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Amazon商品ページ(カタログ)の作り方とは?手順や売れるポイントも解説

Amazon商品ページ(カタログ)の作り方とは?手順や売れるポイントも解説

Amazonで商品を出品する際、まずはその商品の「商品ページ(カタログ)」を作成することが必要です。商品ページは、商品の顔とも言えるもので、どのように作成するかで直接売上に影響します。

具体的な作成手順や、売れる商品ページを作るためのポイントを理解しておくことで、より効果的な出品が可能となります。

本記事では、Amazonの商品ページ(カタログ)作成の全体像を押さえつつ、具体的な作成手順を紹介しています。また、売れる商品ページを作るためのポイントも解説し、初めて出品する方でも分かりやすいように説明しています。

出品初心者はもちろん、すでに出品経験がある方でも、さらなる売上向上を目指すために参考にしてください。

Amazon商品ページ(カタログ)の概要


Amazonで商品を販売する際には、Amazon商品ページを作成する必要があります。
ただし、Amazonで商品ページを新規作成できるのは「新規出品」の場合のみで、既に商品ページが存在する場合は新たに作成することができません。
既に商品ページが存在する場合は「相乗り出品」となり、既存の商品ページを使用することになります。

「新規出品」と「相乗り出品」を整理

Amazonで商品を出品する方法は大きく分けて「新規出品」と「相乗り出品」の2つがあります。
「新規出品」は、まだAmazon上に存在しない商品を新たに登録する方法です。商品ページ(カタログ)を一から作成し、製品の詳細情報、画像、価格などを設定します。オリジナル商品や、まだAmazonで取り扱いのない商品の出品に用いられます。
一方、「相乗り出品」は既に他の出品者が作成した商品ページに自身の商品を追加する方法です。商品ページは共有されるため、商品情報等の設定は不要です。
どちらの方法を選ぶかは、扱う商品やビジネスモデルによります。適切な出品方法を選び、効率的に商品を販売しましょう。

商品ページがなぜ重要なのか

Amazonの商品ページは、購入者が商品を選ぶ際の最重要の判断材料となります。特に、オンラインショッピングでは、直接商品を手に取って確認することができないため、商品ページに記載されている情報が購入の決定を左右します。
まず、商品ページは商品の「見た目」を伝える役割を果たします。商品名やメイン画像は、顧客が最初に目にする部分なので、一瞬で商品の特徴や魅力を伝えることが求められます。
また、商品詳細情報や、商品説明は、商品の詳細な特性や使用感を伝えるのに重要な役割を果たします。顧客が商品を理解し、自分のニーズに合うか判断するための情報源となります。
さらに、検索エンジンで商品が見つかるかどうかは、商品名やキーワードの設定により大きく影響します。これらの要素を適切に設定することで、商品が上位表示され、多くの顧客に見つけてもらえる可能性が高まります。
以上の理由から、Amazon商品ページの作成は、AmazonでのEC販売を成功に導く上で重要といえます。

関連記事:【最新版】Amazon SEOの仕組み~上位表示対策方法までを解説

Amazonの商品ページ(カタログ)の作成前にアカウントを準備する


Amazonで商品を出品する前に、まずは出品用アカウントを準備する必要があります。セラーで出品する場合には「大口出品プラン」を選択しなければなりません。
大口出品プランは、企業や個人事業主が多数の商品を出品するためのプランです。費用は月額4,900円(税別)で、出品数に制限はありません。このプランを選択した場合に限り、商品ページ(カタログ)を自身で作成することが可能となります。

Amazonの商品ページ(カタログ)作成手順


Amazonの商品ページ作成は、主に以下のステップから成り立ちます。

商品が既に出品されているか検索する

Amazonで商品を新たに出品する際、最初に行うべきことは、すでに同じ商品が出品されているかを確認することです。その理由は、Amazonでは同じ商品の新規ページを重複して作成することは避けるべきとされているからです。
まず、Amazonの「seller central(セラーセントラル)」にログインし、「カタログ」から「商品登録」を選択します。そこで商品名やJANコード(日本の製品に付与される13桁の数字)を入力し、検索ボタンを押します。
該当商品が既に出品されている場合は、その商品ページに「相乗り出品」をする形になります。一方、検索結果に該当商品がなかった場合は「新規出品」をすることになります。

