公開日:2023年3月1日

【最新版】Amazon(アマゾン)ストアの作成方法と自社ブランドを強くする活用方法まとめ

【最新版】Amazon(アマゾン)ストアの作成方法と自社ブランドを強くする活用方法まとめ

今回はAmazon内でブランディングを高めるために欠かせない「Amazon ストア」についてご紹介します。基本的な利用条件や作成方法、注意点なども合わせて解説しているため、まず何から始めたらいいか分からない方も参考にしてください。

※閲覧時期により本記事でご紹介の情報は変更・更新されている場合がございます。

Amazon(アマゾン)ストアを作成するとは?

Amazonストアとは、Amazonブランド登録をしている出品者がブランドオーナーとして作成できるストアページのことを指します。

自社ブランドや商品カスタムページを通じて商品を紹介できる機能で、Amazonストアページの作成にあたって追加費用等は一切かからず、無料で利用することが可能です。

Amazonの商品ページは他出品者とも同じ仕様で「1商品1ページ」で作成されているため、「ブランドイメージを表現する」という点では自由度が低い仕様になっていますが、その中でも自社ブランドのページを持てる唯一の場所と言えます。

Amazonストアページに遷移するためには、例えば商品紹介ページのブランド名のクリックや、Amazon内の広告リンク先としてブランド出品者が遷移先として設定しておくことなどが挙げられます。

Amazonへの一般的な出店方法は下記記事をご覧ください。

関連記事:【保存版!】Amazon出店のよくある悩みQ&A集13選!成功事例つき!

Amazonストアを作成する4つのメリット


Amazonストアを作成するメリットとして以下の4つが挙げられます。

  • 自社ブランドに合わせたブランディングができる
  • Amazon外の広告の遷移先を設定できる
  • ストアインサイト機能から数値分析が可能
  • テンプレートを用いて簡単に編集が可能

4つのメリットについて詳しく解説します。

自社ブランドに合わせたブランディングができる

Amazonストアを活用することで、自社ブランドに合わせたブランディングを行うことが可能です。

Amazon内の規約を守る必要はありますが、自社ブランドのイメージに合わせてコンテンツ内容を独自にカスタマイズできる仕様になっているため、自由にユーザーにブランド・商品のイメージを伝えることができます。

Amazon外の広告の遷移先を設定できる

Amazonストアは、Amazon内広告に出稿してブランド認知を高めたり、ブランディングを強化したりするだけでなく、Amazon外に出稿している広告の遷移先としても設定できます。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンだけでなく、Instagram・Facebookなどの広告出稿時にも活用可能です。

ストアインサイト機能から数値分析が可能

Amazonストアを作成すると「ストアインサイト」とよばれる様々な数値分析が可能なツールが解放されます。

ストアインサイトで確認できる数値には、例えば以下のようなものがあります。

  • 日別の訪問者数
  • 日別の閲覧数
  • ストアページ経由の売上金額
  • ストアページ経由の売上件数
  • 広告/オーガニック別のアクセス数
  • Amazonストアの各ページごとの売上

ストアインサイト機能を用いることで、以上のようなユーザー行動データを細部まで把握することが可能です。

Amazonストアを管理する担当者は、こうしたデータを参考にすることで「ブランド訴求が良かったのか」あるいは「商品の打ち出し方が良かったのか」といった効果検証が精度高く実施できます。

また、ストアインサイト機能を活用することで「Amazon商品詳細ページ内のオーガニックトラフィックが当初想定していたよりも多かった」といったデータから分かるユーザー行動が発覚することもあるため、新しい施策の打ち出し方を考えるヒントを提供してくれるツールとしても十分期待できるでしょう。

