公開日:2021年9月2日

Amazon広告費売上高比率「ACoS」読み方の徹底解説【動画あり】

Amazon広告費売上高比率「ACoS」読み方の徹底解説【動画あり】

【⇩記事の要点を動画で確認⇩】

 

みなさんこんにちは。

Amazon(アマゾン)出店におけるコンサル、広告運用、運用代行などでアマゾンマーケティングを支援する株式会社いつも.のコンサルタントです。

今回はAmazon(アマゾン)で長年(いまさら聞けない?)論争が続いていた「ACoS」の正しい読み方をあらためてご紹介しちゃいます!

ECコンサルタントならではの体験が、皆さんのお悩みに終止符を打ちます!(弊社内だけかもしれませんが・・・)

「ACoS(広告売上高比率)」とは?

「ACoS」とは、日本語表記だと広告費売上高比率となります。これは、アマゾンスポンサープロダクト広告等の広告で使われるAmazon(アマゾン)独自の指標なので、聞き慣れない方も多いかもしれません。ACoSは、広告費÷売上高で算出されるため、400円の広告費をかけて2,000円の商品を売った場合、ACoSは20%となり売上に対して広告費が何%掛かったかを示す指標になります。

ACoSであれば、商品の粗利率をACoSが超えたら赤字であると一目でわかるため、非常に使いやすい指標と言えます。例えば粗利率30%の商品でACoSが31%だとその商品は1%分赤字、という具合です。

「ACoS」の正しい読み方とは?

そんな便利なACoSなのですが唯一個人的に難点(?)があったのです。

それでは「ACoS」ってなんと呼ぶのか正しいのか!?

ネットで検索してもフリガナはどこにも見当たりません!これではコンサルタントにとって、口頭で説明する際に不便極まりないのです!

実は、恐らく「エーコス」だろうと、最早決め打ちで使っていたのですが、先日Amazon(アマゾン)の方と直接お話しする機会があった際に、それが正解ではないことが判明したのです!その会話のやりとりはこのようなものでした。

「この商品はエーコスもいいですね」と私が伝えると、

Amazon(アマゾン)の方が「えーこす?何ですか?」と聞き返して来たのです。

これは遂に真実を解き明かすチャンスが来た!と、私は一時の恥を忍んで尋ねました。「ACoSって、正しくは何と読むんですか?」と!その驚愕の答えは

「いやぁ、特に正解とかないと思いますけど、私たちはエーシーオーエスって言ってますねぇ。」

・・・そう!答えは無いのです!ACoSはACoSなのです!

答えはないのですから自分で分析する際には、好きに心の中で呼べば良いのです!

でも、誰かに説明したり、Amazon(アマゾン)の方とお話する機会があった際には注意が必要かもしれません!

こうして私の疑問は解消されたのです。ちなみに、ACoSはAmazon(アマゾン)のキャンペーンマネージャーで自動的に表示されるようになっているため、商品の粗利率を把握して有効に活用してくださいね!
※2022年4月現在は「エーコス」で定着しております。

「ROAS」とは?

「ACoS」よく似た指標としては、通販の広告効果を示す際によく使われる「ROAS」があります。売上高÷広告費×100(%)で算出するので、2,000円の売上に対して400円のコストをかけた場合、ROASは500%となります。ROASは広告費に対して何倍の売上を出したかを示す指標になります。

h2:Amazon(アマゾン)広告運用で使用する指標や用語の解説

今回の記事でメインに取り上げている「ACoS(広告売上高比率)」「ROAS(広告費用対効果)」の他にも、Amazon(アマゾン)で広告を運用していく中で、最低限抑えておきたい指標や用語を紹介します。

・広告クリエイティブ:Amazon(アマゾン)広告に使用する画像・動画・テキストのことを指します。お客様の画面に表示される広告部分の全体にあたります。

・広告フォーマット:配信するAmazon(アマゾン)広告の種類です。動画広告やディスプレイ広告などが一般的な広告フォーマットです。

・オーディエンス:Amazon(アマゾン)広告を配信するターゲットの種類(層)を指します。

・広告インプレッション;Amazon(アマゾン)広告が表示された回数になります。

・クリックスルー率(CTR):Amazon(アマゾン)広告がクリックされた率になります。クリック数/インプレッション数で算出されます。

・クリック単価(CPC):1クリックあたりの平均支出額です。支出額/クリック数で算出されます。

・コンバージョン数(CV):Amazon(アマゾン)広告経由であるアクション(コンバージョン)がされた回数を指します。コンバージョンのアクションとして、商品購入数・カート入れ数などがよく用いられます。