商品名と商品タイプ(カテゴリー)を選択する

Amazon商品ページ作成の際、まず重要なのが商品名と商品タイプ(カテゴリー)の選択です。
まず、商品名は「スペースも含め全角50文字以内」で、品物の特長やブランド名を伝えられるようにすることが重要です。具体的には、製品名やブランド名、商品の特性(カラー、サイズなど)を含めることが推奨されます。
次に商品タイプ(カテゴリー)ですが、これは商品がどのジャンルに属するかを決定します。購入者が商品を探しやすくするため、適切なカテゴリーを選択することが必要となります。
また、選択したカテゴリーによって必要となる情報が変わることもあります。例えば洋服なら「サイズ」、本なら「著者名」が必要になる場合があります。食品&飲料など一部カテゴリーでは、事前に出品許可申請が必要なものもあるので注意しましょう。

製品コードを入力する

Amazon商品ページの作成手順の一環として、「製品コードの入力」は重要です。製品コードは商品の識別に用いられるため、その商品が一つであることを示すコードです。
ここでは「バリエーション」「ブランド名」「JANコード」を入力します。

また、JANコードが存在しない商品の場合は、「製品コード(JAN)免除の申請」を行うことで、JANコードなしでも登録が可能です。

商品の詳細を入力する

Amazon商品ページの作成時、重要なポイントとなるのが「重要情報」の入力です。項目はカテゴリーによって変わりますが、ここでは、主に以下の入力項目を記載します。

出品情報を入力する

次に出品情報を入力していきます。記入する項目は以下の通りです。

商品画像を登録する

まず、Amazonでは「メイン画像」と「サブ画像」を登録することが可能です。メイン画像は、商品検索結果などに表示されるもので、商品の最初の印象を決定します。一方、サブ画像は商品詳細ページでユーザーに表示され、商品の詳細や使い方を伝えるための役割を担います。
メイン画像には次の事項を守るようにしてください。
1.白背景
2.商品が画像全体の85%以上を占める
3.幅のいずれかが1000ピクセル以上、最長辺で500ピクセルである
4.画像はJPEGファイル形式、TIFF(.tif)、PNG(.png)、またはアニメーション以外のGIF(.gif)のファイル形式
5.商品のみが映っていること
6.商品全体が映っていること

サブ画像には以下のような内容を取り入れるとよいでしょう。
1.商品の全体像や細部
2.商品の使い方
3.商品と人物や他のアイテムとのサイズ比較

Amazonの商品ページに使用する画像のガイドラインはこちらをご参照ください。

商品説明を入力する

商品説明欄は、購入者が商品を理解する重要なパートです。ここでは、ターゲットユーザーのキーワード、検索キーワード、商品説明文、を記載します。

売れる商品ページ(カタログ)を作るための3つのポイント


Amazon商品ページが売れるための3つの重要なポイントをお伝えします。

商品名を分かりやすくする

商品名は「具体的かつ具体的なキーワード」を含めることが重要です。例えば、「Bluetooth対応スピーカー」という商品を出品するなら、「BOSE Bluetooth対応スピーカー S1 Pro ポータブル」など、ブランド名やモデル名、主要な特徴を含めましょう。
次に、商品名は50文字以内にまとめることが望ましいとされています。長すぎると、検索結果や商品一覧ページで全文が表示されず、検索キーワードとのマッチング率も下がります。
また、大文字や記号の乱用、キーワードの無理な詰め込みは避けるべきです。読みにくさやスパム性を感じさせてしまい、ユーザー体験を損なう可能性があるからです。
これらの点を意識しながら、分かりやすく、検索しやすい商品名を設定しましょう。

