【必見!】成長企業の楽天ページ制作の5つのポイント
楽天ではAmazonなどとは異なり、商品ページの表現の自由度が高く、たとえ似たような商品でもページの完成度だけで売上に大きな差が生じてしまいます。
その分ページ制作には本腰を入れて取り組みたいものです。
この記事では、下記を中心に解説しております。
- サイト制作のノウハウ無しでも楽天の商品ページを制作する方法
- 魅力的な商品ページを作成するポイント
- 弊社でサポートした楽天市場の成功事例
これから楽天ページを制作する方も、もっとこだわったページを作成し売上を改善したいと思ってらっしゃる方にもお役に立てる記事を作成しました。
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成長企業の楽天ページ制作の5つのポイント
楽天市場でページ制作のポイントを5つご紹介します。
ページ制作のポイントは下記の通りです。
それぞれご説明いたします。
「ページは長め」が基本
楽天市場では、「長めのページで丁寧に説明すること」が売れるポイントです。
「長いページを読んでもらえるの?」と疑問に感じる方もいらっしゃると思いますが、弊社の過去の成功事例を確認しても、長めのページの方が成功しています。
Amazonは短くサクッとしたページが多いのですが、楽天市場は「実店舗での丁寧な接客」のような長いページが好まれる傾向にあります。
- 長いページでも見たくなるように興味を引く【キャッチ要素】
- ページを見ながら浮かんでくる疑問を全て解決する【ボディ要素】
- 購入の後押しをする為の【クロージング要素】を入れる
この3点を押さえて、読んでもらえる長いページを作成しましょう。
「ECデザインのルール」を守る
売上が高いショップでは、「ECデザインのルール」に沿ってデザインやレイアウトが設計されています。
ルールに沿ったデザインにしないと、見栄えが良いだけの「自己満足」のサイトになってしまいます。
少しだけポイントをお伝えいたします。
<ECデザインのルール> ※一部抜粋
デザインのルールに沿って設計することで、クリック率の上昇や訴求力の向上に繋がり、ユーザーに与える印象がグっと良くなります。
ぜひ意識して見てください。
伝えたい情報を3つに絞る
バナーやサムネイルなど「パッと目につくクリエイティブ」については、情報を3つに絞って載せましょう。情報が絞られて
いなければ、何が重要か分からなくなってしまうためです。
具体的には下記の3つを重点的に載せましょう。
- どんな商品か
- 誰に届けたいか
- どのように重要か
この3つを押さえることで、目に入ったバナーやサムネイルをクリックしてもらえる確率がUPします。
文字は図に、図は写真に置き換える
「パッと見て分かりやすいように」整えることも基本です。
分かりやすさの順は下記の通りだと言われています。
テキストより図、図より写真の方が「パッと見たときの分かりやすさ」が上がりますよね。
さらに、写真の中でも、商品単体よりも「その商品を使っている人物」を掲載した方が、その商品を使うイメージがわきやすく、訴求力が高まります。
スマートフォンの最適化(レスポンシブ対応)
スマートフォンで見たときの見やすさは非常に重要です。ネットショッピングをする人向けのアンケートでは、70%以上のユーザーが「スマホのみで買い物をする」と答えています。
スマートフォンからの使い勝手が悪いと、70%以上のユーザーを獲得できない可能性があるのです。
サイトの制作はパソコンから行いますが、ユーザーが見るのはスマートフォンです。
スマートフォンからの使い勝手が悪いサイトは、まず売上が伸びません。
外注する場合は問題ないかと思いますが、自社でサイト制作をする場合は、「自己満足のサイト」にならないようにポイントを押さえて進めましょう。
次の章では、サクッと楽天商品ページを作成したい人向けのテンプレートをご紹介します。
まとめ
ページを制作する際には、下記を意識しましょう。
- 「ページは長め」が基本
- 「ECデザインのルール」を守る
- 伝えたい情報を3つに絞る
- 文字は図に、図は写真に置き換える
- 見栄えではなく「行動」「課題解決」を意識してサイト設計をする
- スマートフォンの最適化(レスポンシブ対応)
ちゃちゃっと作成したい人→楽天商品ページのおすすめテンプレート紹介
楽天市場で出店する方の中には、
- 「サイトのページ作成に時間をかけていられない」
- 「バイヤー業務が忙しく、サイトのことまで手が回らない」
- 「予算の余裕がない」
- 「作ったものの、素人っぽくなってしまった」
という方もいらっしゃると思います。
そのような方におすすめなのが、楽天商品ページのテンプレートです。
実は、楽天市場ではテンプレートが用意されています。簡単にご説明いたします。
SketchPage for 楽天市場
