【2024年最新】Amazon特選タイムセールとは?参加方法と注意点を解説
Amazonにはプライム会員を対象としたセールの他にも「特選タイムセール」、「数量限定タイムセール」、「7日間のタイムセール」があります。
Amazonのタイムセールは活用することで、アクセス数や転換率、注文数のアップが見込めます。また、タイムセール終了後も自然検索でのランキングで上位表示されやすくなります。
そのため、うまく活用することで、売上拡大に貢献する可能性があります。しかし、参加するためには、Amazonからの招待が必要だったりとさまざまな条件や注意点があります。
本記事では、Amazonのタイムセールへの参加を検討されている方に向けて、タイムセールの参加方法や注意点について解説します。
Amazonタイムセールの種類と特徴
Amazonでは、月末や月初にタイムセールが行われています。Amazonのタイムセールには「特選タイムセール」、「数量限定タイムセール」、「7日間のタイムセール」の大きく分けて3つの種類があり、ほぼ毎月開催されています。
それぞれ参加するための条件が異なっているだけでなく、参加費用の有無や商品表示位置なども違います。セールによってはAmazonからの招待が必要なケースもあるため、参加したくても参加できない場合もあります。
ここからはAmazonの各タイムセールの特徴やメリット・デメリットについて、詳しく説明していきます。
特選タイムセールについて
Amazon特選タイムセールはいつまで?何日間?という方は多いと思います。期間は2日~3日間で開催されることが多いです。
特選タイムセールはすべての商品が参加できるわけではありません。Amazonの担当者から共有されるエントリーシートに出品したい商品を記載して、審査が通った商品だけが出品することができます。
特選タイムセールは、Amazonの担当者がついていないと申し込みができなかったり、審査に通った商品しか出品できないため、簡単に参加するのが難しいセールです。
しかし、参加することでアクセス数のアップや転換率が上がりやすい傾向にあるため、積極的に参加を検討していただきたいタイムセールのひとつです。
数量限定タイムセールについて
数量限定タイムセールは、提供数が決まっているセールです。通常12時間のタイムセールですが、ほとんど毎日開催されています。
残り時間やカートに入ったパーセンテージが表示される機能が特徴で、ユーザーの視覚的に購買意欲を刺激することが期待できます。
タイムセールページの下部に商品が表示されるため、タイムセールページからの流入やアクセス数のアップも見込めます。また、自然検索結果と商品ページのところにもタイムセールタブが表示されることから、アクセス転換率も上がりやすい傾向にあります。
数量限定タイムセールは、Amazonプライム対象の商品であれば一定の条件をクリアすることで参加できます。しかし、手数料の支払いが必要です。(基本は1回4000円~。時期などにより変更の可能性があります。)
また、数量限定タイムセールには1点デメリットがあります。それは、セールに参加する日付がAmazon側で設定されてしまうことです。
出品者はセールが開催される◯日〜◯日までの週のみ選択できます。しかし、具体的な開催日や開始時間についてはAmazon側での設定になります。そのため、大型セールから外れてしまったり、カスタマーの少ない深夜帯の枠に当たる可能性があるのがネックです。
ちなみに、数量限定タイムセールは、ある一定の期間を空けることで、再度参加できます。
Amazonのヘルプページには「7日以内に同じASINの数量限定タイムセールを再実施することはできません。また、同じASINの7日間のタイムセールを、28日以内に再実施することもできません」との表記があります。つまり、7日以内に同じ商品で数量限定タイムセールに参加することはできないため、注意しましょう。
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引用:Amazon seller Forums 「無限【数量限定タイムセール】について – 出品に関する一般的な質問 – Amazon Seller Forums」
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7日間のタイムセール
7日間のタイムセールは、特選タイムセールや数量限定タイムセールに比べて、日数が長いことが特徴的なタイムセールです。
手数料が必要ではありますが、Amazonプライムの対象商品であれば一定の条件をクリアすることで参加できます。参加すると期間内であれば出品した商品がタイムセールページに表示されるため、タイムセールからの流入が見込めます。
7日間のタイムセールは開催期間が長いため、大型セールやイベントなどのアクセスが多い時間帯に実施できる可能性が高いです。数量限定タイムセールと同様に、自然検索結果や商品ページのところにタイムセールのタブがつくため、アクセス転換率も上がりやすい傾向にあります。
