楽天市場のコンサル業務と運営代行企業の選び方を詳しく解説!
今回は、楽天市場のコンサルタントをさせていただいている株式会社いつもの担当者目線で、業務内容の解説と、事例を交えながら企業選びのポイントや注意点などをご紹介します。
コンサルティング業務における作業内容の中には、事業者様ご自身で無料で実施できる施策もあるため、まずはご自身でチャレンジして頂き、サポートが必要な業務に関して代行する形をとるのが一般的です。
楽天市場における売上の伸び悩みや、作業リソース不足にお困りの方はぜひ一度いつもの「楽天支援サービス」へお問い合わせください。
※閲覧時期により本記事でご紹介の情報は変更・更新されている場合がございます。
楽天市場におけるコンサルティング業務とは
そもそもコンサルティング業務は、売上目標をクライアント様と共有したうえで、売上達成の課題と施策をご提示し、施策実施後の改善までサポートする仕事を指します。
楽天市場におけるコンサルティング業務とは、「楽天市場内の売上改善に特化」していますが、基本的なコンサルティング業務のベースは、プラットフォームの種類に関わらず共通しています。
楽天市場は、ECプラットフォームの中でも認知度が高く、利用者は5000万人以上に上るというデータもあり、かなり成熟したプラットフォームです。
市場内に人が集まっているため、店舗を出店することで大きく集客を見込むことができますが、一方で競合店舗が多いのも特徴として挙げられます。
したがって、楽天市場のコンサルティング業務では、楽天市場の特性を理解し「いかに楽天市場内の見込み客を集めることができるか」「競合店舗から人を集めることができるか」といった点に着目し、競合店舗と差別化を図る施策展開を実施しながら購入までつなげられるかが重要になります。
売上を上げるための戦略の設計や施策提案
はじめに、売上を上げるための戦略設計や、大まかな施策提案の方向性決めを行います。
この時、店舗様の商品形態やターゲット層、オペレーションによって店舗様の課題は多岐にわたるため、楽天市場の仕組みを利用して店舗様の強みを生かしつつ、課題を1つずつ解決していく戦略を立てることが大切です。
ちなみに、楽天市場は2020年時点で5万店の店舗様が出店しています。いわゆる「ライバルが非常に多いECプラットフォーム」となっており、いかに多店舗と差別化できるかが、売上アップにもつながってきます。
現状分析から「課題点」や「改善点」を見つけ出す
ECサイトに関わらず、売上の構成要素は「アクセス」「転換率」「客単価」で表すことができます。
これらの指標を踏まえて、売上目標を達成するために「3つの要素はそれぞれどの程度必要なのか」を算出し、目標との乖離や、好調だった要因を探ります。
楽天RMSという作業ツールに蓄積されている実績の数値や、楽天市場内の競合他社をもとに分析を行い、具体的な改善点まで落とし込んでいきます。
課題解決のための改善提案を実施
現状分析を行って課題が見つかった後は、優先度を設けて改善策をご提案していきます。
店舗様の中には大変多くの業務を兼任されている担当者様もいらっしゃるため、担当者様の業務範囲や対応可能な範囲を考慮したうえで、ご提案を実施することがコンサルティング業務として大切です。
楽天市場におけるコンサルティング業務の大まかな流れをまとめると以下になります。
- 現状分析で「課題点」「改善点」を見つけ出す
- 売上を上げるための戦略設計
- 課題解決の優先順位をつけて施策を提案
コンサルティング業務はクライアント様が抱える課題の解決に向けた分析・施策提案が主業務であり、これに付随する形で実際の作業を代行する「代行業務」が存在します。
楽天市場における代行業務とは
楽天市場における代行業務の代表例として、以下のようなものが挙げられます。
- 商品ページやバナーの作成
- 広告配信
- 楽天市場内のSEO対策を行う
- メルマガを配信する
それぞれの業務について説明していきます。
商品ページやバナーの作成
楽天市場では定期的にイベントが開催され、イベント期間に応じてクーポンの設置や、特設ページを作っている店舗様が多いのが特徴です。
そのため楽天市場で売上改善を図る際には、制作物の作成対応は避けて通れません。