SketchPage for 楽天市場というサービスです。特徴は、月額料金0円で利用できること。スケッチページは楽天の公式ツールでありながら、無料でページ作成が可能です。画像加工やバナー作成、メルマガ作成ができます。HTMLやデザインの知識がなくとも店舗を出店できますので、かなり手軽なサービスです。
また、公式ではありませんが、テンプレを配布しているサイトもあります。「楽天市場 テンプレート」と検索し、ファイルをダウンロードするのも一つの手です。
ただ、どの程度の品質なのかはダウンロードするまで分からないため、あまりおすすめできない方法です。
まとめ
「SketchPage for 楽天市場」を利用することで、サイト制作のノウハウが無い人でも無料でページを整えられます。
付録)無料でイケている楽天商品ページを作成する方法
これから出店する人の中には予算が少なく「楽天のホームページ作成にお金をかけられない」「無料でページ作成したい」という方もいらっしゃると思います。
その場合、無料でページを作成する方法もあります。
無料でページを作成する場合は、自分で一からサイトを制作することになります。
基本的なページで十分であれば、楽天の管理画面である「楽天RMS」から簡単にページを作成できますし、JavaScriptなどを利用して高度なページにしたいのであれば、一から作成することになります。
「自分でコードを書くのは無理」という場合は、先ほどもご紹介した無料の楽天市場のテンプレートを利用しましょう。
・SketchPage for 楽天市場(費用0円)
「楽天RMSは没個性的で嫌だ」「でも自分で制作するのは難しい」「無料がいい」という方は、無料配布されているフリーのテンプレートを使うのも一つの手です。
まとめ
無料でページを制作する方法は2つあります。
- 自社で一からページを制作する
- 無料のテンプレート「SketchPage for 楽天市場」を利用する
上級者向け→自分でサイト構築から楽天商品ページを作る方法
他社との差別化をはかり、売上を最大限アップしたい方は、サイト構築〜楽天商品ページまでを自分で作ることもできます。この場合は、「楽天GOLD」という仕組みを利用し、自分でサイトを作っていくことになります。
「楽天GOLD」とは、楽天市場に店舗を出すと無料で利用できるサーバースペースのこと。管理画面である「楽天RMS」から編集するよりも、自由度の高い編集が可能です。自由度の高いページを自分で作る場合は、楽天GOLDを使うことになります。
社内にサイト制作スキルの高い人がいないと難しいですが、商品の魅力をもっとも分かっているのは社内のスタッフだと思いますので、社内のスタッフでチームを組める場合は、社内で作成するのも良いでしょう。
楽天市場の商品ページを作る場合、最低限LPを作成するスキルが必要です。自社で作成するとしたら、下記のポイントを押さえましょう。
スキルとしては、下記のスキルが必要です。
- マーケティング
- Webデザイン
- コーディング
- 写真撮影
他社との差別化をはかり、売上を最大限アップしたい場合は、社内メンバーで上記のスキルを揃えてサイト構築〜楽天商品ページまでを自分たちで作るのも一つの手です。
まとめ
自分でサイトを制作する場合、下記のスキルは必須です。
- マーケティング
- Webデザイン
- コーディング
- 写真撮影
楽天商品ページ作成のツール(ソフト)紹介
「自分でページを作るのもアリ」とご説明しましたが、そこまで手が回らない方も多いのではないかと考えています。
ここでは、楽天商品ページ作成に便利なツール(ソフト)を5つご紹介します。「素人でもそれなりのページが作れるサービス」は多数あります。
特別なスキルが無くともページを制作できるものばかりなので、「社内のスタッフではスキルが足りないかも」という方は要チェックです。
- compass(コンパス) for 楽天市場
- SUMAOU!(スマオウ!)for 楽天市場
- EasyPage for 楽天市場
- SketchPage for 楽天市場
- snapp(スナップ) for 楽天市場
表にしましたので、ご確認ください。
自社内で楽天商品ページを作成する場合、上記のツール(ソフト)を使うことで作業がスムーズになります。
ツール(ソフト)の一覧は下記のURLからも確認できます。「外注せずになるべく安くページを作りたいが、社内にノウハウが無い」という場合は、チェックしてみましょう。
詳細はコチラ:https://service.rms.rakuten.co.jp/2
付録)楽天のバナーの作成ポイント
楽天はサイト制作だけではなく、バナーも重要な役割を果たしています。バナーを設置することで、ユーザーの回遊率・転換率(成約率、購買率)をUPさせ、結果的に売上UPに繋がります。
また特集や季節イベントをバナーに含ませることで、期間限定の訴求が手軽にできます。バナーを更新するだけで季節感やイベント感が出ますので、季節や楽天のイベントに合わせてバナーを設置し、購入率UPを目指すしましょう。
