで取引先の候補を絞り込み、具体的な引き合いなどの交渉に進んだならば、本当に契約を締結して問題ないか信用調査を行いましょう。
信用調査は銀行に紹介して行う方法やコンサルティング・リサーチ企業に依頼して行う方法、現地の業界団体や同業者にヒアリングを行う方法などがあります。
4つのC
パートナー発掘の信用調査におけるポイントとなるのが以下の「4つのC」と呼ばれるものです。
(1)資本力(Capital)
資本力や支払い能力
(2)営業能力(Capacity)
営業・経営の能力、取引量
(3)誠実性(Character)
公正な取引や契約履行の責任感
(4)企業環境(Conditions)
成長性、経済状況等
以上の項目をもとに信用調査を実施して、信用度に応じた取引条件を設定しましょう。
海外展開にはやはり情報が国内よりも少ないため、そこに大きなリスクが伴うことも事実です。
こうしたリスクを回避するためには、第三者によるより高い精度の情報提供とマッチング支援のサービスを活用することが有力な選択肢となります。
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