しかし、反対に1週間のセールをやり切らなければいけないため、販促部分などは他のタイムセールに比べると負担が大きくなります。また、数量限定タイムセールの時のように、残り時間などの表示はないため、視覚的に購入を急がせるような要素は少ないです。
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参考: Amazon seller centra「タイムセールの概要と申請資格」
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Amazon特選タイムセールの参加条件とは
「数量限定タイムセール」と「7日間のタイムセール」には、4つの参加条件があります。
具体的な条件は以下の通りです。
- Amazonプライムの対象地域が全ての地域であること
- 商品レビューで星3.5以上であること
- ※対象外の商品あり
特選タイムセールは、自分で申請した商品が審査に通れば出品できます。しかし、数量限定タイムセールと7日間のタイムセールは、出品したい商品を自由に選択できません。参加したくても商品が該当しない場合があることが特徴です。
また、特選タイムセールの販売価格は、管理画面上でAmazonの提示する上限価格以下に設定する必要があります。上限価格は販売価格の◯%引きといった規則で決まるわけではありませんが、過去の販売価格に応じて自動的にシステムで設定されています。セールの日時や金額については、Amazon主導での決定になるということを覚えておきましょう。
ちなみに、特選タイムセールへ参加するにあたって8つの注意点があります。参加する前に以下の条件を把握して設定するようにしてください。
1)設定に料金がかかる
数量限定タイムセールや7日間のタイムセールに参加するには手数料がかかります。
実施時期によって金額が異なる場合があるので注意しましょう。
2)バリエーションがある商品は、60%以上の商品に対してセールとする設定の必要性がある
設定するバリエーションの数は手数料に影響しません。しかし、バリエーションのある商品を数量限定タイムセールに設定する場合は、60%以上の商品をセール対象に設定する必要性があります。
3)同じ商品が申請できるとは限らない
申請可能な商品は毎週更新されます。そのため、今週表示された商品が次のセールのタイミングでも申請できるとは限りません。
4)在庫確保が必要
セール開始の25時間前までに在庫を確保する必要があります。在庫が足りない場合や確認できない場合は、Amazon側で自動的に数量限定タイムセールをキャンセルする場合があります。そのため、在庫確保については早急に対応しなければいけません。
5)即日の設定は難しい
時期により変動しますが、セールは約1カ月先の日にちを設定できます。反対に即日の設定を行うことが難しいです。
6)設定価格は申請後に確認できる
設定価格については、数量限定タイムセールの申請が可能になってから管理画面上で確認できます。過去の売上実績からシステム上に上限価格が表示されます。
7)最低数量の変更はできない
タイムセールの最低数量は、Amazonが定めます。定められた最低数量を変更することはできないため、注意が必要です。
8)出品者側で日時の設定はできない
タイムセールは、ある日程の中で「すべての日数で参加」「一部の日程で参加」が可能です。しかし、出品者側で特定の日程などを決めて参加はできませんので注意しましょう。
数量限定タイムセールと7日間のタイムセールは、特選タイムセールと比べるとインパクトは少ない印象です。
手数料がかかることを念頭におきながら設定していくことが重要です。
【最新版】Amazon特選タイムセールの参加方法
数量限定タイムセールと7日間のタイムセールは、「セラーセントラル」の広告タブから「タイムセール」を確認することで、申請可能な商品が分かります。
ここからは、Amazonから「特選タイムセール」への招待が届いた場合の参加手順について解説します。
Amazonから特選タイムセールの案内メールが届く
特選タイムセールは、Amazonからタイムセールの案内が届きます。メールには「イベントの開催日程」「タイムセールの申し込み方法」が記載されています。
メールに記載された方法で提出シートをダウンロード
メール内には「商品入稿シート」と呼ばれている提出シートが添付されています。参加申し込みにエントリーするためにはこの提出シートへの記載が必要です。まずはメールの内容に従って提出シートをダウンロードを行ってください。
提出シートの作成
提出シートには以下の情報を入れ込む必要があります。
- エントリーする商品情報
- セールにおける価格情報
記載すべき情報を提出シートに従って入力していきます。
メールに記載された申請方法にて提出
申請方法もメール内に記載されています。申請するには以下の2パターンがあります。