メイン画像の条件を確認する

Amazonでは、メイン画像に対していくつかの基準が設けられています。

  • 実際の商品で、プロフェッショナルな品質の画像であり、代用品ではないことを正確に表している
  • 純粋な白の背景
  • 画像の85%が商品で表示されている
  • 画像の枠内に商品全体を表示し、どの部分も切り取られていない

これら以外にもメイン画像の設定条件が存在するため、気になる方はAmazon seller centralの商品画像の要件を参考にしてください。

在庫管理や配送方法などを仕組化させておく

Amazonの商品ページ作成時には、在庫管理や配送方法などの運用面を計画的に設計しておくことが大切です。適切な在庫管理は、購入意欲を途切れさせることなくスムーズな販売を実現し、顧客満足度を高めます。
具体的には、「在庫がある」「在庫が少ない」「在庫切れ」の各状況を明確に表示することで、顧客の購買行動を促すことができます。また、商品の出荷状況をリアルタイムで更新し、適時に情報を共有することも重要です。
配送方法については、「定期おトク便」のようなサービスを利用することで、顧客のリピート購入を促すことができます。このようなサービスは、商品の定期購入を設定することで送料の割引などの特典があるため、顧客の継続的な購入を促進します。

商品ページ作成や売れる商品ページ設計が難しい場合は「運用代行」もおすすめ


商品ページの作成やその運用は時間と労力を要します。また、売れる商品ページを設計するには、SEO対策やキーワード選定など専門的な知識が必要となります。このような課題を抱えている方には、Amazon出品の運用代行サービスがおすすめです。
運用代行サービスは、商品ページの作成から出品、在庫管理、カスタマーサポートまで、Amazon出品に関わる業務全般を代行してくれます。また、専門的な知識を持つスタッフがSEO対策を行い、商品の露出を高めるための最適な商品ページを作成することも可能ですので、作成リソースや実行リソースがないEC事業者は検討してみましょう。

まとめ

Amazonの商品ページ作成は、商品名や商品タイプの選択、製品コードや重要情報の入力、商品画像の登録、商品説明の入力など一連の手順を踏むことが必要です。また、売れる商品ページを作るためには、商品名を分かりやすくすること、メイン画像の条件を確認すること、在庫管理や配送方法を考慮に入れることなどが大切です。
これらの手順やポイントを理解しながら商品ページを作成することで、より購買意欲を引き出すページ作りが可能になります。しかし、手間がかかったり、わからない点が多い場合は、運用代行を利用するのも一つの選択肢となります。
関連記事:【最新版】ECサイト運営に欠かせないAmazonブランド登録方法と申請手順を解説

Amazon専門チーム
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株式会社いつもが誇るAmazon専門チームが、Amazonにおける最新の集客支援の施策や運用のポイント、広告戦略についてお送りします。

Amazon専門チームは、Amazon専門のマーケティングセンターとして、全国のAmazon運営企業から大手メーカーまで豊富な実績を有しています。Amazon社内の担当者と都度打合せを行っており、現在のAmazonの動向や今後の動きなどを把握し、「今」ではなく「その後」の動きに合わせた対策を行うことができるのが強みです。

本ブログでは、米国での最新事例から、今後日本でも起こるであろうAmazonでの対応策まで、幅広くお伝えします。

Amazon支援グループ 事業責任者
丸山 晃一

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Amazon商品ページに関するよくある質問

 

Amazonのカタログ(商品ページ)作成にはどのくらいの費用がかかりますか?
Amazonのカタログ(商品ページ)は、出品者アカウントを作成し、「大口出品プラン」を選択すれば、誰でも無料で作成可能です。既に商品ページが作成されている場合は、「相乗り出品」となります。
Amazonの商品ページに反映されるまでどのくらい時間がかかりますか?
商品によっては反映されるまでに最大24時間かかる場合があります。
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