例えば3月のバーゲンの場合は「秋冬物最速値下げ」と表示して季節感を出したり、「●月●日までMAX50%OFF」と表示して期間限定のお得感を出したりします。
また、具体性を増すために数字を入れることも効果的です。単に「今売れている人気小顔ローラー」などと表示するのではなく、「使った人の95%が効果を感じた小顔ローラー」と表示した方が、「効果がありそう」だと感じてもらえるはずです。
バナーの文言を一言変えるだけで売上が20%上がる、というのはよく聞く話です。デザインはもちろん、文言についても色々試すことが大切です。
サイト制作のパッケージにバナー作成が組み込まれていることもあります。外注する場合は、バナー作成が含まれているかどうかも確認しましょう。
いつも.が作成した楽天商品ページ紹介
弊社でも数多くの楽天商品ページを作成してきました。特に評判が良く、売上UPに貢献したページをご紹介します。
ブリタ
https://www.rakuten.ne.jp/gold/brita/
浄水器と浄水システムでおなじみのBRITAのページを作成いたしました。楽天市場内のページではありますが、BRITAの公式サイトを読んでいるような作りにしているため、ペラのLPとの違いを感じていただけると思います。
「SHOP OF THE MONTH」2019年7月新人賞を受賞したページです。
ページに記載しているのは次の事項です。
- 商品の説明
- イベントページのリンク(母の日など)
- 新製品ページのリンク
- セット購入のおすすめ(ボトル型浄水器、交換用カートリッジなど)
- 人気ランキング
- チャート(「あなたにピッタリのブリタは?」)
- ブリタが選ばれる理由
- 送料・決済・返品について
- よくあるご質問
- お問い合わせ
ユーザーの欲しい情報を分かりやすく網羅しました。
SK-II
https://www.rakuten.ne.jp/gold/sk-ii/
テレビCMでもおなじみの化粧品ブランドSK-IIのページもサポートさせていただいております。
30代以上の女性をターゲットにした高品質の基礎化粧品を中心に販売しているため、高級感のあるデザインを意識しました。
「1度買って終わり」ではなく、リピーターを囲うことが重要なジャンルのため、お客様1人1人に対して丁寧に接客するようなページ設計を心がけました。
ページの分かりやすい位置に「初めての方へ」という項目を付けることで、SK-Ⅱの使用を初めて検討されている方への導線もしっかりと作っています。
ブラウン
https://www.rakuten.ne.jp/gold/braun/
ドイツに拠点を置く小型電気器具メーカーブラウンから販売されている光美容器のページを作成いたしました。
1つの商品が10万円近くする高単価商品のため、ユーザーの不安を少しでも減らすよう、目立つ位置に「効果を実感できなければ全額返金保証」と表示しました。
また期間限定のポイント特典も目立ついちに表示することで、「実質1万円以上のキャッシュバックがある」というお得な印象も与えています。
リンク先からは、商品の機能や使い方、他社との比較、安全性などを網羅した長いLPに飛ぶことができます。
高い商品だからこそ、返金保障やポイントサービス、細かい説明などを盛り込むようにしました。
ページ作成だけではNG!
ここまで楽天市場のページ作成を中心にご説明してきました。ページ作成は出店の基本ですが、ページ作成だけを完璧にしても、売上UPは難しいです。
ページ作成を固めた後は、下記の施策を実施することで売上UPを強化することが可能です。
- アクセス解析を活用したページ改善PDCAを回す
- 広告を上手く活用して売上拡大
- イベントを制する者が楽天を制する
- 楽天ランキングを獲得で更に売上拡大
それぞれご説明いたします。
アクセス解析を活用したページ改善PDCAを回す
楽天市場は「出店がゴール」ではありません。
出店はあくまでもスタートで、データをもとに改善していくことが売上UPに繋がります。
データ分析ツール「R-Karte」をフル活用して、自社のデータを分析し、売上アップの施策をすることが大切です。
そもそも、売上はアクセス人数×転換率(成約率、購買率)×客単価で決まります。「売上を上げたい」とは言っても、どの部分を上げるのか?によって施策は変わってきます。
まずはデータ分析ツール「R-Karte」を活用して、自社のどこが強いのか、どこが弱いのか、把握しましょう。
商品ページを自動診断士、ABテストをするツールもありますし、検索の関連キーワードやユーザー属性を閲覧することもできます。売上UPのヒントがたくさんありますので、「R-Karte」を使わずに楽天市場を利用するのは、かなり勿体無いです。
アクセス数を増やしたいのであれば、広告を回すことが必要かもしれませんし、転換率を上げるにはリピーター獲得や訴求コピーの変更が必要かもしれません。
