公開日：2019年4月9日
最終更新日：2022年9月7日

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ECモールと自社ECの違いを細かく解説

ECモールと自社ECでは、そもそも来店する目的が違う。実際のお店でイメージすると、
ECモールは大型のショッピングセンターやショッピングモールのようなもので、自社ECは単独で営業する路面店というイメージがとても近い。

ショッピングモールにはたくさんの店舗が入っているから、特定の店舗や商品の知識、つまり「このお店のこの商品が欲しい」という具体的な欲求がなくても、ふらっと来店してお買い物をする可能性があるんだ。

対して、自社ECの場合は路面店と同じで、消費者が「欲しい」と思うものがないと、そもそも来店されるチャンス自体が少ないんだ。つまり、『集客モデルが大きく違う』ということなんだ。

その点、ECモールでは一つの商品購入から新たな集客につなげるための仕組みも充実している。
例えば、売上ランキングへの露出やモール内検索の順位向上など、商品購入と同時にモール内での露出を増やせる仕組みが整っている。
しかもECモール自体に圧倒的な集客力があるから、商品が売れれば露出が増え→新規顧客の来店につながり→さらに売上につながる「自走サイクル」が回っていく仕組みになっているんだ。

自社ECは顧客名簿が命！集客のポイントと対策

売れる商品の露出を増やすことで新規顧客を獲得し、売上を伸ばしていくECモールに対して、自社ECではサイト内でのランキングやサイト内検索の順位が上がっても、自社サイト内の変動があるだけで、集客が増えるわけではないから「自走サイクル」を回すことはできないんだ。

最初に説明したように、自社ECは「特定の商品を購入する必要性」がないと来店されることが少ないため、ECモールに比べて集客が難しい。だから、自社ECで売上を伸ばすために欠かせないのが「顧客名簿」なんだ。顧客名簿からメルマガやDMを送ることで商品露出を増やし、能動的に売上を伸ばすことができるのが自社ECの特徴なんだ。

もちろんECモールでも、リピート客は売上を伸ばすために重要だけど、顧客情報がモール運営側の所有となり、出店企業側が独自で調査できない仕組みになっているから、自社ECのような顧客名簿を作ることができないんだ。

このように、新規客をドンドン増やして売上を伸ばすタイプであるECモールと、顧客名簿でお客様との関係性を強化し、深い付き合いをしていく自社ECには大きな違いがある。だから、「自分たちがどのような商品をどのように売っていきたいのか」をしっかり考えて自社ECとECモールの使い分けをする必要があるんだ。

 

モールと自社ECとの違い

 

先輩のワンポイントアドバイス

「新規客を意欲的に増やす」のか、「関係性を構築する」のか。ECモールと自社ECとの違いを理解して、自社で展開する際の参考にしよう。