知らないとまずい!越境ECに必須のショッピングカート4つを解説

知らないとまずい!越境ECに必須のショッピングカート4つを解説

EC事業を成功させるためには、様々な要素が必要です。

上の図は、EC事業を成功させるために重要となる要素や業界のサービスをまとめたマップです。これらのなかには、主に以下の要素があります。

  • (マップ左端)販売チャネル…どの場所で売るか
  • (マップA)サイト構築…どんなサイトを構築するか
  • (マップB)集客…どんな方法でお客さんを集めるか
  • (マップC)転換率向上…集めた見込み客を購入に転換する
  • (マップD)リピート…一度購入してくれたお客さんに長くファンになってもらう

各要素には、複数の種類があり、そのうちのどれを選ぶかも重要です。今回はマップAの「サイト構築」から、「越境カート」について説明していきます。

1.越境ECのショッピングカートには4種類ある

越境カートとはその名のとおり、海外通販の「越境EC」向けのショッピングカートです。越境ECのショッピングカートは、大きく分けて以下4つの種類があります。

  • 国内向けASPカートの越境対応
  • 越境EC専用カート
  • 特定の国向けに開発された越境ECカート
  • 各国のモール

ここでは、それぞれの越境ECショッピングカートについて、一つずつ説明していきます。

1-1.国内向けASPカートの越境対応

越境ECのショッピングカートの1つ目は、「国内向けASPカートの越境対応」です。これは通常の国内販売用のASPカートにオプション機能を付けたもので、外国の言語や通貨の追加や変更ができます

国内向けASPカートの越境対応は、すでに国内で利用しているカートなので、容易に導入できることがメリットです。しかし一方で、言語や決済種別に制限が多いというデメリットもあります。

そのため国内向けASPカートの越境対応は、海外通販向けというよりは、外国人観光客や日本在住の外国人に販売するためのECサイトになります。

1-2.越境EC専用カート

2つ目は「越境EC専用カート」です。越境EC専用カートには、海外通販向けに特化した以下の機能が用意されています。

  • 販売先の国にサーバーが用意されている
  • 言語や決済種別が多い
  • 管理画面の多言語化

管理画面の多言語化は、現地スタッフによる運用を考慮しての機能です。言語や決済種別も多いので、海外通販にはうってつけの越境カートだと言えるでしょう。

1-3.特定の国向けに開発された越境ECカート

3つ目は「特定の国向けに開発された越境ECカート」です。

国によって、ECのトレンドはそれぞれ異なります。特定の国を対象に海外通販をするなら、越境カートには、その国のマーケットに合わせた機能が必要です。

例えば台湾では、日本製品の単品通販がトレンドなので、リピート通販やSMSメール配信の機能が不可欠です。また、台湾の公的な領収書である「統一発票」ができる機能も欠かせません。

1-4.各国のモール

越境カートの最後の1つは、「各国のモール」です。このモールとは、越境EC専門のECモールを指します。

各国のモールに出品・出店する形なら、自社サイトで越境ECのショッピングカートを用意する必要はありません

中国では、こうしたモール文化が根付いています。こうした国への販売を考えるなら、自社サイトではなく、越境モールへ出品・出店するのもひとつの手法です。

2.トレンドと今注目のサービス

最近の日本の海外通販では、単に日本の商品を海外に向けて販売するだけではなく、以下の日本流のおもてなし機能をECサイトに搭載し、「ASEAN(東南アジア諸国連合)」に向けて発信していくのがトレンドです。

  • 申込入力フォーム
  • CRM(顧客関係管理)
  • ステップメール(台湾ではSMS)
  • いきなり定期

※「いきなり定期」とは、お試し商品の購入を経ずに、初回から定期購入に申し込んでもらう販売手法

また、海外通販では、国によって単品通販と総合通販の市場規模が違うので、自社の商品特性を考慮して販売先の国を検討することが重要です。

この他にも、販売先の国でのプロモーション施策や運用スタッフの確保、物流改善など、課題はたくさんあります。海外通販では、現地での良いパートナー選びも、事業成功のカギだと言えるでしょう。