自社の伸びしろはどこなのか、予算をあまりかけなくとも伸ばせる「コスパの良い部分」はどこなのか、分析した上で施策を考えていきましょう。
広告を上手く活用して売上拡大
楽天市場にはさまざまな広告があります。露出の高い場所にバナーなどを表示する掲載系の広告、メルマガの中に埋め込まれる広告、検索に連動した広告などさまざまです。
楽天市場で商品を検索した時に上位表示させるには、検索に連動した広告を出稿するのも一つの手です。
お金はかかりますが、短期間で「売れる波」に乗せることができ、売上が加速度的に伸びていく「自走モデル」に突入させることも可能です。
ただ、楽天広告は素人が出稿するには難易度が高く、ただお金を浪費して終わってしまうこともよくあります。
広告を出稿し、スピード感を持って売上を伸ばすには、広告代理店のサポートを受けることがおすすめです。
広告は、中途半端に出稿するくらいなら出稿しない方がいいですし、本気で運用するなら代理店に依頼しましょう。
イベントを制する者が楽天を制する
楽天市場の強みは「イベントが多いこと」。ポイントが最大10倍になることもあり、実質キャッシュバックのような仕組みです。「ポイントを貯めるために楽天市場だけで買い物する」という方もいらっしゃいます。
楽天市場で売上UPを目指すのであれば、次のことは欠かせません。
- ポイント制度について理解する
- イベントのスケジュールを把握する
- イベントに合わせて、商品ページやバナーを更新する
ユーザーの購買意欲の高まるイベントを無視して楽天で売上を上げるのは、難しいです。
イベントを見据えたスケジュールで動き、ユーザーを取り逃がさないようにしましょう。
楽天ランキングを獲得で更に売上拡大
楽天にはランキングページがあります。総合ランキング、ジャンルごとのランキングがあり、「デイリーランキング(毎朝10時更新)」「リアルタイムランキング(20分おきに更新)」として非常に細かいスパンで更新されています。
ランキング上位に載ることで、ユーザーのアクセスが増え、売上UPに繋がります。
人間の心理として「人気のある商品は安心して買える」という気持ちになりますので、ユーザーはランキングをチェックし、上位の商品を確認するのです。
ただ、楽天ランキングは出店者が意図的に操作できるものではありません。売上金額や販売個数、購入者数、伸び率などを楽天側が総合的に判断して決めるものです。
そのため、自社店舗を楽天ランキングの上位に表示するには、日々の施策をきちんとやるしかありません。
ランキング上位に表示させるためにも、データ分析ツール「R-Karte」を使ってPDCAを回し、必要に応じて広告出稿し、イベントを押さえて売上UPを目指すことが大切です。
まとめ
ここまで楽天市場のページ制作についてご説明してきました。ポイントを簡潔にまとめます。
売上の上がるページ制作のポイントは下記の通りです。
- 「ページは長め」が基本
- 「ECデザインのルール」を守る
- 伝えたい情報を3つに絞る
- 文字は図に、図は写真に置き換える
- 見栄えではなく「行動」「課題解決」を意識してサイト設計をする
- スマートフォンの最適化(レスポンシブ対応)
最後に「楽天で売上を最大化させるポイント」について復習します。
- アクセス解析を活用したページ改善PDCAを回す
- 広告を上手く活用して売上拡大
- イベントを制する者が楽天を制する
- 楽天ランキングを獲得で更に売上拡大
これらを意識して、ポイントを取りこぼすことなく施策していきます。
楽天市場においてコンサル、運用代行、広告運用などを提供する弊社では、楽天市場でのページ制作のご相談はもちろん、EC事業全般のトータルなサポートをしております。
お悩みがある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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楽天市場の商品ページデザインに関するよくある質問
- 楽天商品ページは長い方が良い?
- 楽天市場では、「長めのページで丁寧に説明すること」が売れるポイントです。楽天市場は「実店舗での丁寧な接客」のような長いページが好まれる傾向にあります。弊社の過去の成功事例を確認しても、長めのページの方が成功しています。
- 楽天商品ページで伝えるべき情報は?
- 具体的には下記の3つを重点的に載せましょう。この3つを押さえることで、目に入ったバナーやサムネイルをクリックしてもらえる確率がUPします。
①どんな商品か
②誰に届けたいか
③どのように重要か
- 楽天商品ページはテキストよりも図が重要?
- テキストより図、図より写真の方が「パッと見たときの分かりやすさ」が上がります。
さらに、写真の中でも、商品単体よりも「その商品を使っている人物」を掲載した方が、その商品を使うイメージがわきやすく、訴求力が高まります。