委託のポイントは商品マスタ
こんにちは。
株式会社いつも. のロジスティクスプランナーの中島です。
今回は物流を含めたバックヤードにおいて、大変重要な商品マスタの必要性を改めて考えてみたいと思います。
普段ECを運営していく中で商品マスタは、自分たちで最低限管理が出来ていれば何でもいいのでは?とお考えの方もいるかと思います。
たしかに自社で運営を行う事は可能かと思います。
しかし、次のステップとして物流のアウトソースを検討した場合、各SHOP毎に異なる商品マスタを登録してしまうと委託を検討する際、必ずネックとなる部分になります。
それは何故か・・?
自社で出荷作業を行っている場合、商品知識を持ったスタッフの方が作業をされる為、パッケージ等を見ただけで商品か判断が付くと思います。
一方物流現場では、入荷、出荷作業などを商品の知識がないスタッフが作業を行う為、商品を判別するには商品マスタの情報が非常に重要となります。
その為、この商品マスタがモールやチャネル毎に登録されていた場合、商品マスタが複数存在してしまい、商品の特定が出来なくなってしまいます。
結果、出荷業務等に支障が出てしまう事となり、コストアップや物流スピードの低下など大きなリスクに変化していきます。場合によっては入出荷が行えなくなる事もあるのです。
商品マスタは、サイトに登録する為に必要なだけでなく早く低コストで商品を発送する為の仕組みでもあり、商品マスタを見ただけで、商品知識が無いスタッフでもどのような商品かわかるようにする為のモノなのです。
今は自社で出荷を行っているし問題が無いと思う方も売上は上がり、物流のアウトソーシングを検討した時、商品マスタを変更する事はとても時間のかかる作業です。
その為、早いうちから準備を進めておく必要があります。ぜひこの機会に商品マスタを今一度見直してみて下さい。
いかがでしたでしょうか?
物流を委託するという事は、商品を納品すれば終わりではありません。各倉庫により入出荷には基本となるデータ、ルールがあり、今までの運用では賄えない場合があります。
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