テンプレートを用いて簡単に編集が可能

Amazonストアにはページカスタマイズが可能なテンプレートが用意されており、形式に沿って画像・テキストを挿入することで、簡単にページを作成することができます。

テンプレートの種類は複数用意されているため、自社ブランドのイメージや、訴求したい内容に合ったテンプレートを選ぶことが可能です。

Amazonストアを作成する際に重要な2つの条件

Amazonストアを作成する際には以下の2つの条件を満たしている必要があります。

  • 大口出品サービスに登録していること
  • Amazonブランド登録を実施していること

それぞれの条件について解説します。

大口出品サービスに登録していること

Amazonで本格的に売上を上げようと考えている事業者は、基本的に「大口出品サービス」に登録していることが多いでしょう。

Amazonの大口出品サービスを利用すると、4,900円の固定月額費用が発生しますが、小口出品に比べて以下のようなメリットを享受できます。

  • 在庫ファイルを使った商品登録が可能
  • ビジネスレポート等の各種レポートの取得が可能
  • Amazonカートボックス獲得の条件を満たせる
  • 配送料の設定
  • 新規出品が可能

小口出品を利用するメリットは、Amazonでの販売数を49点以下にする場合や、具体的にどんな商品を販売するかについて決めていない場合(とりあえずAmazonで商品を販売してみたい場合)などに、少額から利用を始められる点です。

Amazonストアで自社ブランドや商品を訴求するページを作成したい事業者の中には、試しに小口出品からスタートする事業者もいるかと思いますが、売上改善に必要不可欠なビジネスレポートをはじめ、Amazonカートボックス獲得の対象事業者になるなど、大口出品を利用することで得られるメリットが多く存在します。

Amazonストアのページ作成を良い機会とし、大口出品に切り替えることも検討してみてはいかがでしょうか。

Amazonブランド登録を実施していること

Amazonブランド登録を行うためには、商標登録を済ませておく必要があるため、商標登録のスケジュールを十分に確保したうえで、Amazonストア作成のスケジュールを立てる必要があります。

Amazonブランド登録は、Amazonで出品する商品のブランドオーナーであることを証明するために行う手続きです。

出品者はAmazonブランド登録を完了させることで、活用できる広告の種類の増加や、ブランドオーナー特有の販促手段の増加といったメリットを享受できます。

ただし、Amazonブランド登録には「商標登録手続き」が必要なほか、「ブランドロゴ」や「商品画像」の準備も必要になるため、様々な手続きを並行して計画的に進める必要があります。

Amazonストアを作成したい事業者にとってはやや遠回りになってしまう手続きともいえますが、Amazonブランド登録はAmazonで売上を上げていくうえで避けて通れない道になるため、1つずつスケジュールを確認して進められるようにしましょう。

Amazonブランド登録に関する手続きについては下記記事で詳しく解説しているため、参考にしてください。

関連記事:【最新版】ECサイト運営に欠かせないAmazonブランド登録方法と申請手順を解説

Amazonストア作成方法を解説

Amazonストアの作成方法は以下の通りです。
1.Amazonセラーセントラル→ストア→「Amazonストア」
2.「ストアを作成」を選択
3.ブランド名・ブランドロゴの挿入
4.ページコンテンツの概要を記載
5.テンプレートを選択してページを作成
6.作成したページにコンテンツを追加
7.ページ内容を確認した後に審査申請

いくつか挙げられる注意点として、Amazonストアの1ページに対して、必ず1つ以上のリンク設定が必要になってくる点が挙げられます。

また、カスタムの自由度が高いAmazonストアとはいえ、Amazon内で使用できるコンテンツにはAmazonのコンテンツポリシーが適用されるため、自由にオリジナルの画像・動画が使用できるわけではない点に注意してください。

さらに繁忙期などは、Amazonストア作成の審査に時間がかかることもあるため、通常の審査期間である3営業日よりも余裕をもって申請を行うようにしましょう。

Amazonストアを活用し自社ブランドを強くする3つのポイント

Amazonストアを活用し、自社ブランドを強くする3つのポイントは以下の通りです。

  • 商品詳細ページに入らなかったブランドのこだわりや会社の歴史、メーカーの価値を載せる
  • 商品をカテゴリ分けでページを作成することで、お店に来たように見せることが可能
  • ブランドのファンを作るようなページ作成が可能

