公開日：2024年11月29日
最終更新日：2024年12月12日

楽天市場の店舗運営システムであるRMSに、「コンテンツページ」という新機能が追加され注目を集めています。

これまで楽天市場では、店舗独自のページを掲載する際にHTMLやCSSについての知識が必要でしたが、コンテンツページは誰でも簡単に利用できる機能です。

楽天市場で店舗運営をしている方の中には、「コンテンツページの機能・利用方法を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、楽天市場のコンテンツページについて、概要や機能・メリット・注意点・編集方法を解説します。

「コンテンツページを最大限活用したい」「楽天市場での売り上げを伸ばしたい」方は、ぜひ最後までご覧ください。

※閲覧時期により本記事でご紹介の情報は変更・更新されている場合がございます。

楽天市場のコンテンツページとは？

楽天市場に新実装されたコンテンツページとは「店舗独自のページを誰でも簡単に作成できる機能」です。

これまでは楽天市場内で店舗独自のページを出すことは難しく、「楽天GOLDサーバーを利用する」「カテゴリーページを活用する」方法しかありませんでした。

楽天GOLDサーバーにアップロードする形でページを作成する場合には、HTML・CSSの知識が必要で、カテゴリーページを活用する場合には見栄えが悪くなってしまうといったデメリットがあります。

今回実装されたコンテンツページはこれらのデメリットを排除しており、特別な知識がなくとも、店舗独自の情報を盛り込んだ商品・サービスページが作成可能です。

それでは、実際どのような場面でコンテンツページは活用できるのでしょうか？

おすすめの利用シーンをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

特にコラムページは店舗独自の色を出せるコンテンツになり得るため、ユーザーが興味を持ちそうなテーマを考えて作成するとよいでしょう。

コンテンツページの機能

コンテンツページでは、主に3つの機能が利用できます。

それぞれの機能を詳しくみていきましょう。

コンテンツページの作成や編集

1つ目は、コンテンツページの作成や編集ができる機能です。

コンテンツページは、「パーツ」と呼ばれる要素を組み合わせて作成していきます。

作成・編集画面では、パーツの挿入・移動・編集ができ、作成したコンテンツページのプレビューまで確認可能です。

作成・編集画面は縦に3分割されており、それぞれの配置・役割は下記のとおりです。

プレビューを確認しながら直感的な操作で編集できるため、特に知識が無い初心者の方でも簡単に利用できるでしょう。

コンテンツページの管理

作成・公開したページの管理機能も備わっています。

具体的には、ページの公開状態の確認や絞り込みによるコンテンツページの検索が可能です。

また、全コンテンツページに展開可能な「トピックス枠表示設定機能」もこちらの機能から管理可能です。

そして、複製機能も利用できるため、上手に活用することで効率よくコンテンツページを作成できるでしょう。

R-Karteを用いた分析

コンテンツページには、R-Karteを用いることで公開したページを分析できる機能がついています。
R-Karteとは、楽天市場内でデータ分析ができるツールで、「アクセス人数」や「ユニークユーザー数」「平均滞在時間（秒）」「店舗直帰数」「店舗離脱数・率」「店舗回遊率」などが確認可能です。

