公開日：2023年8月4日
最終更新日：2023年10月25日

自社ECサイトを立ち上げたものの、なかなか集客に結びつかないというお悩みをよく伺います。

SEO対策やSNS運用、広告活用など何から始めれば良いかわからないという運営事業者様もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、自社ECサイトへ集客を図る際の基本的な施策や考え方と注意点を解説いたします。ぜひ最後までチェックしてみてください。

なぜ自社ECサイトへ集客（アクセス）数を伸ばす必要があるのか

自社ECサイトへの集客（アクセス）数は、ターゲットからの認知を獲得するために非常に重要です。

集客数が増えることで、より多くの人々が自社ECサイトの存在を知り、商品やサービスに関心を持ってくれる可能性が高まります。

また、集客数の増加は売上増加が見込まれ、ビジネスの成長や利益の向上に直結するため、積極的に対策していきましょう。

ターゲットからの認知を獲得するため

ターゲットからの認知を獲得することは、自社ECサイトに欠かせません。

自社ブランドや商品・サービスに関心を持ち、共感してくれるユーザーを増やすことができるからです。また、認知を拡大することで競合他社との差別化や信頼性の向上が可能となります。

集客数の増加は売上に直結するため

当たり前ですが、集客数が増えるということは、より多くの人が自社の商品やサービスに接触することを意味します。

自社ECサイトへの訪問者数や購入者数の増加は、結果として売上の底上げにもつながります。また、集客数の増加によって、ブランドの認知度向上や口コミの拡散など、さらなる顧客獲得の機会を期待できます。

自社ECサイトへの流入経路

自社ECサイトへの主な流入経路は、次の３つです。

これらの経路を組み合わせることで、幅広いユーザーに自社ECサイトへのアクセスを増やすことができます。

検索エンジンからのSEO集客

SEO集客とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジン最適化（Search Engine Optimization）の手法を活かして、ウェブサイトやコンテンツを検索エンジン上で上位表示させ、自社ECサイトへ有機的なアクセスを獲得することを指します。

具体的には、キーワードリサーチを行い、検索ユーザーがよく使うキーワードを把握し、それに基づいてウェブサイトのコンテンツやメタデータを最適化します。

また、ウェブサイトの構造やパフォーマンスを改善し、ユーザー体験を向上させます。バックリンクの獲得やソーシャルシェアの促進なども重要です。

これらの取り組みによって、検索エンジンのアルゴリズムによってウェブサイトの価値が高く評価され、上位表示されることで、多くのユーザーを自然な形で集めることができます。
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Web広告からの集客

Web広告からの集客とは、インターネット上で広告を掲載し、ターゲットユーザーに対して自社の商品やサービスを宣伝・紹介することです。

具体的には、リスティング広告やディスプレイ広告、ソーシャルメディア広告、動画広告などを活用します。

広告プラットフォームのターゲティング機能を使って、広告を表示する対象のユーザーを絞り込み、クリエイティブやテキストを魅力的に設計し、ユーザーの関心を引きつけます。

また、広告のクリックやコンバージョンのデータから、広告効果を分析して最適化を図りましょう。

このようなWeb広告の活用によって、ターゲットユーザーに対して効果的に自社の存在や商品をアピールし、集客を促すことができます。

基本的なWeb広告については、以下の記事で詳しく解説しておりますのでこちらもぜひご覧ください。
関連記事：https://itsumo365.co.jp/blog/post-19704/

SNSを活用した集客

SNSを活用した集客とは、ソーシャルメディアプラットフォーム（Facebook、Instagram、Twitter、TikTokなど）を利用して、自社のブランドや商品、サービスを宣伝・紹介し、ターゲットユーザーに対してアプローチすることです。

具体的には、魅力的なコンテンツ（画像、動画、記事など）を投稿し、フォロワーやユーザーとの対話やコミュニケーションを通じて関係性を構築します。

ハッシュタグの活用やターゲティング機能を使って、特定の興味関心や地域にフォーカスした投稿や、ライブコマースやインフルエンサーとのコラボなどを通して、より広いオーディエンスにアプローチすることもあります。

SNSを活用することで、ブランドの認知度向上やファンの増加、リピーターや口コミ拡散につながり、集客効果を高めることができます。

ライブコマースのコツや、インフルエンサーギフティングについて説明している記事もありますので、こちらもぜひあわせてご覧ください。

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中長期的に実施すべき施策とは？（無料・低予算）

中長期的に、自社ECサイトへ集客をし続けるために実施すべき施策として、以下の３つが大切です。

コンテンツマーケティング（SEO対策）

コンテンツマーケティング（SEO対策）を実施する際は、「自社ECサイトは、単なる商品やサービスの販売場所ではなく、顧客との関係構築やブランドイメージの形成の場である」という意識をもって取り組みましょう。

一般的に、「コンテンツマーケティング＝価値あるコンテンツを発信」と考えられていますが、大切なのは「顧客目線を持ち続けること」です。

自社都合の情報発信に偏るのではなく、顧客にとって有益な情報や魅力的なコンテンツを提供することで、顧客の興味や関心を引きつけ、ブランドに対する信頼感を高めることができます。