・コンバージョン率(CVR):Amazon(アマゾン)広告のクリック数に対してコンバージョンされた割合を指します。コンバージョン数/広告クリック数で算出されます。

・コンバージョン単価(CPA):1コンバージョンあたりに発生した支出額です。支出額/コンバージョン数で算出されます。

Amazon(アマゾン)広告で掲載されやすいポイント

Amazon(アマゾン)広告で集客対策を行っているが、競合よりもなかなか優位な位置に広告を掲載できないというお悩みをよく相談されます。

Amazon(アマゾン)広告で自社の広告を上位表示されるためのポイントは、ずばり「広告ランクを上げる事」です!

Amazon(アマゾン)広告では、この広告ランクを基に掲載順位が決定されているのです。

広告ランクの決定要素は以下です。

広告ランク = 入札額 × 関連性 ×広告実績

例えとして広告の実績を考慮せずに、入札額=100円、関連性=1のAmazon(アマゾン)広告Aと、入札額=10円、関連性=15のAmazon(アマゾン)広告Bがあったとします。

この時のそれぞれの広告ランクは、

Amazon(アマゾン)広告Aの広告ランク=100

Amazon(アマゾン)広告Bの広告ランク=150

となり、入札額が圧倒的に少ない広告Bの方が優先的に上位に表示されるのです。

つまり、もっと深堀りしていくと、関連性を高めることがポイントになります!

では、この関連性はどのような情報を基に決定されるのでしょうか。

実は、様々な情報を基に決定されていますが、最も大事になってくるのが「商品ページ」と広告で配信する「ターゲット」や「キーワード」との関連性です。

Amazon(アマゾン)側もAmazonモール内でより多くの商品を買ってもらいたいと思っています。そのため、適切なターゲットと適切な検索キーワードに対して、適切な商品を配信したいと考えています。広告が配信される際、商品ページがチェックされ、本当に適切な商品なのかを判断されている覚えておきましょう。

そのためにも、まずは商品ページの最適化から取り組むことを弊社ではおすすめしています!

Amazon(アマゾン)の商品ページの最適化に関するポイントは以下の記事にまとめてあるのでご覧になってください。

https://itsumo365.co.jp/blog/post-13589/

 

Amazon(アマゾン)広告で上位に掲載されるためには、「商品ページの最適化」から行うことを意識しましょう!

[あわせて読みたい]

【2021年最新版】今から始めても遅くない!Amazon広告の必要性と具体的事例を解説

Amazon売上アップのための5つのステップ【動画付き】

Amazonスポンサープロダクト広告を改善するコツ【動画解説】



Amazon専門チーム
Amazon専門チーム
  
株式会社いつもが誇るAmazon専門チームが、Amazonにおける最新の集客支援の施策や運用のポイント、広告戦略についてお送りします。

Amazon専門チームは、Amazon専門のマーケティングセンターとして、全国のAmazon運営企業から大手メーカーまで豊富な実績を有しています。Amazon社内の担当者と都度打合せを行っており、現在のAmazonの動向や今後の動きなどを把握し、「今」ではなく「その後」の動きに合わせた対策を行うことができるのが強みです。

本ブログでは、米国での最新事例から、今後日本でも起こるであろうAmazonでの対応策まで、幅広くお伝えします。

Amazon支援グループ 事業責任者
丸山 晃一

Amazon(アマゾン)専門のコンサル・広告運用・運営代行サービスはこちら

acosに関するよくある質問

 

「ACoS」とは?
広告費売上高比率となります。これは、アマゾンスポンサープロダクト広告等の広告で使われるAmazon(アマゾン)独自の指標となります。
「ACoS」の読み方は?
2022年4月現在は「エーコス」で定着しております。
サービス資料4点セット