コンテンツページを作成・公開しても、アクセスが集まっていなければ意味がありません。

そこで重要になるのが、R-Karteを用いた分析なのです。

公開して終わりではなく、分析機能を活用してページの改善を進めていきましょう。

関連記事：【最新版】楽天RPP広告とRMP-SE広告の特徴｜広告効果を高めるコツ・注意点について

楽天市場でコンテンツページを利用するメリット

楽天市場でコンテンツページを利用するメリットは3つあります。

それぞれのメリットがどのような効果に繋がるのか、詳しくみていきましょう。

誰でも作成や編集が可能

誰でも作成や編集が可能な点は、コンテンツページの大きなメリットです。

前述のように従来の方法では、店舗独自のページを出す際に、知識面での難しさがありました。

しかし、コンテンツページはHTMLやCSSの知識を必要としないため、誰でも簡単に作成や編集が可能です。

突発的なイベントや急な予定変更などにもすぐに対応できるため、販売チャンスを逃すことも少なくなるでしょう。

商品名や金額が自動更新される

商品名や金額が自動更新される点も、コンテンツページを利用する大きなメリットです。

従来の方法で公開したページや情報は、元データに合わせて手動で変更する必要がありました。

コンテンツページを利用すれば掲載された情報が自動更新されるため、更新作業の手間が無くなるとともに、正確性の向上やクレームの減少にも繋がっていくでしょう。

具体的には、商品の管理画面から「商品名」「商品画像」「金額」などを変更すると、コンテンツページに反映される仕組みです。

新規とリピートユーザー向けの内容を切り替えることができる

新規とリピートユーザーに対して、それぞれ違うコンテンツページを表示できる点も大きなメリットです。

新規とリピートのユーザーでは、求める情報が異なります。

たとえば、リピートユーザーに向けて初回割引の情報を提示しても意味がありません。

そこでコンテンツページを利用することで、新規・リピートユーザーそれぞれに最適な情報を届けることができるのです。

適切に内容を切り替えることで、売り上げ・顧客満足度の向上が期待できるでしょう。

コンテンツページの注意点

コンテンツページは、誰でも簡単に利用できる便利な機能ですが注意点もあります。

1つ目の注意点は、簡単に利用できる反面、カスタマイズの柔軟性が低いことです。

コンテンツページはパーツを組み合わせてページを作成するため、それ以上のことは実現できません。

また、配置できる場所も限定されているため、他の店舗と全く違うページを作るといったことも難しいですが、用意されたパーツだけでも充分に魅力的なページが作成できますので積極的に改善に取り組むようにしていきましょう。

2つ目の注意点は、フリーテキストの情報は自動更新されない点です。

コンテンツページでは、管理画面のデータと連動させて自動更新が可能ですが、正しい方法で情報を挿入しないと自動更新が適用されません。

必ず、パーツを使用する形で商品情報を追加するようにしましょう。

コンテンツページの編集方法

コンテンツページの編集方法を4ステップに分けて解説します。

1.RMS画面の「コンテンツページ管理」を選択
2.タイトルを設定しページを作成
3.保存してプレビュー
4.公開設定

ステップごとに詳しくみていきましょう。

RMS画面の「コンテンツページ管理」を選択

コンテンツページは、RMS画面から編集できるため、まずはRMSにログインしましょう。

ログインできたら、トップページから「店舗設定」→「コンテンツページ管理」→「ページを新規作成」を選択していきます。

遷移先のページにて、コンテンツページの編集が可能です。

タイトルを設定しページを作成

ページ作成の際には、まずはじめにタイトルを設定しましょう。

ページタイトルは管理画面の右側で設定できます。

タイトルは楽天市場内の検索結果にも表示されるため、商品に関わるキーワードを含めつつ、興味を惹きつけるタイトルを考えましょう。

続いて、ページ内のコンテンツを作成していきます。

管理画面の左側から、挿入したいパーツを選択して編集していきましょう。

コンテンツページで利用できるパーツを一部紹介するので、作成する際の参考にしてみてください。

どのようなパーツがあるのか把握し、実際にページを作成する前にコンテンツページの構成を作っておくと、スムーズにページが作成できるのでおすすめです。

保存してプレビュー

コンテンツページが作成できたら、管理画面右上の「保存してプレビュー」を選択しましょう。

それまでに作成した内容が保存され、実際ユーザーに対してどのようにコンテンツページが表示されるか確認できます。

誤字脱字や装飾ミスをはじめ、表示におかしな部分がないか最終確認しましょう。

公開設定

コンテンツページが作成できたら、画面上部の「ページ・公開設定」を選択し、ページURLとサムネイルを設定しましょう。

ページURLアクセス設定を「可能」にすることで、ページが公開されます。

なお、コンテンツページでは「予約公開機能」が利用可能です。

ページの作成後、公開したい日時を設定しておくことで、自動的にページを公開してくれます。

日付が変わると同時に情報を解禁したい場合や手動での公開が難しい場合など、積極的に活用していきましょう。

まとめ

楽天市場の新機能である「コンテンツページ」は、店舗独自のページを従来の方法よりも簡単に作成・公開できる機能です。

これからコンテンツページを利用する店舗運営者が増えることが予測されるため、今から活用を検討しておきましょう。

中には、「コンテンツページを活用したいけど、どのようなテーマでページを作成したらいいかわからない」といった方もいらっしゃるかもしれません。

そのような場合には、楽天市場をはじめ、さまざまなECサイトの支援実績がある株式会社いつもにご相談ください。

楽天市場のコンテンツページに関するよくある質問