メール添付で提出
メールで参加申請する場合は、ご案内メールへ提出シートを添付し「全員返信」する形で送信します。これでエントリーが完了です。
エントリーシート申し込みフォームから申請
申し込みフォームから申請する場合は、ご案内メールに記載されているURLからアクセスします。エントリーシステムへアクセスしたら、ログインパスワードを設定します。(初回ログイン時のみ)
入力を求められる「出品者トークン」、「ログインメールアドレス」、「パスワード」については、特選タイムセールのご案内メールに記載されています。
ログインができたら「登録」ボタンからファイルを選択します。ファイルを「開く」から提出シートを選択し、アップロードを行います。エントリー完了メールを受信したら、エントリー完了です。
※提出ファイルのアップロードができても、完了メールが来ない場合はエラーの可能性があります。必ず時間をおいてエントリーシステム内のステータスが「完了」になっているかご確認ください。
Amazon特選タイムセールの注意点
ここまで、各タイムセールの概要や参加方法について解説してきました。しかし、特選タイムセールについては、注意したい点がいくつかあります。
ここからは、特選タイムセールに参加する際に、理解しておくべき注意点を解説いたします。
希望した全ての商品が出品できるわけではない
Amazon特選タイムセールは、エントリーシートに出品したい商品を記入して申請します。しかし、全ての商品が出品できるわけではありません。合否についてはAmazonからの返答があります。エントリーしたものの、どの商品も合格しなかったというケースもあります。エントリーが完了したからといって出品できるわけではないので注意しましょう。
エントリー後の価格変更は禁止
エントリー後の価格変更が禁止されているため、価格改定されているのが確認されるとセールへの参加ができなくなる可能性があります。
最近は、原材料の高騰などで値上げしなければいけない商品が多いため、価格を設定する際は気をつけましょう。
エントリー後のバリエーション変更も禁止
Amazon特選タイムセールにエントリーした後は、バリエーションの変更も禁止になっています。価格変更と同じく、エントリー後に変更するとセールへの参加ができなくなる可能性があります。
そのため、バリエーションの変更が必要な場合は、なるべくエントリー前に変更するようにして組み直しを行わないようにしましょう。
ポイントの仕様が変更
ポイントの仕様が変更されました。そのため、出品する際は自分でポイント設定を確認、変更する必要があります。
変更前:通常時にポイントをつけていても、タイムセール時には自動でポイント付与の設定が外されてしまう
変更後:通常時ポイントをつけていたら、タイムセール時にもポイント付与設定は引き継がれる
ポイントなどは出品者側で負担することになるため、気をつけないと全体の割引率や販促率に影響が出ます。出品時にはどのように設定しているか改めて確認するようにしましょう。
まとめ
本記事では、Amazonタイムセールの参加方法や注意点について解説しました。
Amazonタイムセールは、参加費用や販促費などの経費がかかる場合があります。しかし、Amazonのセールは、TVCMやSNSなどでの告知が増えたこともあり、以前と比べて流入数が増加しております。そんな中でセールに参加してサービスをすることは、新たな顧客折衝の機会や転換率の向上に貢献します。
利益率の部分で、セールへの参加が難しいブランドメーカーも多いと思います。ですが、昨今はセール参加できる利益率の商品を作り、セールに参加した方が売上が伸びている傾向にあります。
セール参加のタイミングで売上をしっかりと作ることが、売上の波を作っていくきっかけになります。長い目で見ると売上拡大のポイントにもなる可能性があるので、さまざまな条件を検討してセールに参加することをおすすめします。
また、実際にタイムセールに参加する際の対策として、広告の露出効果だけでなく、クーポンを発行したり、配送品質を向上させるなどのコツがあります。他記事でも解説しているので、参考にしてみてください。
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参考:おさえておきたいAmazonセールの種類とタイムセールの対策方法 | ECマーケター by 株式会社いつも
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Amazon特選タイムセールに関するよくある質問
- 特選タイムセールに参加するための条件は?
- 特選タイムセールは、Amazonの担当者がついており、招待があった場合に参加することが可能です。
- タイムセールはどのくらいの期間開催されますか?
- 特選タイムセールは通常24時間、数量限定タイムセールは通常12時間、7日間のタイムセールは1週間です。