公開日:2020年12月15日

楽天市場のスマートフォンサイトのリニューアルと今後の行方

みなさんこんにちは。
楽天市場の広告運用、運用代行、コンサルティングなど総合マーケティング支援を提供する株式会社いつも.のコンサルタントです。

2020年8月に楽天のスマートフォンサイトがリニューアルされました。
リニューアルによって何がどう変わったのでしょうか。リニューアルのポイントと2020年下期をあらためて振り返ります。
また、2021年上期と今後の楽天の行方について展望します。

まずは、リニューアルのポイントから見ていきましょう。

スマートフォンサイトの新機能、9つのポイント

スマートフォンサイトはPC以上に利用が進み、重要性を増しています。アプリからの流入も増えており、これまで以上にスマホでの見え方を意識することが求められています。

楽天市場では、2020年8月にそのスマートフォンサイトがリニューアルされ、新しい機能が大幅に追加されました。

ここでは、今回のリニューアルについて追加機能を中心として以下9点でまとめ振り返ります。

1.大型セールの告知バナー表示

スマホページの最上部に、固定で表示されるようになりました。
楽天スーパーSALE、お買い物マラソンといった大型セール期間中は楽天全体で、共通の告知バナーが自動表示されるようになりました。

これにより、ユーザーはイベントを認識しやすくなりました。

2.店舗ヘッダーのデザイン変更

これまでは店舗名のみだったヘッダーが、店舗ロゴも表示され、追従されるようになりました。

よりユーザーから見た店舗様ごとの違いが一目で分かりやすくなりました。

3.大バナーのタイマー機能搭載

大バナーには、表示期間を事前に設定できるタイマー機能が搭載されました。
また、商品ページ/カテゴリページでは、よりユーザーの視認性を向上させるために、店舗ヘッダーの下に表示されました。
サムネイルの上に表示がされるようになり、かなり目につきやすい場所に変更されることになりました。
また、設定枚数は10枚まで設定でき、スライダー形式になりました。

タイマーも設定できるということで「セール間近になったら表示させる」などの運用が可能になりました。

これにより、大バナーはかなり使い勝手がいいものになりました。

4.目玉カテゴリの新設

目玉カテゴリは、店舗内の回遊性を向上するために新設されました。

店舗様任意のカテゴリの設定が可能なものです。
商品ページ/カテゴリページでは、今まで自分達でカテゴリページへの導線を入れるしかなかったところを、RMSで設定できるようになりました。

目玉カテゴリは回遊率アップのために、ぜひ活用したいものとなりました。

5.フローティングアンカーリンクの新設

ユーザーがページを下に移動しても上部に固定表示されるパーツが新設されました。

これにより、商品ページ内でユーザーが見たい情報にすぐにアクセスできるようになりました。
「商品」「詳細」「レビュー」「ショップ」の4つのボタンが置かれ、商品の説明画像が見たい人は「詳細」、レビューが気になる人は「レビュー」を押すと該当箇所へ遷移する形になりました。

スクロールの手間が省けるのでユーザーにとっては商品を検討しやすくなりました。

6.視認性を向上させるデザイン変更

商品名や販売価格などの表示デザインが変更され、よりユーザーに伝わりやすくなりました。

商品名とキャッチコピーは同じ大きさ、太さでしたが、リニューアル後は商品名が大きく太くなり、キャッチコピーは小さく薄く表示されるようになりました。これにより、キャッチコピーについてはかなり目につきづらくなったとも言えます。

7.クーポン表示の追加

ユーザーへの訴求力を向上するために現状のクーポン表示に加え、新たに販売価格のすぐ下に該当商品で使えるクーポンが自動表示されました。

価格のすぐ下にクーポンが表示され、かなりわかりやすくなりました。
クーポンの取得率もアップしやすくなったと言えるでしょう。

8.「ショップからの重要なお知らせ」掲載

「長期休暇の告知(Web)」をリニューアルし、「ショップからの重要なお知らせ」に変更されました。

また、この項目内で入力した内容は、注文確認画面だけでなく商品ページ内に表示されたことで、あちこちにお知らせのバナーを貼らなくてもよくなりました。

9.スマートフォン用商品説明文の利用可能な画像枚数が20枚に

商品説明文で、より詳細に商品の魅力を伝えられるように、とのことで利用可能な画像枚数が10枚から20枚に変更されました。

これまで10枚というかなり少ない枚数の中でやりくりしていた店舗様にとっては大ニュースとなったのではないでしょうか。

なお、キャビネットにアップロードできる最大サイズもアップしたため、より大きい画像をたくさん設置できるようにもなりました。

スマートフォンはパソコンの画面に比べ小さいことから、テキストの情報よりも画像の情報が重要になってきます。
リニューアルを機会にこれまでテキストで表示されていた箇所を画像に切り替えた店舗様もいらっしゃると思います。

最後に本リニューアルに伴う今後の行方と展望についてお伝えします。

背景に楽天ブランドの品質統一、視認性・回遊率向上で売り上げ向上を

大きな俯瞰としては、リニューアルの背景に、楽天ブランドの品質統一と向上を目指した大きな変化を捉えることができます。

楽天の良さは店舗様が自分でブランディングを出来ることでした。
元々各ショップの店長が作り上げてきたのが楽天市場です。売れない時期から工夫してPDCAを回し、ECの各フェーズに合わせて運営してきたため、個性が強い店舗様が多いのが特徴と言えました。

この流れの転換点となるのが、今回のリニューアルであり、2020年下期はそのタイミングとして位置付けられることになりそうです。

実務的には、今回の変化により、以前のデザインやルールが大きく変わり、やりづらさを感じる部分もあったかもしれません。特に、HTMLタグの利用制限については、撤去に時間がとられてしまった店舗様も多いかと思います。

ただ、その分、上記の通り改善されたところも多々指摘できます。
リニューアル版デザインを最大限活用していくことが求められたのが、楽天市場の2020年下期だったと言えるでしょう。

2020年の変化の波に乗りつつ、ECシフトも含めて成長が続く楽天市場においてスマートフォンサイトを中心に先手を打てるようにしたいところです。

ぜひ今回のリニューアルの変化をうまく活用し、スマートフォンページの視認性・回遊率を上げ、売り上げアップにつなげていきましょう。

※本記事に掲載されている、事例の内容、売上に関する情報、サービスの価格・機能・仕様などの情報は、変更・更新になっている場合がございます。