また、顧客目線でのコンテンツマーケティングはSEO対策にも寄与し、自社ECサイトへの集客増加につながる効果も期待できます。

SNS運用

SNSは情報の拡散やコミュニケーションの場として広く活用されており、適切に活用することで、ブランドや商品の露出度を高めることができます。

SNS上での情報共有や口コミの発信により、ターゲット層に対して直接的かつリアルタイムな情報を提供することが可能です。

また、シェアやいいね機能は、自社ECサイトだけでは難しい、ユーザーの参加や拡散を促すことができます。これにより、自然な形でブランドの認知度を高め、新たな顧客を獲得するチャンスを生み出します。

SNSの活用によって、ブランドの露出と認知度向上、顧客との関係構築などが可能になり、結果的に自社ECサイトへの集客につながるのです。

動画施策

動画施策はECサイトの成果を上げるために非常に重要です。なぜなら、動画は視覚的で情報を効果的に伝えることができ、商品の魅力や使い方を実演することができるからです。

また、ライブコマースではリアルタイムの対話やデモンストレーションが可能であり、ユーザーエンゲージメントを高め、購買意欲を刺激することができます。

動画施策とライブコマースは自社ECサイトへの集客だけでなく販売までの成果を最大化させる可能性も秘めています。

自社ECサイトの集客を成功させるための注意点

自社ECサイトの集客を成功させるための重要な注意点は以下の３つです。
1.継続して取り組み続けること
2.費用対効果を算出すること
3.担当者や委託企業へ任せきりにしないこと
ひとつずつ解説いたします。

継続して取り組み続ける

自社ECサイトの集客を成功させるためには、継続的な取り組みが不可欠です。一度の集客活動では一時的な効果しか得られません。

継続的な取り組みによって、ブランド認知度を高め、顧客の関心を引き続けることができます。

例えば、定期的なコンテンツ更新やマーケティング施策の実施により、自社ECサイトへの訪問者数や購買意欲を維持・向上させることが図れます。

しかし自社ECサイトへの集客以上に、顧客との関係構築や信頼構築こそ時間を要するのです。

継続的な取り組みを通じて、顧客との長期的な関係を築き、リピート購買や口コミによる拡散効果を生み出すことができます。

さらに、競合他社との競争も激しいEC市場では、常に新しいトレンドやテクノロジーを取り入れる必要があります。市場の変化に素早く対応し、競合他社に差をつけることも意識しましょう。

費用対効果を算出する

費用対効果を算出することは、自社ECサイトの集客を成功させるために非常に重要なポイントです。

なぜなら、限られた予算を最大限に活用し、効果的な施策にリソースを注ぐためには、投資した費用とその成果を客観的に評価する必要があるからです。

費用対効果の算出によって、どのマーケティング施策が最も効果的であるかを判断できます。具体的な成果データに基づいて、「クリック率」、「コンバージョン率」、「収益」などを分析し、施策ごとの効果を比較することができます。

施策ごとの比較と検証は、効果の高い施策に重点を置き、効果の低い施策を見直すことを可能にします。

また、費用対効果の算出は予算の適切な配分にも役立ちます。どの施策が最も効果的であるかを把握し、予算を適切に配分することができるためです。

無駄な費用を削減し、効果の高い施策に予算を集中させることで、有限なリソースを最大限に活用して自社ECサイトへの集客効果の最大化を実現しましょう。

担当者や委託企業へ任せきりにしない

最後に、担当者や委託企業へ依存しないように注意してください。なぜなら、集客戦略は自社のビジネスとブランドに密接に関わっているからです。

自社の担当者やチームが集客戦略の企画や実行に深く関与することで、ブランドの独自性や戦略の方向性を確保できます。

自社のビジネスモデルやターゲット顧客を理解し、最適な施策を検討することが可能です。また、自社の担当者やチームが集客活動に関与することで、リアルタイムのデータやフィードバックを素早く受け取り、改善や最適化を行うことができます。

もし外部の委託企業に任せきりにしてしまうと、情報の遅延やコミュニケーションのミスが発生する可能性があります。

自社の担当者やチームが集客活動に主体的に関与することによって、戦略の適切なカスタマイズや効果的な意思決定、迅速な改善の実施を可能にし、自社ECサイトの集客を成功させるのです。

まとめ

自社サイトへの集客を増やすには検索エンジンからのSEO対策、Ｗeb広告やSNSを活用することが重要です。

またそれらの施策を継続的に行うことで集客を増やすことができます。またコンテンツマーケティングのような中長期的な施策からインフルエンサーマーケティングのような短期的で実施可能な集客施策を行うことでさらなる集客増加を見込むことができます。

弊社では自社ECサイト運用の売上改善に悩む事業者様に向けて、コンサルティングサービスを提供していますので、自社ECの運用にお困りの方はお気軽にご相談ください。

自社ECへの集客に関するよくある質問