しかし、制作物の作成は、工数がかかるうえに専門性が求められる業務のため、外注で対応する店舗様が多くいらっしゃる実情があります。
いつもでは楽天市場内に限らず、ECサイトにおいて売れる仕組みを活用したページ作成が可能なサービスもご用意しているため、マーケティングの観点と、競合分析から最適な情報を挿入したページを作成することができます。
また、バナーにおいてもクリック率を高められた成功事例も多く持っているため、ブランドのイメージを考慮したうえで売上を上げるためのバナー作成が可能です。
いつもの楽天市場コンサルティングサービスについて詳しく知りたい方は下記リンクからご確認ください。
https://itsumo365.co.jp/service/rakuten/
広告配信
楽天市場で売上を上げるためには、新規ユーザーのアクセス獲得が大変重要です。
楽天市場で新規ユーザー獲得を行う主な手段として「広告の配信」がありますが、広告は日々の運用・管理が大変で、効果検証を行っていかないことには費用対効果を高めることは難しくなってしまいます。そのため、運用代行という選択肢も検討しても良いかもしれません。
特に広告配信作業における工数の削減は、効果を実感しやすい部分になるため、現在広告配信の運用・管理リソースがない事業者様はご活用をおすすめします。
楽天市場の広告配信に関する基礎知識・活用ポイントについては下記記事で紹介しておりますので、ぜひ参考にご覧いただけますと幸いです。
関連記事:【最新版】楽天市場に欠かせない広告の種類と効果的な活用ポイントを徹底解説
関連記事:【最新版】楽天CPA広告(効果保証型広告)の運用方法と活用ポイントを徹底解説
楽天市場内のSEO対策を行う
楽天市場のSEO対策とは、楽天市場における商品のアクセスを増やすために重要な検索対策です。
世の中の情勢や楽天市場で行われる年間セールイベントのタイミングに合わせて、アクセス向上が期待できるキーワードは日々変化します。
定期的な検索対策の見直しを行うことがアクセス増加のために重要になりますが、やはり店舗様で日々確認することが難しいことがほとんどであるため、SEO対策業務を代行してもらう事業者が多くいらっしゃいます。
楽天市場におけるSEO対策については下記記事で詳しく解説しておりますので、「まずはご自身でSEO対策を実施してみたい」という方は、チェックしてみてください。
関連記事:【2023年度最新版】正しい楽天SEO対策!初心者でもわかるSEO対策10のポイント
メルマガを配信する
メルマガは、店舗様からユーザーに直接店舗の情報を告知できる手段として活用したいツールです。
ただし、メルマガ配信業務でも、画像の作成や、配信時間・配信方法のコツに関するノウハウが求められるため、運営・管理に関する専門性が求められます。
楽天市場にはコーディングが不要で、感覚的にメルマガを作成できる手法も存在しますが、楽天市場のセールイベントごとに「配信準備」「配信枠の予約」「効果を検証する」という一連の内容を行うことは大変骨の折れる作業であるため、こちらも代行会社に作業を依頼する事業者様が多くいらっしゃいます。
そもそも楽天市場におけるメルマガには5種類あり、配信ターゲットに応じて適切な配信方法が異なります。
そのため適切なメルマガ運用を実施しなければ、施策の効果を実感できません。まずは下記記事で、楽天市場におけるメルマガ活用について理解を深めることをおすすめします。
関連記事:【攻略】楽天市場のメルマガを最大限活用する方法をご紹介
楽天のコンサルを依頼する3つのメリット
楽天市場におけるコンサルティング業務・代行業務についてお伝えしましたが、ここで改めて楽天市場のコンサルを依頼するメリットを確認しておきましょう。
メリット①:最短で売上をアップできる
メリット②:運営に伴う業務の見直しができる
メリット③:自社にノウハウをためることができる
それぞれのメリットについて解説していきます。
メリット①最短で売上をアップできる
楽天市場のコンサルティングサービスを利用することで、楽天市場の仕組みや、各種セールイベントの特徴を熟知しているコンサルタントが店舗様の商材にあった施策を最適な優先度で提案してくれます。