もちろん、海外通販を成功させるには、自社に合った越境カート選びも重要です。ここでは、今注目の越境カートのサービス3つを紹介していきます。

2-1.LaunchCart(ランチカート)

出典:LaunchCart

LaunchCart(ランチカート)」は、「スターフィールド株式会社」が提供する越境カートです。

LaunchCartは、台湾向けの自社サイト導入実績がナンバー1となっています。台湾越境ECに必要な単品通販機能や決済連携はもちろん、総合通販化、世界対応などをスムーズに行えます。

現地パートナーとのコネクションも強く、マーケティングやフルフィルメント(商品が注文されてからお客さんの手元に届くまでの業務全体)の相談も可能です。

2-2.Live Commerce(ライブコマース)

出典:Live Commerce

Live Commerce(ライブコマース)」は、「株式会社デジタルスタジオ」が提供する越境カートです。

Live Commerceの特徴は、機能を拡張できる「プラグイン」が豊富な点にあります。サードパーティー(第三者団体)が開発したプラグインを使って、言語や通貨、ショッピング機能の追加、他サービスとの連携などのカスタマイズが可能です。こうした特徴から、多国向けかつ、総合通販向けの越境カートと言えるでしょう。

別途、海外向けの越境ECモール「Discovery Japan(ディスカバリー・ジャパン)」にも連係できるので、利用することで販売チャネルが広がります。

2-3.Magento(マジェント)

出典:Magento

Magento(マジェント)」は「Magento Inc.」が提供する、オープンソースのECプラットフォームです。

Magentoはアメリカで開発され、世界中で使われています。サードパーティー開発の「エクステンション(拡張機能)」が豊富なので、多言語、多通貨、多店舗サイトがすぐに始められます。一方で、インフラ管理にはパートナーを探す必要があるのがデメリットです。

3.越境カートの選定ポイント!

ここまで説明してきたように、越境カートのサービスには様々な種類があります。では越境カートのサービスは、どのように選べばいいのでしょうか?ここでは、越境カートの選定ポイントについて説明していきます。

3-1.販売商品と販売先の国を決める

最初に、販売する商品や販売形態に合わせて、販売する国を決めましょう。例えば単品通販なら、台湾が時流です。

このように、販売する商品や販売形態のマーケットが大きい国を調査するといいでしょう。

3-2.販売先の国で実績のあるカートを選ぶ

言語や決済手段、物流やプロモーション連携は各国多様です。販売する国を決めたら、その国のこうした特性に合った越境カートを選びましょう。

また、販売先の国での実績がある越境カートを選ぶことも重要です。販売先の国での実績があるカートなら、その国の特性に合った機能が搭載されているはずです。

3-3.各国のモールに出店・出品する方法も

先ほども説明したとおり、海外通販は越境カートを利用して自社サイトで行う以外にも、海外のモールに出店・出品するという方法もあります。

自社サイトで行うよりも、モールでの集客・販売が適している国もあります。こうした国では、モール出店を選んだ方が売上も期待できるでしょう。

あわせて、モール対応が可能な業者の活用も検討するといいでしょう。

4.まとめ

越境カートは、以下4種類あります。

  • 国内向けASPカートの越境対応
  • 越境EC専用カート
  • 特定の国向けの越境ECカート
  • 各国のモール

国内向けASPカートの越境対応は導入が容易ですが、言語や決済種別などの制限が多く、海外ECにはあまり向きません。越境EC専用カートは、言語や決済種別が多いため、多国向けの海外ECにうってつけです。

特定の国向けの越境ECカートは、お目当ての国があるなら、ぜひ活用したい越境カートです。また、自社サイトで越境カートを利用する以外に、各国のモールに出店・出品するという方法もあります。

これから越境ECを始める事業者の方は、ぜひこの記事を参考にして、自社にぴったりの越境カートを選びましょう。

この記事を書いた人

いつも. マーケティングチーム
いつも. マーケティングチーム
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