それぞれ詳しく解説します。

商品詳細ページに入らなかったブランドのこだわりや会社の歴史、メーカーの価値を載せる

Amazonの商品紹介ページは、他の出品者とも同じ仕様であるため自由度が低く、追加できる情報量に上限があります。

そのため商品詳細はなんとか記述できても、ブランドのこだわりや会社の歴史、メーカーの価値を十分に訴求することができませんでした。

Amazonストアなら、画像やテキスト、動画を用いて自社ブランドのイメージや想いを存分にユーザーへ伝えることができ、自社ブランドのファンを獲得することができます。

商品をカテゴリ分けでページを作成することで、お店に来たように見せることが可能

Amazonストアでは各ページを独立させて作成することが可能なため、例えば「新着商品」というページを作成して商品ラインアップを行ったり、スキンケアブランドであれば「化粧水」「クレンジング」「クリーム」といったカテゴリ別にページを分けることで、実際にお店に来たような印象をユーザーに与えることができます。

作成するページは商品カテゴリだけで分けるのではなく、ブランドのこだわりや会社の歴史、メーカーが独自で保有している技術の紹介など、様々なレパートリーを持たせることも可能であるため、しっかりとファンを獲得していきたい出品者様にも是非おすすめしたい活用法といえます。

ブランドのファンを作るようなページ作成が可能

Amazonストアを活用することで、出品者は商品詳細ページではなかなか差別化できない自社ブランドのコンテンツを存分に伝えることができます。

例えば、新商品のバナーをAmazonストアのトップページに挿入したり、お得な商品を宣伝するプロモーションヴィジェットを挿入したりすることで、Amazonストアに訪れたユーザーをブランドのファンに醸成していくような取り組みが可能です。

Amazonストアを作成する際は、Amazonストアで作成したページをデスクトップ版だけで確認をすることがないようにしましょう。

多くのユーザーが利用するスマートフォンでの表示も想定し、見えやすい構成になっているか意識することが大切です。

まとめ

Amazonストアの作成条件は「大口出品者」と「Amazonブランド登録が済んでいること」の2点になり、その2つの条件を満たしている出品者は無料でサービスを利用できます。

また、ストアインサイト機能を使ってAmazonストア経由の売上を把握できるようになるため、Amazonの売上改善に関するPDCAサイクルを早く正確に回していくことが可能です。

無料かつ様々なビジネスツールを活用できるAmazonストア登録は、Amazonで売上を伸ばしていきたい店舗様はぜひ活用してみてください。

Amazon専門チーム
Amazon専門チーム
  
株式会社いつもが誇るAmazon専門チームが、Amazonにおける最新の集客支援の施策や運用のポイント、広告戦略についてお送りします。

Amazon専門チームは、Amazon専門のマーケティングセンターとして、全国のAmazon運営企業から大手メーカーまで豊富な実績を有しています。Amazon社内の担当者と都度打合せを行っており、現在のAmazonの動向や今後の動きなどを把握し、「今」ではなく「その後」の動きに合わせた対策を行うことができるのが強みです。

本ブログでは、米国での最新事例から、今後日本でも起こるであろうAmazonでの対応策まで、幅広くお伝えします。

Amazon支援グループ 事業責任者
丸山 晃一

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Amazon(アマゾン)ストアについてよくある質問

 

Amazon(アマゾン)ストアを作成するとはどういうことですか?
Amazonストアとは、Amazonブランド登録をしている出品者がブランドオーナーとして作成できるストアページのことを指します。「1商品1ページ」が原則のAmazon内で、「ブランドイメージを表現する」唯一の方法です。
Amazonストアを作成するメリットは何ですか?
「自社ブランドに合わせたブランディングができること」や「Amazon外の広告の遷移先を設定できること」などがあります。詳しくは本記事をご覧ください。
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