施策実施後の効果検証も実施するため、「施策をやったら終わり」ではなく、スピード感もって次回の施策に活かすことが可能です。
正しく施策を実施できるうえに、スピード感あるPDCAサイクルを回せる点が、楽天市場のコンサルティングサービスを利用するメリットといえます。
メリット②運営に伴う業務の見直しができる
楽天市場のコンサルティングサービスを利用することで、コンサルタントが目的に合わせて最適な手段を提案してくれるため、効果の高い施策に集中的にリソースを割くことができます。
専任のコンサルタントが「店舗様の現在のフェーズではどこに販促費をかけるべきか」「販促費の使用方法に無駄はないか」といった着眼点で確認を行うため、広範囲の見直しを実現できます。
また、日々のルーティン業務である広告運用や、検索対策の代行サービスも用意がある場合は、担当者の工数削減を実現しつつ、本当に必要な業務に集中することが可能です。
メリット③自社にノウハウをためることができる
楽天市場のコンサルティングサービスを利用することで、正しい楽天市場の運用ノウハウを自社にためることができるようになります。
多くの事業者様が最終的には内製化を目標としているかと思いますが、内製化には店舗様ごとのノウハウの蓄積が非常に重要です。
楽天市場のコンサルティングサービスを利用することで、自社ECサイトやその他のプラットフォームでも応用が可能な知見を正確に獲得でき、人材の育成にも役立ちます。
株式会社いつものコンサルティングにおける強みを紹介
ここからは、当社のコンサルティングサービス「楽天支援サービス」の強みをご紹介いたします。
楽天支援サービスにおける強みは以下の3つです。
- 売上フェーズごとの戦略設計や施策提案
- 自走モデル実装の高速化
- 楽天市場の重要な仕様変更や最新ニュース等をいち早くキャッチし、週次でお知らせ
それぞれの強みについて詳しく解説します。
売上フェーズごとの戦略設計や施策提案
各店舗様の目標売上に合わせて、優先順位をつけながら1年間の戦略を策定し、徹底的にサポートいたします。
施策の優先度は店舗様の課題や商品のカテゴリ・販売形態によって様々です。
改善すべき点を網羅したカリキュラムを店舗様に沿った形でご提供し、タスクの管理と施策の効果検証で着実に前進していきます。
月に一度のお打ち合わせでは、具体的なタスクの洗い出しとご提案を行い、不明点があればお電話やチャットも迅速に対応するため、楽天市場の運営に不慣れなご担当者様でも安心してご対応いただけます。
自走モデル実装の高速化
楽天市場で売れる仕組みを熟知したコンサルタントが、店舗様に合わせて最適な方法をご提案します。
アクセス・転換率・客単価の課題に対して優先順位をつけながら、楽天市場の仕組みを活用して売れる仕組みを整えていきます。
楽天市場における「自走モデル」について知りたい方は下記の記事をご確認ください。
関連記事:【目指せ!月商300万円】ECサイトで売上を伸ばす考え方と施策を解説
楽天市場の重要な仕様変更や最新ニュース等をいち早くキャッチし、週次でお知らせ
楽天市場では、日々仕様の変更やアップデートが発生します。
普段忙しく作業を行っている担当者様にとって、日々の仕様変更・最新ニュースにキャッチアップするのは至難の業ではないでしょうか。
そこで弊社の楽天支援サービスでは、店舗様の売上を上げるために重要な情報や、対応すべき内容を、いち早くピックアップして共有しております。
企業選びに失敗しないための注意点
楽天市場のコンサルティングサービスを行う企業選びを失敗させないために注意できるポイントについて、下記にまとめましたので参考にしてください。
- 料金体系を理解しておく
- サービス内容の範囲を理解しておく
- 得意ジャンルや実績を確認する
- 担当者との相性も検討材料に含める
- 将来を見据え総合的な支援を請けることができるか確認する
それぞれの注意点について解説します。
料金体系を理解しておく
コンサルタントのサービスは、大きく「成果報酬型」と「定額型」に大別されます。
企業によって作業範囲と料金体系は異なるため、事前に把握できるサービスを選びましょう。
例えば、よくあるトラブルとして「受けられると思っていたサービスが、追加料金が発生しますと後から伝えられてしまう」というものがあります。
