みなさまこんにちは。株式会社いつも.のロジスティクスプランナーです。今回は、EC物倉庫内で気をつけたい商品管理の常識についておさらいも含めてご紹介しましょう。

知らないと損をしている可能性も。2つのロケーション管理方法

倉庫内ではロケーション管理方法によって商品の管理を行っています。ロケーション管理とは、倉庫内にある商品をピッキングしやすいように、商品の保管場所を住所と番地で管理し、システムで判別したり、看板などを設置して目で見てすぐ分かるようにしたりすることです。このロケーション管理方法には固定ロケーションとフリーロケーションの2つの方法があり、扱い商品の特性によって向き不向きがあります。不向きな運用を続けている場合は「保管コスト」「出荷業務コスト」が増加してしまいますのでご注意下さい。

固定ロケーションは、言葉の通り毎回同じ商品を予め決められた同じ場所に保管する方法で、Aという商品が2点ある場合、001-001-01など指定された番地に2点まとめて保管されます。フリーロケーションは流動的に保管場所を変える管理方法を指します。Aという商品が2点ある場合、001-001-01という場所に1点、002-002-02に1点などという風に同じ商品でも保管場所が別れる事になります。

商品の判別が比較的難しいものや、ロット管理をアナログで行う場合などは固定ロケーションを使ってルールを固めてしまうことでピッキングミスを防ぐことが可能になる反面、在庫数が極端に減っても商品の種類毎の保管場所が固定されているため、種類数が増えると保管坪数が増えていき、一度増えると売り減らしても保管坪数が中々減らないというデメリットもあります。固定ロケーション中心で商品保管を効率良く行う場合は終売品のロケーションに販売中の商品を詰めるなどして、定期的に「無駄なスペース」を潰していく運用とセットで行う事が望ましいです。物流業務を外部に委託している会社様においては、委託先がWMS(倉庫管理システム)を導入しているか確認下さい。WMSが導入されていない場合は高確率で固定ロケーション運用になっています。無駄なスペースがそのまま請求されている事もあるかもしれません。

フリーロケーションは前述のように同じ商品でも複数の場所に別れて保管されています。これはどういう事かと言うと「棚が空いている所から順に詰めていく」ためにそうなっています。つまり、保管スペースの空きが出来れば流動的に詰めて保管することが可能となり、効率的に保管スペースを使用することができます。リアル店舗では各メーカーの場所取り合戦があったり、利益性の高い商品を優先して置く必要があったり、目につきやすいように商品の向きを調整する面出しなど、いわゆる棚割は商習慣によって保管スペースの効率性を無視したものになっている事が非常に多いです。

ECの場合はそもそも保管スペースにお客様が来ないため、そのような商習慣のしがらみもなく、保管スペースを効率化する事はつまりコストを下げる事になり、それを商品代値引きや送料無料に還元すれば何よりお客様のためになります。バックヤードのこんな小さな取り組みでも、店舗の競争力を強化する事につながります。

取り扱う商品や出荷に至るまでに行う作業によって、フリーロケーション固定ロケーションどちらが良いかは異なります。最高の効率化のために両方をミックスさせる場合もWMSを導入した倉庫では行う場合もあります。一部固定、一部フリーといった対応が可能な場合もあるため、倉庫を見学できるようであれば一度現地を見学してみるのもオススメです。

商品管理で気をつけたいポイントは細かくてもしっかり伝える

商品によっては、化粧品や時計といった高級商材では倉庫内での移動の際にも手袋の着用を義務付けて指紋が付着するのを防ぐなど、商品に合わせて管理方法に気をつけるべきポイントがあります。特に温度管理は行っていません、とお問い合わせの際にもよく耳にしますが、常温の倉庫だと夏場に室温が30度を超えてしまう場合もあったり、倉庫のスペースの割り振り上、直射日光が当たる位置となる場合も中にはあります。実際に、常温倉庫に委託していたら、革製品に日が当たって商品がだめになってしまったなんていうお話を伺ったこともあります。定温、遮光、等々細かい部分でもきちんと要件として伝えるようにしましょう。これは前述のロケーション管理と大きく関連します。Xxの商品はyy度指定のためzzの番地に保管と細かく伝え、ロケーション管理を行っていないと正確な運用は難しくなります。

ロケーションの管理方法は保管コストや商品を出荷する作業コストなどに大きく影響する重要な項目です。今回ご紹介したポイントを含め、コストとサービス、更にはリスク管理まで含めたバランスの良い物流体制を整えるようにしましょう。

 

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いつも. マーケティングチーム
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