認識の祖語なくスムーズにサービスを受けるためにも、「追加料金が発生する条件」や「希望プランと価格が異なる別のプランとのサービスの差」などは事前にしっかりと確認しておきましょう。
サービス内容の範囲を明確にしておく
店舗様が期待しているサービス内容が、契約を検討しているサービスで実現するかどうかは具体的な業務を想定しながらイメージを付けておきましょう。
例えば、「広告の運用をお願いしたい」と考えていても、サービスの業務範囲外として対応してもらえない場合はトラブルに発展しかねません。
規定の料金を支払うだけの対価を得られるかどうかは、サービス契約前の丁寧な確認・具体的な質問で回避することができます。
得意ジャンルや実績を確認する
楽天市場におけるコンサルティングサービスと一言でいっても、コンサルティング会社によって得意分野があります。
こうした得意分野は、企業としての実績を確認することである程度見極めることができるため、ホームページやサービスサイトにて実際の導入事例やその結果を確認してみてください。
窓口の方に自店舗のジャンルでのサービス契約経験があるかどうかを直接口頭で問い合わせてみることもおすすめです。
担当者との相性も検討材料に含める
コンサルティングサービスの契約では、最初の窓口の担当者(営業)と、実際のコンサルタントが異なる場合も少なくありません。
そのため気軽に相談ができる環境や、適切な関係構築が大変重要になってきます。
売上を上げるために伴走する方との相性は事前に確認することは難しいため、窓口の方に「希望する人材のイメージを共有しておく」「商談に同席してもらえるか打診する」など、積極的に意見を伝えておきましょう。
将来を見据え総合的な支援を受けることができるか確認する
楽天市場の事業が軌道に乗ってきた後は、AmazonやYahoo!ショッピング、自社ECサイトなど、別のECプラットフォームへの展開も視野に入れている企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。
契約する前に、「当該コンサル会社でどこまで包括的にサービスを展開しているのか」確認しておきましょう。
各市場の特性を理解することは一朝一夕では難しいため、同じ会社でサービスを受けられると非常にスムーズです。
楽天市場で試した施策の結果や、店舗の課題も共有できるため、プラットフォームをまたいで売上を効率的に伸ばすことも可能になります。
まとめ
楽天市場は、多くの利用者がいるため競合店舗も多いのが特徴として挙げられます。
売上を上げていくためには、楽天市場の仕組みを理解してアクセス・転換率・客単価を効率的に高めていくことが重要です。
そこでコンサルタントを活用することでスピード感をもって目標を追うことができ、将来的な内製化や直近の業務代行による工数削減が期待できます。
また、コンサルタントを選ぶ際は、料金形態・サービスの範囲・その後の事業サポートの柔軟さを確認することで店舗様に合った企業を選ぶことが可能です。
いつも当社では、定額のコンサルサービスを店舗様の規模や希望するニーズに合わせてご用意しております。
楽天市場だけではなく、Amazon・Yahoo!ショッピング・自社ECなど、それぞれで多くの実績を持っているのが他社と比較した強みです。
他にも、製作面のお悩みにもお答えできるサイトデザインのサービスや、広告の運用代行サービスもございます。
店舗様のEC運営課題を解決することを第一に考えたスペシャリストが集まっておりますので、ぜひ選択肢の1つとしてご検討いただけますと幸いです。
楽天コンサルに関するよくある質問
- 楽天市場のコンサルタント業務とは何ですか?
- 楽天市場におけるコンサルティング業務とは、「楽天市場内の売上改善を図るため課題と施策を提示し、施策実施後の改善までサポートする仕事」を指します。
基本的なコンサルティング業務のベースは、プラットフォームの種類に関わらず共通しています。
- コンサルタントはどのように選ぶのが良いですか?
- 企業選びを失敗させないために注意できるポイントについて、「料金体系を理解しておく」「サービス内容の範囲を理解しておく」などいくつかのポイントがあります。詳しくは本記事をご覧ください。